SSブログ

2022-11-08 [twitter投稿]



nice!(0)  コメント(0) 

鞴祭(ふいごまつり) [かわうそ@暦]

□鞴祭(ふいごまつり)
 11月8日はたたら師、鋳物師、鍛冶師など金属を扱う職人さん達のお祭りの日、鞴祭が行われます。日付については、旧暦の十一月八日に行うところと新暦の十一月八日に行われるところがありますが、本日は新暦の十一月八日ということで、この記事を書いております(最近は新暦の日付で祝うことが多いようです)。

◇鞴(ふいご)って?
 鞴は、炭などの燃料を高温で燃焼させるために空気を送り込むための道具です。主に金属を加工するために1000℃を越すような高温を作り出すために使われた送風装置です。今では見る機会はほとんど無くなってしまった道具でしょう。かくいう私も、実物は随分昔、両手で開け閉めするタイプの小型の鞴を見た(触った)ことがあるだけ。なぜか中学校の理科室にそれがありました。それに触れたときには何のために使う道具かわからずに、「空気入れ?」なんて思っていました。たまに、刀鍛冶が刀を鍛えている様子を映したTVの映像などに、箱鞴などが登場することもありますが、実物はなかなか見る機会がありません。全然イメージが湧かないという方は、ご面倒でも「鞴」「ふいご」などのキーワードで、インターネット検索を行って下さい。いろいろな鞴の画像が現れると思いますので。百聞は一見にしかず。見れば私のわかりにくい文章の説明より百倍(万倍?)も理解の助けになるでしょう。

◇鞴祭と神様
 鞴祭は、吹革祭、鍛冶祭、蹈鞴(たたら)祭とも呼ばれます。この日は、金属を扱う職人さん達は仕事を休んで、仕事道具である鞴を清めて、注連縄を張り、御神酒や蜜柑、スルメや赤飯などを供えて祀ります。鞴祭に祀られる神様は鍛冶の守護神である金山彦命(かなやまびこのみこと)、迦具土神(かぐつちのかみ)、稲荷大神です。砂鉄から鉄を作る蹈鞴師たちは特に金山彦命を「金山様」と呼んで、普段から信仰しており、鞴祭のことも「金山講」と呼んだそうです。鞴祭では、お供えの蜜柑を撒きます。この蜜柑を食べると風邪をひかないのだとか。しょっちゅう風邪をひく私としては、是非この蜜柑、欲しいものですね(余談ですが、武漢肺炎流行後、その影響で予防対策が行き届いたためなのか、めっきり風邪をひかなくなりました。予防って大切だな?)。ちなみに、鞴祭りと蜜柑の関係は、十一月八日の卯の刻に蹈鞴が天から降ってきて蜜柑の木に引っかかっていたという伝承からだとか。鞴など、目にすることもなくなった昨今ですから鞴祭など、消え去った祭りかと思いましたが、今でも金属や火を扱う職人さん達の間ではこの祭りは続いているそうで、この日にはボイラーの前に祭壇を築いて御神酒を供えるなどしていると、読者の方からメールをいただいたことがあります。私たちは知らないけれど、そうした「関係者かぎり」の伝統行事って、いろいろ残っているのかも知れませんね。

                         (「2022/11/08 号 (No.5883)」の抜粋文)
nice!(0)  コメント(0) 

今日(11/8)の夜空に見える月は【満月&十五夜の月】です [かわうそ@暦]

◆今日(11/8)の夜空に見える月は【満月&十五夜の月】。
月は日暮れの頃に東の空から昇り、翌日の夜明け頃に西の地平線に沈んでゆきます。今夜の満月は、皆既月食の起こる満月。今夜の月食は日本全国で見ることが出来ます。日が暮れてしばらくすると、月の下の方から欠け始めます。家族皆で楽しむことが出来る月食となるでしょう。
月食の状況は次のとおりです。

18:09 欠け始め
19:16 皆既月食始まり
19:59 (食分最大 1.36)
20:42 皆既月食終わり
21:49 欠け終わり

◆お月様の基礎データ
・満月の瞬間は 11/8 20時 2分 (月齢は 14.0)
 ※満月とは、月と太陽の黄経の角度差が180度となる瞬間です。
・月出:11/8 16時31分 月没:11/9 6時40分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):11/8 23時31分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 391200 km (平均距離の 1.02倍)。

 月は平均より 6200km遠く、見かけの大きさはいつもより少し小さいです。お月様&月食が見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
nice!(0)  コメント(0)