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2020-06-01 [twitter投稿]



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ウグイスカグラ(鶯神楽)の実! [ヘッダー画像]

200522no35.JPG
別名:ウグイスノキ(鶯の木)
撮影日:2020.05.22
福智山ろく花公園
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衣更え(ころもがえ) [かわうそ@暦]

□衣更え(ころもがえ)
 カレンダーが 6月に変わりました。6/1 といえば、衣更えの日。制服のある仕事にお就きの方や学生などはこの日から夏服に替わるというところも多いはずです。今年は、春先から拡がった武漢肺炎問題のために、学校自体が始まっていないので衣替えといっても実感はないかもしれませんが、逼塞してしまった気持ちを一新するためには、よい区切りになるかもしれません。前向きにとらえましょう。

◇衣替えの始まり
 平安時代、宮中では四月と十月(何れも旧暦)の一日に衣更えが行われていました。この衣更えのことを「更衣(こうい)」といいました。当時の衣更えは衣類の種類を変えるだけでなく調度品なども冬用から夏用へと変えたとのことですから、結構な作業を伴う行事だったと思われます。ご存じのとおり旧暦は

  一月~三月:春  四月~ 六月:夏
  七月~九月:秋  十月~十二月:冬

 という区分けがありましたから、四月と十月という時期はそれぞれ夏の初め冬の初めということになります。この季節の変わり目の日に、けじめを付けて、衣類・調度を変えるのが衣更えでした。衣替えの本来の呼び名、更衣ですが、これは天皇に仕える女官の役職にも同じ「更衣」(「女御(にょうご)」に次ぐ役職)があったことから、民間にこの行事が伝わると、この役職と同じ呼び名を避けて、衣更えと呼ばれるようになりました。ちなみに今年の旧暦四月と十月の一日は新暦では、

  旧暦 4/1 → 新暦 4/23 (閏 4/1 → 新暦 5/23)
  旧暦10/1 → 新暦11/15

 となります。旧暦の四月の衣替えの時期は、まあよいとして、十月の方の衣替えは、ちょっと時期が遅すぎないでしょうかね? 私なら確実に暖房を使っている時期なんですけど・・・独り言でした。

◇江戸時代の衣更えは年四回
 この行事は、江戸時代になると幕府でも正式な行事として行っておりましたが、木綿の普及などにより衣類も多様化しましたから、衣更えの時期も細分化されて年四回に増えました。確かに「夏と冬」の年二回の衣更えで全てをまかなおうとしたら、暑すぎたり寒すぎたりということも多々あったと思われます。江戸時代の衣更えの日付は次の通り

  旧暦 4/1 → 新暦 4/23
  旧暦 5/5 → 新暦 6/25
  旧暦 9/1 → 新暦10/17
  旧暦 9/9 → 新暦10/25

 ちなみに、旧暦日に対応する新暦の日付は2020年の旧暦の日付を新暦の日付に変換したものです。衣更えの日付の中に 5/5, 9/9とありますが、これは「端午の節供」と「重陽の節供」の日付。そうした節目に合わせて衣更えを行っていたのが判ります。また衣更えは単に服装を替えるだけの日ではなく、その前後で衣類の手入れを行う行事でもありました。現代のように衣類を新調する等ということが手軽に行えなかった時代ですから、こうした日を設けて丁寧に使い続けたもののようです。

◇洋装の普及と衣更えの日付
 江戸時代には年四回あった衣更えですが、明治時代に入って洋装が普及してからは、これが整理されて現在の 6月と10月の年二回となりました。これは、洋装の方が温度調節などが容易に行えることから、服装全部を変えるようなことをしなくても、少々の暑さ寒さなら調整可能だったためのようです。現在は、「みんな一斉に」なんていうことは徐々に少なくなり、個々人で必要なときに服装を替えるのが普通となりましたから、衣更えの慣習は主に、制服を持った職場や学校だけに見られる現象になったようです。まあそれだけといっても、街の風景は変わる気がするのは、私だけでしょうか?(「2020/06/01 号 (No.4993) 」の抜粋文)

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