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2022-11-02 [twitter投稿]



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イチイ(一位)の実 ! [ヘッダー画像]

221018no36.JPG
別名:オンコの実
2022.10.18撮影
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十日夜(とおかんや) [かわうそ@暦]

□十日夜(とおかんや)
 明日は旧暦の十月十日。十日夜と呼ばれる日で、「十日夜」という行事の行われる日でもあります。十日夜はどちらかというと東日本で多く行われていた行事です。藁鉄砲で地面を打ってもぐらの害を払うとか、大根の背が伸びて肥え太るのを祈るとといった作物の豊穣を祈る民間行事という性格が強いものです。十日夜の日には田の作神が一年の里での勤めを終えて山に帰る日だと考えられていました(稲の刈り取りはこの日までには済ませてしまわねばならないと考えられていました)。田の神が山に帰るその道筋にいると蹴散らされ、災いがあると考えられたので、この日には田んぼや山に足を踏み入れるのを忌む風習が各地にありました。また一方では、この日は「大根の年とり」ともいい、大根の豊作を願って、大根畑にぼた餅を埋めるなどという行事も有ったようです(「ふるさと東京民俗歳時記」の田無市(現西東京市)の風俗)。

◇三の月
 こうした行事の他にこの日の月を「十日夜の月」と呼び、中秋の名月の十五夜の月、後の月の十三夜の月に並ぶ三の月として、お月見の対象とされることもあったそうです。ただ、月見には夜が寒すぎる時期ですから、月を見るなら防寒対策だけはしっかりする必要がありそうです。

◇東の十日夜と、西の亥の子
 東日本に多く見られる十日夜の行事に似た行事が他にもあります。西日本に多く残った「亥の子」の行事がそれです。亥の子の行事は、元は中国から渡来した風習で、十月亥の日に餅を食べれば年中の病を避けることが出来るとあって、人々はこの日に餅を食べました。二つの行事は時期的に近く、子孫繁栄や豊作祈願などその内容がよく似た行事であったため、混じり合ってしまうこともあります。二つの行事を何かで区別するとすれば、亥の子の行事が宮中発ということで、どちらかというと亥の子の行事は西日本に分布し、これに対してより土着的(?)な十日夜の行事は東日本で多く行われていたようです。亥の子は西、十日夜は東といった具合です。ではこの二つが出会うところは?前出の「ふるさと東京 民俗歳時記」によれば、東京では二つの行事が混同されていると云った記述があります。東と西の行事が出会ったのは関東あたりだったと云うことなのでしょうか。さて、中秋の名月、後の月に続く三の月が見えるはずの明日の夜ですが、月は見たいが寒さは辛い。風邪などひかないように注意して、暖かい状態でお月様を眺め、来年の作物の豊作を祈ることにいたしましょう。

                         (「2022/11/02 号 (No.5877) 」の抜粋文)

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