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つぶやいちゃった [かわうそ@暦]

■つぶやいちゃった
 「音声データが残っています」最近は、録音装置が小型化して、置いてあっても気が付かないくらい。それに、だれでもポケットに忍ばせているだろう、スマートフォンなんかもボタン一つで音声を録音してくれます。車に乗れば乗ったで、ドライブレコーダーに録音機能があったりして。何気なくつぶやいた一言が後々大きな問題になるなんてこと(逆に身の潔白を証明することも)が目につくような時代になりました。「つぶやき」が招いた歴史の1ページを今日の記念日から拾ってみました。

◇元祖つぶやき禍
 つぶやいた言葉が巻き起こした「つぶやき禍」とでもいうものの元祖といえば、本日の記念日の一つ、「バカヤローの日」の事件が思い起こされます。これが起こったのは、昭和28(1953)年 2月28日。ところは、衆議院予算委員会。発言者は吉田茂総理(当時)です。吉田茂首相が社会党の西村栄一議員との質疑応答の中で、西村議員に対して「バカヤロー」と暴言を吐いたことがきっかけとなって衆議院が解散されるに至ったため、この解散は以後、バカヤロー解散として日本の歴史に名を残しました。「バカヤロー解散」なんていうと、なんだか大声で「バカヤロー」と怒鳴ったかのような錯覚をしてしまいますが、事実はさにあらず。西村議員との質疑がつづき、その答弁後に吉田首相が自席に戻ろうとしたときに「バカヤロー」とつぶやいただけです。この「バカヤロー」のつぶやきをたまたまマイクが拾ってしまったため、これが議会軽視の発言とされて懲罰動議が出され、やがて内閣不信任決議案が提出されるまでの騒動となりました。この内閣不信任決議案は可決され、この結果を受けて、吉田首相は衆議院を解散することになりました。

◇口は禍の元
 口は禍の元と言います。吉田首相も、腹立ち紛れでつぶやいた「バカヤロー」の一言が禍の元となってしまいました。口は禍の元といえば、吉田茂首相の孫に当たる麻生首相もその口からいろいろな禍を招いているようです。口から禍を招きやすい御血筋なのでしょうか?ちなみに、本日「バカヤローの日」は普段腹の立っていることに対してバカヤローと叫んでもよい日だとされています。吉田首相やお孫さんの麻生首相にはいろいろと「バカヤロー」と叫びたいことがあるでしょうね。まあ一国の総理大臣なんていう立場でなくとも「バカヤロー」と言いたいことの一つや二つはあるでしょうから、思いきってそんな事柄に対してバカヤローと叫んでみませんか?叫んでみるとすっきりしていいかも知れませんよ。ただし、この「バカヤロー」が新たな禍の元になったとしても、私の責任ではありません。(「2019/02/28 号 (No.4534) 」の抜粋文)

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