2023-01-07 [twitter投稿]
hippocampus460ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)- 絵画風 https://t.co/LhldBcCgiP @hippocampus460より01/06 17:58 hippocampus460おはようございます!6時半起床、天気 /満月(7時44分、輝面比100.0%)視認できず。今日は十六夜月、月齢14.6。月の入:7時44分、月の出:17時27分です(北九州) /昨晩雨、現在雨上がる。空はグレー一色、福智山視え… https://t.co/ioRUX6KoQD01/07 07:57 hippocampus460『今日(1/7)の夜空に見える月は【満月】です』hippo@home|https://t.co/4DPXR3ik0d01/07 11:46 hippocampus460『冬の満月・雑話』hippo@home|https://t.co/a8iUlVoUdW01/07 11:55 hippocampus460『ツバキ(椿)!』hippo@home|https://t.co/YuoGj7b2iA01/07 17:00 hippocampus460今日は朝からずっーと空は霞んでいた!PM2.5のレベルは51(28→51)、AQI:やや有害 /午前中、菜園作業。家内の依頼でサトイモ、干しネギ(九条ネギ)を掘る。ネギは初めての収穫。昼食時に食べてみました、甘く美味しい!(*^_^*) 午後は昼寝です(*^_^*)01/07 17:22
冬の満月・雑話 [かわうそ@暦]
■冬の満月・雑話
冬は満月が頭上高く昇り、冴え冴えとした青白い光を投げかけてくる季節です。雪に覆われた大地を、満月の光が照らす夜もあるでしょう。寒くさえなければ、いつまでも眺めていたい眺めですね・・・。本日は、そうした冬の満月の日ですので、今朝は冬の満月に関する話を一つ書いておこうと思います。
◇満ち欠けの周期
月の満ち欠けの周期を朔望周期、あるいは朔望月といいます。この朔望周期は普通は朔(新月)から次の朔までの間隔として考えますが、これは何も朔から朔でなくて望(満月)から望までの間隔と考えてもかまいません。新月とは、太陽と月の黄経(主に太陽系内の天体の位置を示すために使用される黄道座標と呼ばれる座標の経度方向の角度)の差が 0°の瞬間です。これに対して満月はといえば、この黄経差が 180°となる瞬間です。 0°と 180°の違いはあっても、どちらかを基準にして再び同じ位置関係に戻るまでに要する時間が 朔望月ですから、違いは無いのです。つまり満月と満月の間隔は 1朔望月の日数と云うことが出来ます。朔望月の長さは何日くらいかなと調べてみると朔望月 29.530589日 (理科年表より)と出てきます。なるほど、29.530589日か。但しこれは沢山の朔望月の長さを平均した「平均朔望月」というものの値で一つ一つの朔望月の長さは、この長さより少しだけ長かったり短かったりします。
◇満月と満月の間隔は夏より冬の方が長い?
地球から見た月の動きは細かに見てゆくとかなり複雑で、一つ一つの朔望の間隔は毎回変化するのですが、今日の話は一つずつの個別の長さの話ではなくて、平均化した「ある傾向」についての話しです。個々の朔望月の長さが異なる理由の多くは月の軌道が複雑なことがその主な原因ではあるのですが、月ばかりではなく、太陽の動きも関係します。新月や満月は、「月と太陽の黄経差」で定義されるわけですから、月の動きだけでなく、太陽の動きも影響するのは当然です。太陽が一年かけて天球を移動してゆく道筋を「黄道」と呼びますが、この黄道上を太陽の動く速さは季節によってわずかですが変化します。この原因は、太陽の側から見れば太陽の周りを巡る地球の軌道が楕円で、地球が軌道上を太陽に近い距離にある時期には「速く」動き、太陽から遠い距離にある時期には「遅く」動くことによります。地球からみた月と太陽の動く方向は同じで、速さという点では月の方が太陽よりおよそ13倍速い動きをします。アナログ時計の短針の動きを太陽の、長針の動きを月の動きと考えると解りやすいと思います。 0時(12時)には短針と長針は同じ位置に重なって見えます。月と太陽で云えばこれは朔(新月)の状態です。 1時間経過して長針の月はまた同じ12の文字の場所に戻ってきますが、短針の太陽はこの時には少し進んで 1の文字の場所まで移動しているので、この短針に長針が追いついて重なり、朔の状態になるのは、最初の朔の状態から約 1時間 6分後となります。時計の例では、太陽役の短針も月役の長針も同じ速さで動きますから、朔から朔(あるいは望から望)の状態となる間隔は一定ですが、実際の太陽や月では、一定ではありません。太陽の動きは、地球が太陽に近い距離にあるときに速く、遠い距離にあるときに遅く動くと書きました。地球が一番太陽に近づく時期は1月の上旬(1/5のこのコーナーで書いた地球の近日点通過の日のこと)で、一番遠ざかる時期は 7月上旬です。これをアナログ時計の例に当てはめて考えると、文字盤の数字を暦月の数字だと考えれば解りやすいく、文字盤の 1の辺りでは短針は速く動き、文字盤の 7の辺りでは遅く動くのです。もしこの状態の時計で長針の動きが一定の速さだとしたら、文字盤 1の辺りでは、長針が短針に追いつくのに要する時間は 1時間 6分よりちょっと長めになり、文字盤の 7の辺りではちょっと短めになります。
◇冬の満月は貴重だ!
ここまで、考えやすさからアナログ時計の針の重なる朔の状態で説明しましたが、この関係は望(満月)であっても同じ。つまり、例の時計の文字盤の 1に近い時期、実際の季節で云えば冬の時期の満月から満月までの間隔は、平均して夏のそれより長くなります。冬の時期には満月と満月の間隔が開くわけですから、冬に満月を見るチャンスはは夏に満月を眺めるチャンスより少ないことになります。つまり、「冬の満月は夏の満月より貴重」と云うことになります。最後に、実際の満月と満月の間の間隔を1900~2099の間の 200年分について計算して見ました(2460回の満月がありました。但し世界時で計算した結果・・・手抜きです)。冬の時期を立冬から立春の前日までとし、その間の望(満月)を 590回を抜き出し冬の期間の朔望月の長さの平均を求めてみると冬の期間の平均朔望月は 29.61日となりました。ああ、全ての朔望月の長さの平均が 29.530589日ですから、確かに冬の朔望月は長い。つまり、冬の満月は貴重なんです。どれくらい貴重かというと、全ての季節の平均に比べて約0.27%も、満月となる回数が少ないのです!!・・・、皆さん「貴重」だと思ってくださいますか?こんな計算をして「 0.27%も少ない」なんて書くような人間は貴重かも知れませんね(珍しいだけで、「貴く」はないかな)。ちなみに、近日点、遠日点付近での朔望月の長さは
近日点付近(1月上旬) 29.43~29.83日
遠日点付近(7月上旬) 29.27~29.65日
ほんの少しですけど、差、ありますね。以上、本日は冬の満月ということで、冬の満月に関する重箱の隅をつつくような、暦のこぼれ話でした。
(「2023/01/07 号 (No.5943) 」の抜粋文)
冬は満月が頭上高く昇り、冴え冴えとした青白い光を投げかけてくる季節です。雪に覆われた大地を、満月の光が照らす夜もあるでしょう。寒くさえなければ、いつまでも眺めていたい眺めですね・・・。本日は、そうした冬の満月の日ですので、今朝は冬の満月に関する話を一つ書いておこうと思います。
◇満ち欠けの周期
月の満ち欠けの周期を朔望周期、あるいは朔望月といいます。この朔望周期は普通は朔(新月)から次の朔までの間隔として考えますが、これは何も朔から朔でなくて望(満月)から望までの間隔と考えてもかまいません。新月とは、太陽と月の黄経(主に太陽系内の天体の位置を示すために使用される黄道座標と呼ばれる座標の経度方向の角度)の差が 0°の瞬間です。これに対して満月はといえば、この黄経差が 180°となる瞬間です。 0°と 180°の違いはあっても、どちらかを基準にして再び同じ位置関係に戻るまでに要する時間が 朔望月ですから、違いは無いのです。つまり満月と満月の間隔は 1朔望月の日数と云うことが出来ます。朔望月の長さは何日くらいかなと調べてみると朔望月 29.530589日 (理科年表より)と出てきます。なるほど、29.530589日か。但しこれは沢山の朔望月の長さを平均した「平均朔望月」というものの値で一つ一つの朔望月の長さは、この長さより少しだけ長かったり短かったりします。
◇満月と満月の間隔は夏より冬の方が長い?
地球から見た月の動きは細かに見てゆくとかなり複雑で、一つ一つの朔望の間隔は毎回変化するのですが、今日の話は一つずつの個別の長さの話ではなくて、平均化した「ある傾向」についての話しです。個々の朔望月の長さが異なる理由の多くは月の軌道が複雑なことがその主な原因ではあるのですが、月ばかりではなく、太陽の動きも関係します。新月や満月は、「月と太陽の黄経差」で定義されるわけですから、月の動きだけでなく、太陽の動きも影響するのは当然です。太陽が一年かけて天球を移動してゆく道筋を「黄道」と呼びますが、この黄道上を太陽の動く速さは季節によってわずかですが変化します。この原因は、太陽の側から見れば太陽の周りを巡る地球の軌道が楕円で、地球が軌道上を太陽に近い距離にある時期には「速く」動き、太陽から遠い距離にある時期には「遅く」動くことによります。地球からみた月と太陽の動く方向は同じで、速さという点では月の方が太陽よりおよそ13倍速い動きをします。アナログ時計の短針の動きを太陽の、長針の動きを月の動きと考えると解りやすいと思います。 0時(12時)には短針と長針は同じ位置に重なって見えます。月と太陽で云えばこれは朔(新月)の状態です。 1時間経過して長針の月はまた同じ12の文字の場所に戻ってきますが、短針の太陽はこの時には少し進んで 1の文字の場所まで移動しているので、この短針に長針が追いついて重なり、朔の状態になるのは、最初の朔の状態から約 1時間 6分後となります。時計の例では、太陽役の短針も月役の長針も同じ速さで動きますから、朔から朔(あるいは望から望)の状態となる間隔は一定ですが、実際の太陽や月では、一定ではありません。太陽の動きは、地球が太陽に近い距離にあるときに速く、遠い距離にあるときに遅く動くと書きました。地球が一番太陽に近づく時期は1月の上旬(1/5のこのコーナーで書いた地球の近日点通過の日のこと)で、一番遠ざかる時期は 7月上旬です。これをアナログ時計の例に当てはめて考えると、文字盤の数字を暦月の数字だと考えれば解りやすいく、文字盤の 1の辺りでは短針は速く動き、文字盤の 7の辺りでは遅く動くのです。もしこの状態の時計で長針の動きが一定の速さだとしたら、文字盤 1の辺りでは、長針が短針に追いつくのに要する時間は 1時間 6分よりちょっと長めになり、文字盤の 7の辺りではちょっと短めになります。
◇冬の満月は貴重だ!
ここまで、考えやすさからアナログ時計の針の重なる朔の状態で説明しましたが、この関係は望(満月)であっても同じ。つまり、例の時計の文字盤の 1に近い時期、実際の季節で云えば冬の時期の満月から満月までの間隔は、平均して夏のそれより長くなります。冬の時期には満月と満月の間隔が開くわけですから、冬に満月を見るチャンスはは夏に満月を眺めるチャンスより少ないことになります。つまり、「冬の満月は夏の満月より貴重」と云うことになります。最後に、実際の満月と満月の間の間隔を1900~2099の間の 200年分について計算して見ました(2460回の満月がありました。但し世界時で計算した結果・・・手抜きです)。冬の時期を立冬から立春の前日までとし、その間の望(満月)を 590回を抜き出し冬の期間の朔望月の長さの平均を求めてみると冬の期間の平均朔望月は 29.61日となりました。ああ、全ての朔望月の長さの平均が 29.530589日ですから、確かに冬の朔望月は長い。つまり、冬の満月は貴重なんです。どれくらい貴重かというと、全ての季節の平均に比べて約0.27%も、満月となる回数が少ないのです!!・・・、皆さん「貴重」だと思ってくださいますか?こんな計算をして「 0.27%も少ない」なんて書くような人間は貴重かも知れませんね(珍しいだけで、「貴く」はないかな)。ちなみに、近日点、遠日点付近での朔望月の長さは
近日点付近(1月上旬) 29.43~29.83日
遠日点付近(7月上旬) 29.27~29.65日
ほんの少しですけど、差、ありますね。以上、本日は冬の満月ということで、冬の満月に関する重箱の隅をつつくような、暦のこぼれ話でした。
(「2023/01/07 号 (No.5943) 」の抜粋文)
今日(1/7)の夜空に見える月は【満月】です [かわうそ@暦]
◆今日(1/7)の夜空に見える月は【満月】。
月は日暮れの頃に東の空から昇り、翌日の夜明け頃に西の地平線に沈んでゆきます。新月から数えて15日目の十五夜の月と満月は同じものと考えられがちですが、十五夜と満月が同じ日になる確率は50%以下。案外はずれています。(今回も一致しませんでした)旧暦日による呼び名では【十六夜の月】です。
◆お月様の基礎データ
・満月の瞬間は 1/7 8時 8分 (月齢は 14.5)
※満月とは、月と太陽の黄経の角度差が180度となる瞬間です。
・月出:1/7 16時45分 月没:1/8 7時55分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):1/8 0時22分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 406300 km (平均距離の 1.06倍)。
月は平均より 21300km遠く、見かけの大きさはいつもより小さいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
月は日暮れの頃に東の空から昇り、翌日の夜明け頃に西の地平線に沈んでゆきます。新月から数えて15日目の十五夜の月と満月は同じものと考えられがちですが、十五夜と満月が同じ日になる確率は50%以下。案外はずれています。(今回も一致しませんでした)旧暦日による呼び名では【十六夜の月】です。
◆お月様の基礎データ
・満月の瞬間は 1/7 8時 8分 (月齢は 14.5)
※満月とは、月と太陽の黄経の角度差が180度となる瞬間です。
・月出:1/7 16時45分 月没:1/8 7時55分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):1/8 0時22分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 406300 km (平均距離の 1.06倍)。
月は平均より 21300km遠く、見かけの大きさはいつもより小さいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)