「海といえば山」の日? [かわうそ@暦]
□「海といえば山」の日?
明日は、祝日。言わずと知れた「山の日」です。(案外、言わないとわからないかも・・・)「山の日」は2016年に祝日に加わったばかりの新しい祝日。まだなじんでなくていきなり「山の日」と言われても、ちょっと戸惑ってしまいます。その「山の日」とは「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という意味を持った祝日です。フーム、この言葉どこかで・・・
「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し豊かな心をはぐくむ」
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」
前者は「みどりの日」、後者は「海の日」の祝日の意味。似ている。みどりの日の言葉の「自然」を「山」に置き換えたら、ほとんどそのままじゃない?考えてみると、「みどりの日」も「海の日」も、そして「山の日」も特定の日付に結び付いた記念日が祝日になったというものでない、なんとなく曖昧模糊とした祝日。この日じゃないといけないといった確たる意味が無いために、祝日の意味もこんな漠然とした書き方になってしまうのでしょうか。そんなことを考えるのは意地悪な性格の私だからでしょうかね?
◇夏の、お盆ウィーク?
日付に特別な意味のなさそうな祝日として、失礼なことに「みどりの日」と「海の日」の名前を出してしまいましたが、それでも「みどりの日」は昭和天皇の誕生日を祝った祝日として生まれたという経緯がありますし(「昭和の日」が出来て、日付は移動してしまいましたが)、「海の日」だって明治9年に明治天皇が東北地方巡幸の帰途、灯台視察船「明治丸」に乗って、横浜港に帰還した日という海の記念日を祝日化したしたというものなので、日付にはなにがしかの意味がありました(「海の日」は、その後にいわゆる、ハッピーマンデー法のために、移動祝日となってしまいました)。しかし、山の日の日付はいったいどこから? 日付については、根拠といえるものがありません。祝日のない8月に祝日を・・・と考えたんだろうなとは想像がつきますが、その日付について考えてみると不思議。連休を増やしてその経済効果を狙うというのであれば、「山の日」の先輩の「海の日」のように移動祝日にすればよいのでは???しかし山の日は移動祝日にはならず、8/11という日付に固定されています。考えられるのは、山の日の直後に訪れる非公式な連休、お盆の存在があります。お盆は本来は7/13~15(ないしは16)という日付に行われる盂蘭盆の行事ですが、現在は「月遅れの盆」と称する新暦の8/13~15(ないしは16)の行事として定着した感があります。4~5月のゴールデンウィークや 9月にたまに姿を表すシルバーウィークのように、この期間も比較的大きな連休の期間となっています。ゴールデンウィークやシルバーウィークとの違いは月遅れの盆はあくまでも慣習的に行われているだけで祝日の日付が集中して生まれたものではないということです。いっそのこと、「お盆の日」なんて祝日を作ってしまえばよさそうですが、古来からの祖先崇拝と結び付いて、特定の宗教との結びつきは薄らいだとはいえ、やはり「盂蘭盆」は仏教に端を発した行事であるのはだれの目から見ても明らかですから、はやりそうはいかなかったようです。仕方ないので「お盆」のほうは相変わらず、慣習的に休んでもらって、その前後に祝日を追加して、連休を大型化しようと考えたんでしょうね。
◇夏、海といえば山・・・かな?
じゃ、なんで山の日なのかなと考えると、夏だし、海の日あるし、海といえば、やっぱり山。「海の日」があるなら「山の日」があってもいいかなということじゃないかなと思います。そして日付ですが、お盆とつなげて大型連休ということでいえば、8/12が最適と思われます。事実、「山の日」の提案がなされた当初は8/12でした。しかし、8/12という日付と「山の日」が結び付くと、ちょっとまずいことがあることが判明。それは、この日が1985年に日航ジャンボ機 123便が群馬県の高天原山の御巣鷹の尾根に墜落した日。 520名の死者を出した大事故の起こった日です。その日を「山の日」として祝うのはまずいのではと考えられたようです。そして、8/11が山の日に。本当の実力者が裏に隠れて、都合のよい(そして本当は力がない)ものを前面に押し立て、これを傀儡とすることがありますが、なんだか「山の日」、月遅れの盆という真の実力者が表立てないために作り出された傀儡祝日みたいですね。夏といえば海、そして山。海といえば山だよね~なんて、本当に軽い感じで決められちゃった感じ満載の山の日ですが、いつかはなじんで本当に山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日になることを祈ることにいたしましょう。(「2022/08/10 号 (No.5793) 」の抜粋文)
明日は、祝日。言わずと知れた「山の日」です。(案外、言わないとわからないかも・・・)「山の日」は2016年に祝日に加わったばかりの新しい祝日。まだなじんでなくていきなり「山の日」と言われても、ちょっと戸惑ってしまいます。その「山の日」とは「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という意味を持った祝日です。フーム、この言葉どこかで・・・
「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し豊かな心をはぐくむ」
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」
前者は「みどりの日」、後者は「海の日」の祝日の意味。似ている。みどりの日の言葉の「自然」を「山」に置き換えたら、ほとんどそのままじゃない?考えてみると、「みどりの日」も「海の日」も、そして「山の日」も特定の日付に結び付いた記念日が祝日になったというものでない、なんとなく曖昧模糊とした祝日。この日じゃないといけないといった確たる意味が無いために、祝日の意味もこんな漠然とした書き方になってしまうのでしょうか。そんなことを考えるのは意地悪な性格の私だからでしょうかね?
◇夏の、お盆ウィーク?
日付に特別な意味のなさそうな祝日として、失礼なことに「みどりの日」と「海の日」の名前を出してしまいましたが、それでも「みどりの日」は昭和天皇の誕生日を祝った祝日として生まれたという経緯がありますし(「昭和の日」が出来て、日付は移動してしまいましたが)、「海の日」だって明治9年に明治天皇が東北地方巡幸の帰途、灯台視察船「明治丸」に乗って、横浜港に帰還した日という海の記念日を祝日化したしたというものなので、日付にはなにがしかの意味がありました(「海の日」は、その後にいわゆる、ハッピーマンデー法のために、移動祝日となってしまいました)。しかし、山の日の日付はいったいどこから? 日付については、根拠といえるものがありません。祝日のない8月に祝日を・・・と考えたんだろうなとは想像がつきますが、その日付について考えてみると不思議。連休を増やしてその経済効果を狙うというのであれば、「山の日」の先輩の「海の日」のように移動祝日にすればよいのでは???しかし山の日は移動祝日にはならず、8/11という日付に固定されています。考えられるのは、山の日の直後に訪れる非公式な連休、お盆の存在があります。お盆は本来は7/13~15(ないしは16)という日付に行われる盂蘭盆の行事ですが、現在は「月遅れの盆」と称する新暦の8/13~15(ないしは16)の行事として定着した感があります。4~5月のゴールデンウィークや 9月にたまに姿を表すシルバーウィークのように、この期間も比較的大きな連休の期間となっています。ゴールデンウィークやシルバーウィークとの違いは月遅れの盆はあくまでも慣習的に行われているだけで祝日の日付が集中して生まれたものではないということです。いっそのこと、「お盆の日」なんて祝日を作ってしまえばよさそうですが、古来からの祖先崇拝と結び付いて、特定の宗教との結びつきは薄らいだとはいえ、やはり「盂蘭盆」は仏教に端を発した行事であるのはだれの目から見ても明らかですから、はやりそうはいかなかったようです。仕方ないので「お盆」のほうは相変わらず、慣習的に休んでもらって、その前後に祝日を追加して、連休を大型化しようと考えたんでしょうね。
◇夏、海といえば山・・・かな?
じゃ、なんで山の日なのかなと考えると、夏だし、海の日あるし、海といえば、やっぱり山。「海の日」があるなら「山の日」があってもいいかなということじゃないかなと思います。そして日付ですが、お盆とつなげて大型連休ということでいえば、8/12が最適と思われます。事実、「山の日」の提案がなされた当初は8/12でした。しかし、8/12という日付と「山の日」が結び付くと、ちょっとまずいことがあることが判明。それは、この日が1985年に日航ジャンボ機 123便が群馬県の高天原山の御巣鷹の尾根に墜落した日。 520名の死者を出した大事故の起こった日です。その日を「山の日」として祝うのはまずいのではと考えられたようです。そして、8/11が山の日に。本当の実力者が裏に隠れて、都合のよい(そして本当は力がない)ものを前面に押し立て、これを傀儡とすることがありますが、なんだか「山の日」、月遅れの盆という真の実力者が表立てないために作り出された傀儡祝日みたいですね。夏といえば海、そして山。海といえば山だよね~なんて、本当に軽い感じで決められちゃった感じ満載の山の日ですが、いつかはなじんで本当に山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日になることを祈ることにいたしましょう。(「2022/08/10 号 (No.5793) 」の抜粋文)
2022-08-10 [twitter投稿]
hippocampus460シンテッポウユリ - 絵画風 https://t.co/JI4j0axRVt @hippocampus460より08/09 17:26 hippocampus460おはようございます!6時起床、天気 /満ちていく凸月(6時43分、輝面比91.8%)視認できず。今日は十三夜月、月齢12.1。月の入:2時49分、月の出:18時05分です(北九州) /今朝の空は雲が在るものの概ね晴れ!お日さん… https://t.co/losuHq2Tht08/10 07:02 hippocampus460『ヒマワリ(向日葵)!』hippo@home|https://t.co/x9wY0UBxcj08/10 16:31 hippocampus460『KAGAYA (@KAGAYA_11949)』hippo@home|https://t.co/28snUOAKOD08/10 16:44 hippocampus460今日も蒸し暑い一日でした!PM2.5のレベルは18(5→18)、AQI:平常 /午前中、お盆が近づいたので墓掃除に行っていました。夏草がかなり生えていたので草むしり、その後、墓石に水をかけながらタワシでゴシゴシ洗う。最後に灯明をあ… https://t.co/Cenvz0PNcV08/10 16:58
KAGAYA (@KAGAYA_11949) [twitter投稿]
夜空の道しるべ。
— KAGAYA (@KAGAYA_11949) August 9, 2022
規則正しく光をおくる灯台の向こうに、雄大な宇宙が広がっていました。
(先日、新潟県佐渡島にて撮影)
今日もお疲れさまでした。 pic.twitter.com/uALoX68rF5