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ハナミズキ(花水木)の実 ! [ヘッダー画像]

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別名:アメリカヤマボウシ(亜米利加山法師)
2023.11.17撮影
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「十日夜」についてのあれこれ [かわうそ@暦]

■「十日夜」についてのあれこれ
 今日は旧暦の十月十日、十日夜(とおかんや)と呼ばれる日です。この日には「十日夜」という行事が行われていました(十日夜に「十日夜」という行事があるのは当たり前か・・・)。十日夜はどちらかというと東日本で多く行われていた行事で、藁鉄砲で地面を打ってもぐらの害を払うとか、大根の背が伸びて肥え太るのを祈るとか、もっぱら作物の豊穣を祈るという性格の強い民間行事です。十日夜の日は、田の神が一年の里での勤めを終えて山に帰る日だと考えられていましたので、どんなに遅くとも稲の刈り取りはこの日までには済ませてしまわねばならないとされていました。田の神様が山に帰る日ですので、神様の通り道にいると蹴散らされ、災いがあると考えられたので、この日には田んぼや山に足を踏み入れるのを忌む風習が各地にありました。また一方では、この日は「大根の年とり」ともいい、この夜一夜で大根が大きくなるといわれます。この日には大根の畑に足を踏み入れないという禁忌がありますが、その逆にこの日に大根の豊作を願って大根畑にぼた餅を埋める地域もあります(「ふるさと東京民俗歳時記」の田無市(現西東京市)の風俗)。一見するとまったく逆のことのように思えますが、どちらもこの日に正月の神供に欠かせない大根に、神霊が宿る日と考えたことから生まれた行事と考えられます。十日夜には、神様は大根畑に在り? なんですね。

◇十日夜と亥子
 この東日本の十日夜の行事によく似た行事に「亥子」(いのこ)あるいは、「玄猪」(げんちょ)と呼ばれる行事があります。こちらは、西日本を中心とした行事です。その日取りは十月(亥の月)の亥の日となっています。(2023年の旧暦十月最初の亥の日は、11/13でした)この日には田に足を踏み入れるのを忌むことや、子供達が藁鉄砲で地面を打つことが行われることなど、亥子の行事の内容は十日夜とよく似ています。こんなによく似た行事ですし、行われる時期もほぼ一致していることから、関東などでは両方の行事が交錯しているようで旧暦の十月十日を「十日夜」だけでなく「田の亥子」とも呼ぶという地域もあるようです(埼玉県川越市付近など)。

◇三の月
 こうした行事の他にこの日の月を「十日夜の月」と呼び、中秋の名月の十五夜の月、後の月の十三夜の月に並ぶ三の月として、お月見の対象とされることもあります。「中秋の名月」「後の月」に並ぶと書いてしまいましたが、これはちょっと言い過ぎ。前述の二つの名月に比べると三の月の影(光?)は大分薄く、あまり三の月の月見の話は知られていません。それでも、長野県北安曇郡では、十日夜の月を「稲の月見」と呼び、この夜の月見を中秋の月見、後の月見とを合わせて三月見と呼ぶそうです。この日には、お月様と田んぼの案山子に餅一ずつ供えるのだとか。「稲の月見」は、もしかしたら借り上げられ、稲架に掛けられた稲が月を眺めるということからでしょうか。ただ、お供え物は餅一つ。中秋の名月の供え物の豪華さと比べると、ちょっと寂しすぎやしませんかね?秋半ばの中秋の名月、晩秋の後の月に対して十日夜の月は初冬の月。同じ月見でも他の二つに比べて十日夜の月見はちと寒いので、お月見をしたいと思う方は、しっかり防寒対策をとって眺めてくださいね。

                          (「2023/11/22 号 (No.6262) 」の抜粋文)
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今日(11/22)の夜空に見える月は【十夜の月】(旧暦月日による呼び名)です [かわうそ@暦]

◆今日(11/22)の夜空に見える月は【十夜の月】(旧暦月日による呼び名)。
「中秋の名月」「後の月」に続く「三の月」とも呼ばれる月見の月です。

◆お月様の基礎データ
・月齢: 8.7 (11/22 の正午の値)
・月出:11/22 13時32分 月没:11/23 1時29分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):11/22 19時25分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 370000 km (平均距離の 0.96倍)。

 月は平均より 14400km近く、見かけの大きさはいつもより大きいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
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