【波の花】(なみの はな) [かわうそ@暦]
【波の花】(なみの はな)
1.白波を花にたとえていう語。特に冬の日本海沿岸で、強風にあおられて岩
場に砕け散る波が白い泡状になったもの。冬の季語。土佐日記「海荒げにて波の花咲けり」
2.(女房詞)食塩。 《広辞苑 第六版》
西高東低の冬型の気圧配置となって、強い季節風が吹き付ける冬の日には、越前海岸や能登半島の外浦海岸などでは砕けた波が泡となって舞飛び、舞飛んだ泡が再び海岸の岩や枯木の枝に舞い降りて海岸一帯を覆い、花が群がり咲いたような眺めに風景を一変させることがあります。この白い花のようなものが波の花。石鹸の泡のようにも見えるこの泡の正体は、海中に浮遊する植物性プランクトンの粘液によって出来るものだそうです。荒波押し寄せる冬の海岸が、白い花で覆い尽くされる様は美しい風景です。ただこの花は、海岸の岩場のみならず、道路や家や車にまで見境もなく咲いてしまうものですから、その地に住む人から見るとやっかいな存在でもあります。(「2019/12/15 号 (No.4824)」の抜粋文)
1.白波を花にたとえていう語。特に冬の日本海沿岸で、強風にあおられて岩
場に砕け散る波が白い泡状になったもの。冬の季語。土佐日記「海荒げにて波の花咲けり」
2.(女房詞)食塩。 《広辞苑 第六版》
西高東低の冬型の気圧配置となって、強い季節風が吹き付ける冬の日には、越前海岸や能登半島の外浦海岸などでは砕けた波が泡となって舞飛び、舞飛んだ泡が再び海岸の岩や枯木の枝に舞い降りて海岸一帯を覆い、花が群がり咲いたような眺めに風景を一変させることがあります。この白い花のようなものが波の花。石鹸の泡のようにも見えるこの泡の正体は、海中に浮遊する植物性プランクトンの粘液によって出来るものだそうです。荒波押し寄せる冬の海岸が、白い花で覆い尽くされる様は美しい風景です。ただこの花は、海岸の岩場のみならず、道路や家や車にまで見境もなく咲いてしまうものですから、その地に住む人から見るとやっかいな存在でもあります。(「2019/12/15 号 (No.4824)」の抜粋文)
2019-12-15 18:56
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