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【甘酒】 [かわうそ@暦]

【甘酒】
 あまざけ(甘酒・醴)。米の飯と米麹(こうじ)とを混ぜて醸(かも)した甘い飲料。古くは、夏の飲み物であった。ひとよざけ。こさけ。また、酒粕を溶かし甘味をつけた飲料。夏の季語。 《広辞苑・第六版》

 あまり酒を飲むことのない私なので、普通の意味での晩酌の習慣はありませんが、そんな私にも晩酌用といってよい飲み物が存在します。その飲み物は甘酒。近頃は便利なものでコップ一杯分程の大きさのガラス容器に詰められた甘酒が本来の「晩酌」に供される日本酒を造るメーカー(大○株式会社)から販売されておりまして、これが私のお気に入り商品となっています。このお気に入りの商品ですが夏場になるとその流通量がガクッと減るらしく、店の販売棚からその姿が消えてしまいます。甘酒は、やはり冬の飲み物と思われているようです。ところがこの甘酒ですが、季語の分類では夏のものとされています。現代から見ると不思議な感じがしますが、実は江戸時代には甘酒は夏に好んで飲まれた飲み物だったとか。このため夏の季語となっているようです。甘酒にはブドウ糖やビタミンB、必須アミノ酸類などが多く含まれています。これらの成分は病院の点滴に含まれる主要な栄養分でもあります。つまり甘酒は飲む点滴のようなもの。夏バテ防止のための栄養補給には最適の滋養飲料と云えそうです。江戸時代の人々はそんなことを知ってか知らずか、暑い夏には冷やした甘酒を好んで飲んでいたようです。私は夏場であっても「晩酌」と称して好んで甘酒を飲んでおり、この点では江戸の時代の人々の伝統を引き継いでいるといってもよさそうです。違っているのは、夏場であっても冷やして飲むのではなくて、暖めて(電子レンジで)飲むのが私の流儀だと云うこと。暖めてか冷やしてか、その飲み方に違いはありますが夏の暑さでバテ気味という方は、甘酒でも如何でしょうか?(「2020/08/10 号 (No.5063)」の抜粋文)
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