SSブログ

2020-07-31 [twitter投稿]



nice!(0)  コメント(0) 

ヒゴタイ(肥後躰、平江帯)の花 ! [ヘッダー画像]

200731no3.JPG
撮影日:2020.07.31
福智山ろく花公園
nice!(0)  コメント(0) 

釜蓋朔日(かまぶた ついたち) [かわうそ@暦]

□釜蓋朔日(かまぶた ついたち)
 「七月朔日には、地獄の釜の蓋が開く」ということで、この日を釜蓋朔日といいます。七月はお盆の月(暦月)。釜蓋朔日はそのお盆の月の始まりです。さて、ここでいう七月は、この釜蓋朔日という言葉が生まれた時代使われていた暦、現在のいわゆる旧暦でしたので、現在の新暦の暦日とは大体一月ほど時期がずれます。お盆の行事は、東京などの一部地域で新暦で行われる例はありますが、現在のところ多くの地域では旧暦時代に行われていた時期に近い時期に行われています。「旧暦時代に行われていた時期に近い時期」とは持って回った言い方。「旧暦時代に行われていた日」と言っちゃえばいいようですけれど、ご存じの通り、旧暦の日付を新暦の日付に変換すると、年ごとに変換後の新暦の日付は大きく変わってしまいます。これだと、日常生活を新暦の日付に沿って営む現代社会の人にとっては、扱いにくいものになってしまいますから、旧暦の日を新暦に変換するという方式は、あまり使われなくなってきています。そこで次善の策として、旧暦時代の季節感を取り入れつつ、新暦でも日付が分かり易い方式をとる方式が普及しました。どうやってそうするかというと、旧暦の日付の暦月に「+1」した新暦の月の同じ日付に実施するのです。きちんと調べたわけではないのですが、身の回りの状況を見回すと、ほとんどが簡便な後者の方式をとっているようです。旧暦時代、七月十五日に行っていた盂蘭盆を八月十五日に行うといった方式で、一般にこうした方式で日取りを決めたものを「月遅れ」と言い表しています。盂蘭盆の例では八月十五日は、月遅れの盂蘭盆ですといった具合です。

◇明日は月遅れの釜蓋朔日
 さてようやく本題の話です。本来の釜蓋朔日の日付は七月朔日ですが、これを月遅れ方式で表せば、明日 8/1が釜蓋朔日となります。既に書いたとおり釜蓋朔日はお盆の月の始まりの日という意味のある日なので、お盆行事が月遅れで行われることが多いなら、この釜蓋朔日も月遅れで考えた方が現状には合いそうです。

◇地獄の釜の蓋が開くとどうなる?
 釜蓋朔日は地獄の釜の蓋が開く日といわれますが、では地獄の釜の蓋が開いたらどうなるかというと、地獄に閉じこめられている精霊がこのあいた釜の口から出てきます。こうして地獄から出てきた精霊たちがどこへ向かうかといえば、それは子孫の待つ家なのです。ご先祖様方はこの日「あの世」を旅立ってお盆のためにかつての我が家に帰省してくる訳です。ちょっと早すぎないかと思いますが、あの世は遠いのでこれくらい前から出発しないとお盆にこちらの世界まで到達出来ないのだそうです。片道半月の旅行ということになります。片道半月もかかる長い旅で、ご先祖様はよく道を間違えないなと思いますが毎年通う道なので大丈夫みたいです。ただ、まだ霊に成り立てのご先祖様の場合は、やはり少々不安。そのために新盆(亡くなって最初に迎えるお盆)の家にあっては霊が道に迷わないように家の在処を示すために、遠くからでも見える高灯籠を釜蓋朔日の日に建てて、これを盆の月一杯掲げ続けます。霊になっても道に迷うことがあるとは、人間はあの世にいっても万能の存在にはなれないようです。今頃、ご先祖様の霊はお盆の帰省(?)の長い旅の準備をしているところでしょうか。早く釜蓋朔日になって、地獄の釜の蓋が開かないかなと思いながら。今年も道に迷わず、無事にお盆に帰ってきてくださいね。あ、一つお願いは、今年は帰ってくるときに「マスク着用」をよろしくお願いしますね、ご先祖様。(「2020/07/31 号 (No.5053) 」の抜粋文)


nice!(0)  コメント(0) 

KAGAYA (@KAGAYA_11949) [twitter投稿]


nice!(0)  コメント(0) 

2020-07-30 [twitter投稿]



nice!(0)  コメント(0) 

ミソハギ(禊萩)! [ヘッダー画像]

200728no40.JPG
撮影日:2020.07.28
福智山ろく花公園
nice!(0)  コメント(0) 

土用は「犬の日々(dog days)」? [かわうそ@暦]

■土用は「犬の日々(dog days)」?
 英語に『土用』に相当する言葉があるかを調べてみるとありました。和英辞典で「土用」を引くと

  【土用】 (the) dog days. 《研究社和英中辞典》

 へーー。で、何で土用が dog days なのか?こんな時には英英辞典が必要なのでしょうが、残念ながら私の本棚にはない。仕方がないので、ちょっと大きめの英和辞典で dog days を引いてみました。

  【dog days】
   暑中、盛夏。Dog Starが太陽と共に出没する 7月 3日ごろから 8月11日
   ごろまでの期間。沈滞(停滞)期。

 おっと、今度は説明文に登場した「Dog Star」も引かなくちゃ

  【Dog Star】天狼星。Sirius(シリウス)《研究社新英和大辞典》

 dog days と Dgo Star の説明からすると太陽がシリウス(おおいぬ座α星)と共に空に昇る期間を盛夏の時期として慣用的にそう呼ぶようです。土用は土用でも夏土用だけを指す英語ですので、完全に土用 = dog daysとは言えませんが、日本でも今は土用といえば夏土用だけを指すようになっていますから、dog daysは土用の英語表現と言ってもよさそうです。

◇シリウスと太陽が一緒だと暑い?
 さて、ではシリウスと太陽が一緒だと暑い時期となるのかです。答えは・・・「たまたま」・・・というのがおそらくもっとも合理的な説明でしょうね。真夏の暑い時期、日中は暑くてたまらないので涼しい夜明け前に起きだして一仕事してしまうかと早起きして太陽が昇るのを見ていたら、太陽が昇る直前に明るい星、シリウスが地平線から昇ってくるのが見えた。次の年も、またその次の年もこんな光景が繰り返されていることに気が付くと、ああなるほど、シリウス(Dog Star)と太陽が共に出没する時期が真夏なんだとなります。そのうち、太陽の動きが予測できるくらいになれば、太陽とシリウスが同時に昇る時期を予測して「真夏の日」のようにカレンダーにしるしを入れることが出来ます。こういう「暦の季節点」的な使い方をしたとすると、これはまさに暦の雑節として用いられる「土用」と同じです。暦の上での「dog days」はこう考えると、その成り立ちは不思議なものではないのですが、合理的に作られ、使われていたものにも「不合理な理由」をつけたがるのが人間。なぜシリウスと太陽が同時に昇ると暑くなるのかと、たまたまそうだったという「たまたま」に何か理由があるのではないかと要らぬ思案をしてしまうのです。ではその思案の結果、何が思い浮かんだかというと・・・シリウスがどんな星かを考えると何となく分かる気がします。シリウスはおおいぬ座α星で、冬の星。おおいぬ座はオリオン座のちょっと後ろからオリオンにくっついてくる星座です。オリオン座の近辺は明るい星が多くて賑やかなのですが、その中でも一際明るく他を圧するような光を放つ星が Dog Star 、シリウス。全天の恒星の中でもっとも明るい星(太陽は除外して)です。このシリウスの名はギリシャ語で焼き焦がすもの・光り輝くものを表す言葉(Seirios)から生まれたものです。つまりこの「焼き焦がすもの」という名を持つ星が太陽と同時に空に昇って大地を焦がすのがこの dog days の期間ということなのですね。

◇7/3頃から8/11頃まで?
 さて、こう考えてくると、太陽とシリウスが同じ方向にある時期という 7/3~8/11ですが、こんな風に幅があるということは、太陽とシリウスがぴったり一致するのはこの期間のちょうど真ん中かと思い、確認のために計算してみました。違っていました。太陽とシリウスの位置が一致する(赤道座標の赤経の一致する位置と考えました)日を計算してみると、今年なら 7/2頃。ちょうど辞書の説明にあったdog daysの期間の始まりの頃です。なるほど、このdog daysは、日の出の直前にシリウスが地平線から昇る様子が見える時期だと言うことのようです。計算などではなくて実際に日の出直前の空を眺めた昔の人たちの実体験から生まれた言葉なんですね。夏のこの時期、夜明け前に目を覚ましたならば東の空を眺めてみませんか。そこにはきっと「Dog Star」シリウスの姿が見えるはずです。(「2020/07/30 号 (No.5052) 」の抜粋文)

nice!(0)  コメント(0) 

2020-07-29 [twitter投稿]



nice!(0)  コメント(0) 

2020-07-28 [twitter投稿]



nice!(0)  コメント(0)