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【寒波】(かんぱ) [かわうそ@暦]

【寒波】(かんぱ)
 寒冷な空気が移動してきて、気温が急に低下する現象。冬の季語。⇔暖波 《広辞苑・第六版》

  週末には強い寒波が押し寄せるでしょう。出来れば聞きたくない、そんな言葉が天気予報で流れています。ちょっと前、「12月としては記録的な暖かさ」がニュースになっていたかと思ったら、急に寒くなって。ああ、辛い。本日は、聞きたくなかった「寒波」という言葉を採り上げます。

 寒波とは気象用語としての意味は「広範囲での顕著な空気の冷却、または非常に冷たい気団の侵入」だそうです。「季節と暮らす 365日」という本によれば 100年以上も前に書かれた本に、二十四時間以内に気温が十度以上激降を呈するものと、この語の解説が書かれているとのことですから、随分昔からある言葉のようです。誰が思いついた言葉かはわかりませんが、ひたひたと押し寄せる寒さの喩えには波を使ったのは巧い。少なくとも「気温が十度以上激降を呈す」よりはずっと良く、寒さの押し寄せる様を表しているように思います。シベリアあたりから何度も何度もこの冷たい波が押し寄せて、ついには我々みんなはどっぷりと冬の中。広辞苑では寒波の反対語として「暖波」という言葉が示されていました。寒波はよく聞く言葉だけど、暖波はあまり聞いたことが無いな。今でも使われているのかな?「寒波」に比べるとマイナーな感じのする「暖波」ですが、寒がりの私としては早くこの言葉が示すものがやって来て、寒さを吹き払って欲しい。時期としてはまだ早すぎるでしょうけれど・・・。そして今日もまた、「この冬一番の寒波」が押し寄せてきているようです。今日も、防寒対策完璧状態で出勤しなくちゃ。(「2018/12/11 号 (No.4455) 」の抜粋文)

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