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2018-05-20 [twitter投稿]



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バラ ! [ヘッダー画像]

180515no21.JPG
福智山ろく花公園
撮影日:2018.05.15
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聖霊降臨祭(ペンテコステ) [かわうそ@暦]

■聖霊降臨祭(ペンテコステ)
 今日、2018/05/20はキリスト教において、クリスマス、イースターと並ぶ三大祝祭日とされる、聖霊降臨祭、ペンテコステ(Pentecost)です。Pentecostはギリシャ語で「50」を表す言葉だそうです。

 この「50」は、イースター(復活祭)から数えた日数で50日目を表します。このため、聖霊降臨祭は「五旬節」とか「七週祭」とも呼ばれます。「旬」はご存じのとおり、10日を表す言葉(上旬、中旬、下旬などという言葉でおなじみ)ですから、50日目で五旬節とは実に解りやすい。では、七週祭はというと、キリスト教で神聖な数字とされる「七」が 2度重なった日数、

  7×7=49

 で、この49日が過ぎてその翌日がこの日という意味です。 7日で一週間ですから七週祭。こちらも解りやすい異名です。

◇キリスト教における聖霊降臨祭
 聖霊降臨祭は新約聖書の『使徒言行録』の記事に由来します。復活したイエスは弟子達に「近いうちに聖霊が降る」ことを告げて昇天します。そして、それから10日後、ユダヤ教の五旬祭の日に集まり、祈っていた使徒やイエスの親族それぞれに天から炎のような形で聖霊が降りたとされます。キリスト教の話なのに、なぜか「ユダヤ教の五旬祭の日」とあって、不思議に思われるかもしれませんが、イエスが生き、十字架にかかった時代には、まだ「キリスト教」は生まれていません。イエスはユダヤ教の時代、ユダヤ教の社会で生きていたのだと考えれば、至極当然のことです。このユダヤ教の五旬祭には、地中海域の多くの国々に離散して暮らしているユダヤの民もエルサレムに集まってきます。こうして集まった外国に暮らす人々に対して、聖霊の降りたイエスの弟子達は、知っているはずもない地中海域の様々な国々の言葉を使って、イエスの死と復活の意味を語り、多くの信者を得たと言われます(これがキリスト教の「教会」の始まりだと考えられます)。

◇キリスト教以前のこの日の意味
 ユダヤ教における五旬祭は過越の祝いの日の 2日後から数えはじめて50日目の祝いの日でした。ユダヤ教において、この日はモーゼがシナイ山で神から律法を与えられた、「律法授与記念日」であったため、大切な祝祭日とされていました。ちなみに、イエスの復活の日は過越の祝いの 2日後ですからキリスト教の復活祭の日から数えても、50日目がこの日となります。偶然ですね(偶然のはずはないか・・・)。また、この季節(初夏)はユダヤの社会では主要な作物である麦の収穫期にもあたるため、「夏の収穫祭」でもありました。人間の活動は当然、前後の時代と結びついていますから、ユダヤ教とユダヤの社会から生まれたキリスト教の祝祭日にも、その前の時代、そしてその社会の祝祭日が色濃くその痕跡をとどめているというわけです。

◇西方教会と東方正教会での日付の違い
 既に書いたとおり、聖霊降臨祭は復活祭から数えて50日目の日です。ご存じのとおり、復活祭は移動祝日で、毎年日付が異なるのは勿論ですが、計算とする「暦」の違いから、グレゴリオ暦に基づく西方教会系とユリウス暦に基づく東方正教会系では日付が異なります。これを基準にして数える聖霊降臨祭も同様で、それぞれの教会系で日付が異なります。

  西方教会系 ・・・ 2018/05/20
  東方正教会系・・・ 2018/05/27(ユリウス暦の日付では 5/14となる)

 なかなか面倒です。ちなみに、復活祭の日付は最早は3/22、最遅は4/25ですので、聖霊降臨祭の日付は

  最早 5/10
  最遅 6/13

 となります。この日付は、グレゴリオ暦でもユリウス暦でも同じ。

※ユリウス暦の日付をグレゴリオ暦に変換するには、今年であれば+13日を加える必要があります。東方正教会系の日付を考える場合は、御注意下さい。(『2018/05/20 号 (No.4250) 』の抜粋文)
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