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KAGAYA (‏@KAGAYA_11949) [twitter投稿]


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ビデンス ! [ヘッダー画像]

240115no11.JPG
別名:ウインターコスモス
2024.01.15撮影
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小正月 (正月十五日) [かわうそ@暦]

□小正月 (正月十五日)
 1/15は小正月と呼ばれます。これに対して1/1 に始まる正月を大正月と言うこともあります。この「大」と「小」の差は、公的な性格の強い正月か私的な性格が強い正月かといった違いでしょうか。

◇一月十五日・・・小正月の日付
 新暦における1/15に特別な意味は有りませんが、旧暦時代の1/15は違います。その違いはと言えばそれは月。旧暦の15日は「十五夜」つまり満月の日なのです。現在、旧暦と呼ばれている暦は中国から伝来した太陰太陽暦が進化(?)した暦です。中国の太陰太陽暦の特長の一つ、それは月初を計算上の「朔」に置いていることです。太陰太陽暦はこの「朔」を月初とする暦だと誤解なさっている方がいらっしゃいますが、太陰太陽暦はあくまでも月初の決定に月の朔望の周期を利用している暦だと言うだけです。月の朔望周期が解ればよい訳ですから何も「朔から朔」にこだわる必要もありません。「満月から満月」でもよいわけです。また、現在の旧暦の月初は「計算上の朔」と書いたとおり、これを求めるためには沢山の観測とそれをまとめて、計算式を作るまで科学力が無ければ作ることの出来ない暦です。なぜなら「朔」は見ることが出来ない現象だからです。こう考えると、古い時代はもっと素朴に目に見える月の形が同じになる日を月の初めとする太陰暦が有ったことが予想されます。満月は月の満ち欠けのうちでも目立つものですから、素朴な原始的太陰暦の基点として使われたものだと考えられます。小正月は中国から進んだ暦が輸入される前に使われていた原始太陰太陽暦の正月を祝う行事の痕跡と考えられ、古い時代に行われていた様々な行事のうち、「公的性格」の強い行事は暦の元日へと移動して行きましたが、家族や狭い地域共同体などだけが行うような「私的行事」の多くは、小正月に残ったのではないかと考えられています。

◇小正月の行事
 小正月の行事としては、左義長(さぎちょう)・鳥追い・綱引きがあります。

 ・左義長
 左義長はどんど焼きとも呼ばれます。正月飾り、門松、書き初めなどを焼く行事です。
正月に関連するこうしたものを焼くことで、年越しに迎え入れた年神を、煙に乗せて天上へ送る
行事だと言われています。

 ・鳥追いと綱引き
 これは稲作行事の一つと考えられます。稲作の上で悩みの種である鳥害を除きたいという考えから
発した行事でしょう。 この行事は東北・信越地方に多く残っており、子供達が鳥追い歌を歌って
田畑を回ったり、鳥追い小屋を造って14日の夜から15日の朝までこの小屋に籠もって行うものです。

 綱引きに関して言えば、村の東西や隣村との間で行われることが多く、その年の作物の作柄を占う行事です。どちらも農耕(ことに稲作?)に関連した行事です。

◇女正月
 小正月は「女正月」とも呼ばれます。正月には忙しく立ち働く女性達をねぎらうと言う意味があります。また、これに対して大正月を「男正月」と呼ぶこともあります(まれですが)が、昔は対外的(公的)折衝は男の社会、家庭内(私的)の活動は女性の社会という感覚が強かったので、大正月と小正月の役割の違いを言い表したものと思われます。

                          (「2024/01/15 号 (No.6316) 」の抜粋文)
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