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ダリア ! [ヘッダー画像]

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2023.11.11撮影
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今日(11/15)の夕方、西の空に見える月は【三日月】です [かわうそ@暦]

◆今日(11/15)の夕方、西の空に見える月は【三日月】。
新月後に初めて見える月が見えるのはこのころ。夕方の空に見える月であることから「夕月」、古代の美人画の眉のように細い月であることから「眉月」とも呼ばれます。

◆お月様の基礎データ
・月齢: 1.7 (11/15 の正午の値)
・月出:11/15 8時 7分 月没:11/15 17時38分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):11/15 12時55分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 380400 km (平均距離の 0.99倍)。

 月は平均距離付近にあり、見かけの大きさも平均的です。お月様、見えるでしょうか?
見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
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七五三 [かわうそ@暦]

□七五三
 今日、11/15 は、七五三の日として知られる日です。最近は11/15 に限らずにその前後の土日に七五三を祝うことが多くなってきましたから、もしかしたら多くの方は先週の週末か、今週の週末にお祝いをなさるのかもしれませんね。ここ2~3年は、例の流行病のおかげで七五三のお宮参りなども控えられた方が多かったかと思いますので、神社(&仏閣?)は久しぶりの賑わいとになるのでしょうかね?

◇七五三の祝いは十一月の鬼宿日に
 11/15 が七五三の日となったのは江戸時代のこと。それまで七五三の祝いは「十一月の吉日を選んで行う」とされていたそうです。これが「十一月十五日」に固定されるようになったのは江戸時代、三代将軍家光が後の五代将軍綱吉の袴着(はかまぎ)の儀式をこの日に行ったからとか。ちなみに、袴着の儀式と七五三の祝いの一つで、男児 5歳の祝いとされます。初めて袴という男子の公的な場での着衣を着けるというものです。将軍家の七五三がこの日となったのは、十一月十五日が「鬼宿日」と呼ばれる吉日にあたっていたためです。

◇十一月十五日は鬼宿日?
 「鬼宿日」とは日の吉凶判断などに使われる日の二十八宿の一つで、二十八宿中の最良の日とされています。中国では星座のことを「星宿」といい、二十八宿は中国で「暦を作るため」に月の存在する位置を示す目印として選ばれた二十八の星座のことでした。ちなみに、鬼宿は現在の星座で言えばかに座、その中にあるプレセペ星団という散開星団を指すとされます。中国では「鬼」とは亡くなった人のこと。人が亡くなることを「鬼籍に入る」というのは、ここから生まれた言葉。鬼宿という星宿にあたるプレセペ星団は沢山の星が集まっている天体で、肉眼で見ると小さな星々が集まってぼんやり輝いているように見えます。この青白くぼんやり輝いている様子が、亡くなった人の霊のように、淡くつかみどころのないものに思えたから、この名がついたのではないでしょうか。

 閑話休題
 さて、この二十八宿ですが、日の吉凶判断に使われる場合二十八宿とその変形である二十七宿の二つがあります。日本に暦が導入されてから江戸時代に改暦が為されるまでは、日本では二十七宿方式で暦に記載されたことから、二十七宿を「古法」などと呼ぶことがあります(暦の歴史からすれば、二十八宿方式の方が古いのですが)。先に書いた三代将軍家光の治世ではまだこの古法がつかわれておりました。古法では旧暦の暦月の一日が二十七宿のどれになるかが決まっています。十一月は一日が「斗宿」と決まっていてここから、

  一日・斗宿、二日・女宿、三日・虚宿、・・・、十五日・鬼宿、・・・

 という順に巡ります。毎年十一月一日が斗宿と決まっていますから、十一月十五日は毎年必ず二十八宿でもっとも目出度い鬼宿の日に当たります。このため、将軍家の七五三の祝いにはこの十一月十五日が選ばれるようになりました。なお、鬼宿の日が目出度いのは、お釈迦様の誕生日が鬼宿の日だったと信じられているからだとか。

◇今年の鬼宿日は?
 今年(2023)の11月以降の鬼宿日は

 ・二十八宿方式 11/10,12/ 8
 ・二十七宿方式 11/ 3,11/30,12/27
 ※日付はいずれも新暦

 二十七宿方式での鬼宿日として書いた12/27が旧暦の十一月十五日にあたります。伝統行事といっても、時代が変われば全てを昔どおりに行うなんて言うことは出来ません。七五三の祝いにしても、既に書いたように十一月十五日という日ではなく、現代の生活スタイルに合わせて、この日付に近い週末に行われることが多いでしょう。時代時代で少しずつ変化しながら形作られたものが伝統行事の今の姿なのですから。時代に合わせてその姿は変わってゆくのは仕方のないことで、またそれが自然なこと。要は「祝う心」が残ることが大切なのでしょう。時代と共に徐々に忘れられてゆく行事に関しては、とりあえず「こよみのページ」辺りに、まとめて書き留めておきますから、昔の姿を思い出したくなったら、Web こよみのページにお立ち寄りくださいね。と、最後は体よく宣伝してしまいました。

                          (「2023/11/15 号 (No.6255) 」の抜粋文)
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