【三元】（さんげん） [かわうそ＠暦]
【三元】（さんげん）
1.上元（正月15日）と中元（7月15日）と下元（10月15日）。
2.（年と月と日の元（はじめ）であるからいう）正月元日の称。
3.中国で、天地の始・中・終を上元・中元・下元に区別していう称。
4.天と地と人。
5.明清時代の科挙で、郷試・会試・殿試の首席合格者（解元・会元・状元）
をいう。 《広辞苑・第七版》
「三元」は語釈の１，２で暦に関係のある言葉です。1の方の「三元」では、「お中元」と呼ばれる年中行事としてその一部が残っています。さて本日は元日ですので語釈２の方の三元に当たる日です。「年と月と日の元であるから正月元日を三元という」なるほどです。この日が新しい暦軒天となるのですから。ただこの語釈２については、ちょっとだけ違和感も残ります。年と月の元の二元については異論がないのですが、三つ目の「日の元」というのはどうなのかな？だって、元日は「日」そのものなのに、それが日の元っておかしくない？三つ目の「日の元（はじめ）」まで加えて三元というなら、ここは元日でなくて元旦こそふさわしいのではないか、なんてことを目出度い元旦に考えているかわうそでした。目出度い年明けですから、重箱の隅はしゃくしで払う大らかさで受け止めるべきところかもしれませんが、そこはそれ重箱の隅みたいな話をほじくって成り立っているようなこのメールマガジン（日刊☆こよみのページ）ですから今年も一年、こうしたちょっとした違和感を抱きつつ発行を続けてゆきたいと思います。皆さん、今年もよろしくお願いします！
※語釈１の三元については、Web こよみのページに関連記事がありますのでお暇な方はお立ち寄りください（夏野話題ですけど）。
【参考記事】「お中元」 http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0740.html
（「2024/01/01 号 (No.6302) 」の抜粋文）
1.上元（正月15日）と中元（7月15日）と下元（10月15日）。
2.（年と月と日の元（はじめ）であるからいう）正月元日の称。
3.中国で、天地の始・中・終を上元・中元・下元に区別していう称。
4.天と地と人。
5.明清時代の科挙で、郷試・会試・殿試の首席合格者（解元・会元・状元）
をいう。 《広辞苑・第七版》
「三元」は語釈の１，２で暦に関係のある言葉です。1の方の「三元」では、「お中元」と呼ばれる年中行事としてその一部が残っています。さて本日は元日ですので語釈２の方の三元に当たる日です。「年と月と日の元であるから正月元日を三元という」なるほどです。この日が新しい暦軒天となるのですから。ただこの語釈２については、ちょっとだけ違和感も残ります。年と月の元の二元については異論がないのですが、三つ目の「日の元」というのはどうなのかな？だって、元日は「日」そのものなのに、それが日の元っておかしくない？三つ目の「日の元（はじめ）」まで加えて三元というなら、ここは元日でなくて元旦こそふさわしいのではないか、なんてことを目出度い元旦に考えているかわうそでした。目出度い年明けですから、重箱の隅はしゃくしで払う大らかさで受け止めるべきところかもしれませんが、そこはそれ重箱の隅みたいな話をほじくって成り立っているようなこのメールマガジン（日刊☆こよみのページ）ですから今年も一年、こうしたちょっとした違和感を抱きつつ発行を続けてゆきたいと思います。皆さん、今年もよろしくお願いします！
※語釈１の三元については、Web こよみのページに関連記事がありますのでお暇な方はお立ち寄りください（夏野話題ですけど）。
【参考記事】「お中元」 http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0740.html
（「2024/01/01 号 (No.6302) 」の抜粋文）
