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シモツケ(下野)! [ヘッダー画像]

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2023.05.21撮影
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火星は雄、金星は雌? [かわうそ@暦]

□火星は雄、金星は雌?
 夕方の西の空を見あげると今の時期には火星と金星が輝いているのを見ることが出来ます。その上、今日はこの二つの惑星の間に三日月を過ぎたばかりの細身の月も加わりますから、なかなかの眺めとなります。夕方にお時間があれば是非、西の空に並んだ金星、月、火星の姿をご覧ください。こんな風に、近頃は並んでみることの出来る火星と金星。この二つの惑星にまつわる何か面白い話は無いかと考えて、一つ思い浮かんだのでその話を書いてみることにしました。それは、二つの惑星の惑星記号に関する話です。惑星にはそれぞれ、惑星記号というものがあって、その記号一文字である惑星を表す場合があります。一文字で書けると言うことと、一見して分かりやすく間違いにくいことで今でも使われることがあります。(私自身はといえば、あんまり使いませんが)この惑星記号は、占星術でも使うので見たことがある方もいらっしゃるかも知れません。見たことが無いという方は、ウィキペディアなどで「惑星記号」を検索すると出てきますので、詳しく知りたい方は、ウィキペディアをご覧ください。(と、手抜き)

◇火星と金星の性別?
 ある日あるとき、あるWeb で記事を読んでいると次のように書かれている箇所に行き当たりました。「火星(♂)と金星(♀)が西の空に・・・」私は頭の中で次のように読んでいました。「火星(オス)と金星(メス)が西の空に・・・」(かわうその頭の中)そうか、火星は雄で、金星は雌なんだ??

◇♂と♀
 謎解きは簡単です。「♂」は「オス」を表す場合もありますが、惑星記号としては火星を表し、「♀」は「メス」を表す一方で金星を表す惑星記号でもあるのです。「♂」の「オス」と「火星」どちらが先かというとこれは「火星」の方。火星はローマ神話の軍神マルス。ギリシャではこの惑星を表すシンボルとしてδ(デルタ)の文字を使っていました。♂はこのδを図案化したもの。軍神マルスのもつ槍をイメージして図案化したとも云われています。一方「♀」はというと、ローマ神話では美の女神ヴィーナス。ギリシャではφ(ファイ)が金星を表すシンボルの文字とされており、「♀」はこれを図案化したもの。金星が美の女神であるので、女性の持つ手鏡をイメージして図案化したものとも云われます。また、「δ」と「φ」は錬金術ではそれぞれ「堅い金属、鉄」と「軟らかい金属、銅」を表すシンボル文字でもあったそうです。この「δ」と「φ」から生まれた「♂」と「♀」をオスとメスという意味で使われるようになったのは、スウェーデンの生んだ大植物学者カール・フォン・リンネが生殖器官に着目して植物の雌雄を分けた際にこの記号を使った(1735年)からだとされます。リンネがこの記号を使って雌雄を書き分けた時には、やはり

   ♂ ・・・ 火星 → 軍神(男神) → 男
   ♀ ・・・ 金星 → 美神(女神) → 女

 というギリシャ・ローマ系の神話があったのだと思います。「火星(♂)、金星(♀)」とかかれていたからといって、じゃあ地球はオスなのメスなのなんて聞かないでくださいね。

◇馬鹿な話はともかく、今夜は西の空を眺めましょう
 話の始めに書きましたが、本日の夕方には西の空に金星・月・火星が並ぶ姿を見ることが出来ます。それも22時近くまで見ることが出来ますので、お忙しい皆さんでもちょこっとのぞき見するくらいは出来そうですので本日の馬鹿話など思い出しながら(思い出さなくても可)3つの天体が並ぶ夕空~夜空を眺めて見てください。

                           (「2023/05/24 号 (No.6080)」の抜粋文)
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スイレン(睡蓮)! [ヘッダー画像]

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2023.05.23撮影
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火葬禁止令廃止の日? [かわうそ@暦]

□火葬禁止令廃止の日?
 今日、5/23の「今日の記念日」を見ると「キスの日」だとか「ラブレターの日」という羨ましい(?)記念日が並んでいました。しかし、こんな羨ましい記念日以上に私の目を惹いたのは、その一つ前に並んだ火葬禁止令廃止の日でした。なんだか、強烈な名前の記念日。この強烈な名前を目にしてしまっては取り上げないわけにはいかない。というわけで、本日は「火葬禁止令廃止の日」という記念日を取り上げてみることにします。

◇日本の火葬
 火葬禁止令廃止の日というのがあると言うことは、「火葬禁止令」なるものが存在したということです。火葬禁止令ってなに?まずは、日本の火葬の歴史について見ていきましょう。記録に残る日本で最初の火葬は、続日本紀にある僧道昭の火葬だといわれています。道昭は、遣唐使の一員として唐に留学し、あの玄奘三蔵に学んだ高僧です。道昭は文武天皇の四年(西暦 700年)に72歳で没して、その遺命により火葬により葬られています。どのような、高徳の人も、位人臣を極めた人も、死ねば皆同じく、骨となってしまうだけだと云うことを、身を以て示したのだと云われています(仏教の祖、釈迦も火葬されています)。実際には、それ以前にも火葬によって葬られたと思われる人骨などは、遺跡から出てくるそうですが、そうした例は須恵器工人集団など一部の間でだけ行われた、特殊な葬礼の方法だったようで、貴族や天皇(最初に火葬により葬られた天皇は、持統天皇)といった人々まで、火葬が拡がっていった切っ掛けは、この道昭の火葬だったと考えられます。

◇ということで、「火葬禁止令」
 さて、道昭から始まった日本の火葬が禁止された期間がありました。その期間が明治6年(1873年)7月18日の火葬禁止令の布告から、これが廃止された明治8年(1875年)5月23日の間。事の発端は東京の市街地に位置した火葬場からの煤煙と臭気が近隣住民の健康に害を与えるということで、その移転が取りざたされたことです。単に、市街地からの移転・・・のはずだったこの問題に、火葬場の移転なんて話じゃなく、火葬そのものを禁止すべきだという神道派の主張が政府を動かし、なんと本当に「火葬禁止令」(太政官布告第 253号)なるものが出てしまったのでした。神道派の人々は「火葬は仏教の葬礼方式」とこれを排撃したようです。なんだか明治の初めに盛んだった廃仏毀釈運動を思わせる仏教排撃運動の一つのような気がします。さて、火葬をやめると埋葬は基本的に土葬となります。土葬するとなると、それに要する土地の面積は火葬のそれよりも大分広い。都市部で火葬を禁止して、埋葬用の墓地の土地は大丈夫なのか?一応、この「火葬禁止令」が出される前に土葬用の墓地の用地が十分に確保出来るかを調べ「土葬用墓地枯渇の慮は低い」という結果となったのですがこの調査がいい加減だったのか、見通しが甘かったのか、間もなく都市部では、土葬用の墓地の枯渇が始まり、埋葬を拒否する墓地が現れたり、葬儀費用が高騰してしまったりという問題が発生し、ついに「火葬禁止令」を廃止することになりました。火葬禁止令の布告から廃止まではわずか 674日。2年に満たない火葬禁止令の寿命でした。それにしても墓地の確保可能性の調査して布告されたはずの火葬禁止令だったはずなのに、2年も経たずに墓地の不足問題を引き起こしてしまったというのは酷い。いったいどんな調査と予測をしたものなのか?なんだか火葬禁止令を通すために都合の良い予測を行ったんじゃないの?高速道路や新幹線、地方空港に見る建設予定検討時の採算予測と現実の採算が大きく乖離しているという問題を彷彿としてしまう私です。何はともあれ、明治8年の今日にはこのやっかいな法律、「火葬禁止令」は廃止されました。目出度し目出度し・・・かな?

                          (「2023/05/23 号 (No.6079) 」の抜粋文)
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今日(5/22)の夕方、西の空に見える月は【三日月】です [かわうそ@暦]

◆今日(5/22)の夕方、西の空に見える月は【三日月】。
新月後に初めて見える月が見えるのはこのころ。夕方の空に見える月であることから「夕月」、古代の美人画の眉のように細い月であることから「眉月」とも呼ばれます。

◆お月様の基礎データ
・月齢: 2.5 (5/22 の正午の値)
・月出:5/22 6時 3分 月没:5/22 21時30分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):5/22 13時46分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 396600 km (平均距離の 1.03倍)。

 月は平均より 11600km遠く、見かけの大きさはいつもより少し小さいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
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今日(5/20)のお月様は【新月】です [かわうそ@暦]

◆今日(5/20)のお月様は【新月】。
今日の月は日の出の頃に昇り、日の入りの頃に沈みます。空に昇っている時間は概ね太陽と同じ。
日食でも起こさない限り、月の在処はわかりません。旧暦では、この新月の日が暦月の一日(朔日)となります。

◆お月様の基礎データ
・新月の瞬間は 5/20 0時53分 (月齢は 0.0)
 ※新月とは、月と太陽の黄経の角度差が0度となる瞬間です。
・月出:5/20 4時36分 月没:5/20 19時30分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):5/20 11時59分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 388700 km (平均距離の 1.01倍)。

 月は平均距離付近にあり、見かけの大きさも平均的です。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
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