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カリン(花梨)の花! [ヘッダー画像]

230324no17.JPG
別名:アンランジュ(安蘭樹)モッカ(木瓜)クワズナシ(食わず梨)
20.23.03.24撮影
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彼岸の果て [かわうそ@暦]

□彼岸の果て
 今日は、2023/3/24。3/18から始まった7日間の彼岸の期間の最後の日です。雑節の一つとなっている「彼岸」の期間を計算する、Web こよみのページの雑節計算のページ

  暦の雑節 http://koyomi8.com/zassetsu.php

 では、数年前までこの日を「彼岸明け」と書いていました。が、「彼岸には明けはない」ということを知って書き直しました。

◇彼岸は「明けない」の?
 「NHKことばのハンドブック」(第2版、NHK出版)という本の「入り・明け」という項目に次のような解説がありました。

 【入り・明け】
 「寒の入り・寒の明け」
 「土用の入り・土用の明け(一般には夏の土用だけ)」
 「梅雨入り・梅雨明け」と使う。
  ただし、「盆の入り(明け)」は使わない。
  また、彼岸の場合は「入り」は使うが、「明け」は使わない。

 とありました。おっと、お盆についても「入り・明け」は使わないと。ただし、お盆の方については、以前気になって調べたことが有り、NHK放送文化研究所のWEBサイトの「放送現場の疑問・視聴者の疑問」というページに「期間が3、4日と短いので「盆の入り(明け)」は、放送では使わないことにしています。」

(8月の盆は「月遅れの」盆?https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/034.html )

 こちらの方は、期間が短いので「放送では使わない」と言うことで、その表現が正しいのか間違っているのかといった問題では無いようです。また、期間の長さ問題なので「入り」も「明け」もどちらも使わないということなので、納得もいくのですが、彼岸の方は違います。彼岸の場合は「入り」は使うが、「明け」は使わない。と「明け」だけ使わないとあるので、これは何か理由がありそうです。しかし、ここまで読者(私のこと)の注意を引いておきながら意地悪なNHKは、その理由を書いておいてはくれませんでした。このNHKの記事に気がついた日は気になって気になって、夜も眠れないじゃないかと思いながら寝たことを覚えています。ただ、眠れないほどではないにしても気になってしまったので、その後に何冊か、手掛かりになりそうな本を調べました。

◇彼岸に「明け」はない?
 本日の暦のこぼれ話のタイトルそのままの『彼岸に「明け」はない?』という小見出しのついた本が見つかりました。季節の道草事典 (倉嶋厚著、東京堂出版刊行)

 あ、お天気博士、倉嶋先生の本ですね。読んでみると倉嶋先生も私と同じ「NHKことばのハンドブック」の記述を読んで疑問に思われたようです。何と罪作りな本だこと。私と違うところは、気になってNHKの用語担当の専門家にお尋ねなさったことです。流石!(ま、私だと取り合ってもらえなかったかもですけど)。件の担当者が言うには、『彼岸の本来の意義は、かなたの岸の「悟りの境地」に到達することでありそこからさらに明けてしまうことはない。』のだとか。そう言われてみれば確かに、悟りにの境地にたどり着いたのにその状態から「明ける」必要は無いですね。ある意味、論理的?とはいってもね、明けないはずの彼岸がまた半年後にはやってくることを考えると、現実問題として存在する彼岸の期間の終わりをどう表現するべきなのか、こよみのページのかわうそ@暦の立場では悩ましいところ。彼岸の期間の終わりと書いてしまうのがいいのかな? でもなんか、無味乾燥でつまらないような気がしちゃうな。困っちゃうな。文才無く困ってしまうかわうそとは違う倉嶋先生はといえば、『もっとも、人は毎年、春と秋の二回、彼岸に到達しようとしますから、彼岸を目指して煩悩の川を渡り続けるのが人の一生であり、その意味でも「明け」はないのかもしれません。』と解説の文章を締めくくっていました。流石・・・。この説明通りだとすれば、春の彼岸の最後の日である今日は、秋の彼岸へ向けて歩み出す第一歩の日にもなるのでしょうかね。とはいっても、やはり彼岸の期間の終わりを示す表現が欲しい・・・。その結果見つかったのが「果彼岸」「満彼岸」という言葉。なるほど。これは使える!ということで、現在は前出の暦の雑節のページでは「彼岸明け」ではなくて「彼岸の果て」という表現に変わっています。今日は春の彼岸の果ての日。明日からはまた、秋の彼岸に向けて一歩一歩歩いていくことになります。

 ※「お彼岸の話」 http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0730.htm もよろしくね。

                          (「2023/03/24 号 (No.6019) 」の抜粋文)

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2023-03-24 [twitter投稿]



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今日(3/24)の夕方、西の空に見える月は【三日月】です [かわうそ@暦]

◆今日(3/24)の夕方、西の空に見える月は【三日月】。
新月後に初めて見える月が見えるのはこのころ。夕方の空に見える月であることから「夕月」、古代の美人画の眉のように細い月であることから「眉月」とも呼ばれます。

◆お月様の基礎データ
・月齢: 2.4 (3/24 の正午の値)
・月出:3/24 7時 3分 月没:3/24 20時46分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):3/24 13時49分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 377200 km (平均距離の 0.98倍)。

 月は平均より 7800km近く、見かけの大きさはいつもより少し大きいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
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2023-03-23 [twitter投稿]



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【サクラサク】 [かわうそ@暦]

【サクラサク】
 受験の合格を知らせる合格電報によく使われる言葉。合格の「サクラサク」に対して不合格の場合は「サクラチル」が使われる。そろそろ、あちらこちらから桜の開花宣言のニュースが聞こえてくるようになりました。現在住んでおります舞鶴市は、緯度は低いのですが冬には雪がよく降る場所なので、春の訪れは太平洋側の地域に比べてやや遅いのですがそんな舞鶴でも、桜が咲き始めました。朝、外に出てみると家の周囲に何本も並んでいるソメイヨシノの老木の枝に花が咲いていました。昨日の朝に見たときには、この土日か、あるいは来週早々くらいかなと、その開花の時期を予想していたのですが、昨日も暖かかったせいもあってか、たった一日で開花していました。この分だと、この辺りでも明日、明後日はお花見をする人々の姿を見ることが出来そうです。私もお花見したいんだけど・・・。本日は、桜の開花を目にした朝ということで「サクラサク」という言葉を採り上げてみました。

 暦の上にも七十二候に「桜始めて咲く」という候があります。今年(2023)では3/26がその候の始まり。実際の花でも暦の上でも「サクラサク」の季節となったわけですが、この時期にはもう一つ、私たちをどきどきさせてくれる「サクラサク」がありますね。そう、受検の合格を知らせる「サクラサク」です。「サクラサク」は合格を知らせる電報の代表的な文言です。今なら、携帯電話にE-mailにLINEにと、いろいろな連絡方法がありましたがそうしたものがなかった時代、少しでも早く合否の結果が知りたいという時に使われたのが電報でした。この今では昔懐かしい「合格電報」は、元々は大学生サークルのアルバイトとして始められたものだそうです。(『スープのさめない距離』 道浦俊彦著より)

 1957(昭和32)年の朝日新聞には、早稲田大学の入試の際に新宿電報局が出張して合格電報(合否電報?)の受付をしたことが記事になっているそうです。既に書いたとおり元々は学生たちの「私設電報局」がこの合格電報を打っていたわけですが、誤報なども多かったことから、大学側と電電公社(当時、現 NTT)が話し合って設置を決めたものだとか。これを見ると学生による合格電報の始まりはこの年より更に前ということになりますから合格電報は1950年代前半には既にあったようです。なお、この1957年の新聞に採り上げられた電報局の出張サービスで用いた合否を表す言葉は「オメデトウ」と「ザンネン」だったそうです。意味は分かりますが、ちょっと身も蓋もない表現ですね。前述の『スープのさめない距離』によれば同時代の東京大学の不合格電文は一次試験は「ウメノハナチル」で、二次試験は「サクラチル」だったとか。とすると、「サクラサク」の発祥は東京大学の合格電文だったのか?この辺りはつまびらかではありません(ご存じの方、いらっしゃれば教えてください)。ウメと云い、サクラと云い、合格発表の時期と受験生の心情を汲んだなかなか良い表現。きっと受け取った人達にも好評だったのか、この時期に片仮名で「サクラサク」と書けば、合格を表す言葉だと分かるほど広くこの言葉が普及しました。「サクラサク」以外にも、季節やその大学に因んだ合否電報の名言が幾つもあります。一例を示せば

  「オチャ カオル」・「コノメドキ マテ」(お茶の水女子大)
  「トラ トラ トラ」・「チンボツ」(東京商船大)
  「コマクサノハナ ヒラク」・「シナノジハ ユキフカシ」(信州大)
  「ダイブツヨロコブ」・「ダイブツノ メニ ナミダ」(奈良教育大)
  「クジラ ツレタ」・「リョウマノ メニ ナミダ」(高知大)

 などなど。現在は、メールやインターネットですぐに合否が知らされる時代となり、合格電報も過去の物となってしまいましたが、この季節に「サクラサク」・「サクラチル」の文字を見れば、過ぎし青春の時代を思い出す方も多いのでは?

                          (「2023/03/23 号 (No.6018)」の抜粋文)
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