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2020-12-31 [twitter投稿]



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【除夜】(じょや) [かわうそ@暦]

【除夜】(じょや)
 「除日(じよじつ)の夜」の意。 おおみそかの夜。除夕(じよせき)。冬の季語。《広辞苑・第六版》

 暦のこぼれ話でも登場した「除夜」ですが、書き残したところもありましたので、コトノハでも採り上げてしまいました。一年最後の日ですから「書き残し」はよくありませんからね?除日は、古い年を除く日と云う意味で、大晦日を表す言葉です。その除日の夜ですから、除夜。また除夕となります。除夜には、産土神を祀る神社に詣で、そのまま神社に籠もり一晩中起きて新しい年神様を迎えるというのが本来の過ごし方でしたが、その行事が徐々に簡略化されてきています。現在もなお元日の未明に神社に参拝するといった風習が各地にありますがこれなどは、夜通し神社に籠もった行事の名残と云えます。また、除夜の夜に早く寝てしまうと白髪になるなどの言い伝えがありますが、これも夜通し起きて年神様を迎えるという風習を破るという禁忌に対する神罰を表したものなのでしょう。子供の頃、意味はよく分かりませんでしたが、この夜ばかりはどんなに夜更かししても怒られないという意味、特別な夜なんだということだけは知っていて、そしてその夜の夜更かしを楽しみにしていたものです。皆さんは如何でしょう?除夜とはいえ一晩中起きているのは辛いという方でも、せめて 108回の除夜の鐘を打ち終える頃までは、夜更かししましょうね。(「2020/12/31 号 (No.5206) 」の抜粋文)

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大祓(おおはらえ)と除夜 [かわうそ@暦]

□大祓(おおはらえ)と除夜
 さて、本年もいよいよ最後の一日、大晦日となりました。一年最後のこの日は、大祓の日でもあります。

◇大祓と夏越の祓
 大祓はまた、年越の祓とも言います。大祓は万民の今年一年の穢(けが)れを祓(はら)うという意味で行われる行事です。この行事にはペアとなるもう一つの行事があります。それは大祓からちょうど半年離れた 6月の末日に行われる「夏越の祓」です。一年の折り返し点である 6月の末日と、一年の終わりである12月の末日にそれぞれの期間の穢れを落とすわけです。年越の祓と夏越の祓を総称して、「大祓」と言うことも多いようです。大祓を辞書で引くと、

【大祓】(おお はらえ)
 古来、 6月と12月の晦日(つごもり)に、親王以下在京の百官を朱雀門前の広場に集めて、万民の罪や穢けがれを祓った神事。現在も宮中を初め全国各神社で行われる。中臣の祓。みそぎはらえ。おおはらい。夏の季語・冬の季語  《広辞苑・第六版》

 とあるとおりで元は宮中の行事であったものが、次第に拡がっていったもののようです。この説明の「大祓」は既に述べた年越の祓と夏越の祓の総称としての大祓で両者の行事に差をつけていないですが、祓うものの内容は夏越の祓では、その重点が疫病の害という具体的な害悪であるのに対して、年越の祓の方は、もっと抽象的で「あらゆる害悪」に対する祓のようです。この辺りは、疫病などが流行りやすい夏場の行事と、一年の総まとめとしての年越の祓との差と考えることが出来るかも知れません。

◇除夜
 大晦日にその日一年の穢れを祓うと言えばもう一つ、こうした穢れを祓うための行事があります。年が改まる夜に撞かれる 108回の除夜の鐘がそれです。除夜の鐘の撞かれる回数 108回は、人間の煩悩の数だそうです。煩悩の数を 108とするのは人間の感覚器の眼・耳・鼻・舌・身・意の六つ、六根(ろっこん)状態、好・平・悪の三つの状態を持ち、更に程度の差からから染・浄の二つに分けられ、こうした状態が過去・現在・未来にそれぞれ有るので、

  6 × 3 × 2 × 3 = 108

 なのだそうです。また、一年を表す暦の数字、暦月の12、二十四節気の24、七十二候の72の総和から、

  12 + 24 + 72 = 108

 ともいわれます。いずれにせよ一年の間に蓄積したこの 108の煩悩を年の最後に取り払い、旧い一年の罪障を取り除くから「除夜」なのだそうです。ちなみに、除夜の鐘の 108回は、年内に 107回を撞き、最後の 1回を年が改まってから撞くのだそうです。今日行われる大祓、除夜の行事のいずれもが、旧年中のあらゆる罪障、穢れを祓って新しい一年を清浄な心身で迎えると云う意味がありますから、今日は一年分の穢れを祓い落とす大切な日ということになります。さあ、自分の回りを見回して、今年一年の罪障、穢れが残っていないか再点検しましょう。そして穢れが残っていればこれを祓って、新年を迎えましょう。(「2020/12/31 号 (No.5206) 」の抜粋文)
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2020-12-30 [twitter投稿]



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ベビーサンローズ! [ヘッダー画像]

201229no1.JPG
和名:ハナツルソウ(花蔓草)
撮影日:2020.12.29
散歩道
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初日の出の時刻の話 [かわうそ@暦]

□初日の出の時刻の話
 いよいよあと 2日で年明け。あっという間の一年だった気がしますね。ま、いろいろあったはずなんですが、武漢肺炎のインパクトが強すぎて他が霞んでしまいましたけれど。何はともあれあと 2日で年明けと言うことは、あと 2日後には初日の出を見に出かける方もいらっしゃるかも。今年は「三密を避ける」とかで、様々な行事が中止されていますが、初日の出見るために、大混雑ってこともなさそうなので、出かける人もきっといるでしょうね。私は・・・どうしようかな?

◇初日の出 ・・・ どこが早いか
 初日の出の話題が出る頃になると、同時に「日本で一番早く初日の出が見られる場所は」という質問が発せられます。そこに質問が行くと言うことはこの「早さ」にみんな、興味があると言うことですね。確かに、初日の出を見に行って「あ、見えた!」という他人の歓声を聞いてから、遅れて自分も初日の出に気がついたというのは何となく悲しい。出来れば、自分が最初に歓声をあげる側に回りたいと考えるのが人情というものでしょう。ではどんなところが、日本で一番早く初日の出が見られるのかと言うとそれは「南鳥島」です。その時刻は、

   南鳥島 (北緯24°17′,東経153°59′)・・・ 5時27分
  ※与那国島(北緯24°28′,東経123°00′)・・・ 7時32分

 おまけに書いた与那国島は何かというと、多分日本で一番遅く初日の出をむかえる場所。南鳥島と比べると、初日の出は 2時間以上も遅いです。両者の差は何かというとこれは位置。南鳥島は日本の東の端、与那国島は西の端。東に行くほど初日の出の時刻は早くなるようです(って、当たり前だ!)。

◇初日の出の時刻は、位置の違いでどれくらい変わるのか
 では位置が変化するとどれくらい初日の出の時刻が変わるのかを調べてみましょう。Web こよみのページの日出没計算で経緯度を変えて試してみると、

   A地点 (北緯35°,東経135°)・・・7時 8分(基 準)
   B地点 (北緯35°,東経140°)・・・6時48分( -20分)
   C地点 (北緯30°,東経135°)・・・6時56分( -12分)

 もったい着けずに結論から言えば、「東に行くほど」&「南に行くほど」初日の出の瞬間は早まります(と言っても、これは日本付近限定の話。東と南へ向かうほどと言うことですから、もっとも効率よくと言うのなら、方位 118°(だいたい東南東)を目指せ!と言うことになります。この 118°とは何かというと、初日の出の昇る方向。ちなみに北を 0°として東回りに計った角度がここで言う「方位」です。初日の出の方角は、本当は場所によって少々変化するのですが、北海道の納沙布岬でも与那国島でもその方向でもその変化は122°~115°の間ですから、およそと言うことで言えば日本中、 118°と考えて問題ないでしょう。ちなみに、この方角へ向かうとどれくらい初日の出の時刻が早まるのかというと、20km進む毎に約 1分早まるのでした。「え、20kmでたったの 1分?」なんて、落胆しないで頑張って。ちなみにこの結果、離島等を除いた日本国内で一番早く初日の出が見える場所は千葉県の犬吠埼と言うことになります。その時刻は 6時46分です。

◇高いところだと初日の出は早く見える
 高いところに登ると、遠くまで見通せるという理由で同じ場所なら高いところの方が初日の出は早く見えます。背の高い人はちょっと有利。どれくらいは早く見えるようになるのかというと、これは高さの平方根に比例します。目安としては、

  100mで 2分 , 500mで 4分 ,  1000mで 6分 ,  3000mで11分

 と言ったところ。先程離島を除けば「犬吠埼が日本で一番早い」と書きましたが、この高さを考慮すると犬吠埼より富士山頂の方が早く初日が昇ります。その時刻は 6時42分です。

◇初日の出の時刻は毎年違う?
 正確に計算すればもちろん毎年違います。が、「初日の出を見に行こう」というレベルの話に「秒単位」までを問題にはしないとすれば、初日の出は毎年同じと言えます。毎年この時期になると「初日の出の時刻を教えて下さい」というような質問が寄せられるのですが、一度知ったら、来年も再来年も使えます。毎年尋ねないでくださいね(←この手の質問は新聞社や雑誌社と言ったところからと言うことが多い)。以上、こんなことを頭に入れて、「初日の出」を眺めてください。たいした役には立たなくても、初日の出を待つ間の雑談のネタくらいにはなると思いますので。おっと、その雑談は、この御時世ですので、しっかりマスクしてお願いしますよ。(「2020/12/30 号 (No.5205) 」の抜粋文)

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今日(12/30)の夜空に見える月は【満月】です [かわうそ@暦]

◆今日(12/30)の夜空に見える月は【満月】。
月は日暮れの頃に東の空から昇り、翌日の夜明け頃に西の地平線に沈んでゆきます。新月から数えて15日目の十五夜の月と満月は同じものと考えられがちですが、十五夜と満月が同じ日になる確率は50%以下。案外はずれています。(今回も一致しませんでした)旧暦日による呼び名では【十六夜の月】です。

◆お月様の基礎データ
・満月の瞬間は 12/30 12時28分 (月齢は 15.5) ※満月とは、月と太陽の黄経の角度差が180度となる瞬間です。
・月出:12/30 16時37分 月没:12/31 7時41分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):12/31 0時 9分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 391100 km (平均距離の 1.02倍)。

 月は平均より 6700km遠く、見かけの大きさはいつもより少し小さいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
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