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2021-08-08 [twitter投稿]



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ガザニア ! [ヘッダー画像]

210730no22.JPG
和名:クンショウギク(勲章菊)
2021.07.30撮影
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和風月名(わふうげつめい)の話 [かわうそ@暦]

□和風月名(わふうげつめい)の話
 今日(2021/8/8)から旧暦では7月、文月です。「こよみのページ」のツイッター(https://twitter.com/k_koyomi )でも、今日から旧暦文月とツイートとしてきたところで、何か「文月」に関する話をと思いました。が、しかし、文月だけで暦のこぼれ話を書くのはつらいなということで、他の月々の皆さんの協力も願うことにして、本日は和風月名の話といたしました。一月(正月)、二月、三月・・・と年首からの順番に番号を振られた暦月ですが、この暦月にはさまざまな異称があります。その中でも一般に最も定着しているだろうものが和風月名(わふうげつめい)と呼ばれる次のもの。

 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走

 沢山存在する暦月の異称の中でも別格と言ってよいものでしょう。この和風月名について、読みと月名の由来、意味等を簡単にまとめて見ました(注意:由来、意味については、諸説さまざまな中からその一つ、二つをかわうそが選んだものです)。

 ・睦月(むつき)
   一月。貴賤が往来し拝賀し、親類一同が集まって睦みあう月。
 ・如月(きさらぎ)
   二月。まだ寒さが残り衣を更に着る月。衣更着とも書く。
 ・弥生(やよい)
   三月。木草弥生い茂る(草木が盛んに伸び茂る)月。
 ・卯月(うづき)
   四月。苗を植える月(なえうづき)。また卯の花の咲く月。
 ・皐月(さつき)
   五月。早苗(さなえ)を植える月。
 ・水無月(みなづき)
   六月。田に水を入れる月(水の月)。
 ・文月(ふづき)
   七月。稲の穂が実る月(穂含月:ほふみづき)。
 ・葉月(はづき)
   八月。木々の葉が落ちる月(葉落ち月)。
 ・長月(ながつき)
   九月。夜の長い月(夜長月)。
 ・神無月(かんなづき)
   十月。新穀を神に捧げる月(神嘗月:かんなめづき)。
 ・霜月(しもつき)
   十一月。霜の降る月。
 ・師走(しわす)
   十二月。師匠も趨走(すうそう)する月。また歳果月(歳果てる月)。

 既に書いたとおり、今日から始まる旧暦七月は和風月名では「文月」、稲の穂が実の月を表す言葉から生まれています(一説では・・・ですが)。

◇月名の由来
 和風月名のそれぞれの月の名前と由来、意味を簡単に書きました。その直前に「意味については・・・かわうそが選んだものです」とわざわざ断りを入れました。これは、その由来、意味については諸説紛々として、本当はどれが正しいといいきることが出来ないからです。ただ身近な植物の様子や農耕作業に関連した言葉、家族や地域といった狭い範囲での行事に関連する言葉から生まれたと考えられる名前が並んでいることには気がつきます。どうやら、和風月名は周囲の自然の変化を見て季節の移り変わりを計っていた自然暦と呼ばれる原始的な暦の時代まで遡る言葉ではないかと考えます。「む+月」とか「う+月」といった具合に、月と組み合わされる言葉が一文字であることも、単語数が少なく言葉が単純な時代にまで遡る言葉ではないかと推測させるものがあります。おそらくは、日本にまだ文字がなかった頃から使われていた言葉だったのでしょう。ですから、その由来についてははっきり言って藪の中。後世になってからいろいろな人があれやこれやともっともらしい由来を「発明」はするのですが、本当のところは誰にも解らないものとなってしまっています。

◇和風月名は旧暦の月名?
 和風月名は旧暦時代の月名と説明されることがあるのですが、これはどうかなと私は思います。

・昔の暦には睦月、如月、弥生・・・と書かれていた?
 まず基本的な話として、旧暦といわれる暦がまだ現役の暦であった時代、例えば江戸は天保の頃の暦の月名がどう書かれていたかですが、昔の暦を引っ張り出して開いて見ると

  正月・二月・三月・・・

 と書かれていました。当時の暦にも睦月・如月・弥生・・・は書かれていません。もっとも「正月」と書いて「むつき」と読んでいけないわけではありませんけれど。少なくとも書かれてはいませんでした。

・睦月は旧暦の正月のこと?
 和風月名を旧暦の月名と考える方は、和風月名の名の由来を考えると旧暦の月の方がよく合うという理由からそう考えるようです。例えば、弥生が草木が伸び茂る月と考えると、新暦の三月ではまだちょっと早すぎる。まだ芽が出始めたばかりじゃないか。その点旧暦三月ならば、新暦の四月頃ですから、よい具合です。八月を意味する葉月も新暦では「木々の葉が落ちる月」とはとても云えない暑さの厳しい時期です。こうした植物の生育状況などを表す言葉が由来と考えられる月だと、新暦の月ではピッタリこないというのはうなずけます。ですが、師走とか睦月はどうでしょう?師走は年末の慌ただしさを、睦月は年の初めを祝う人々の様子という年中行事と深く結びついた名前です。現在でも年中行事を旧暦の日取りで行う地域もないではありませんが、多くの人は新暦によって正月を祝うと思います。年末の慌ただしさも、大部分の方は新暦の十二月に感じるでしょう。

 こうなると、新暦では歳が改まって半月が過ぎた今頃、旧暦ではまだ十二月だからといって、師走は忙しいですね?とは言いにくい。師走や睦月という月はその名の由来を考えると、現在なら新暦の暦によくあうように思えます。暦は季節の変化を計る(示す)ための道具である一方で、人間の社会生活のリズムを刻む道具でもあります。改暦によって年首の位置がおよそ一月移動しても自然は暦にあわせて、春の位置を一月移動してはくれません。ですが暦を使って社会生活を送る人間の生活のリズムは、改暦による年首の移動に合わせて変化します。和風月名には、人間の都合(改暦)では変わらない自然と、人間の都合で変わる生活のリズムそれぞれに関係した名前の両方がありますから、「和風月名は旧暦の月名」と単純には言い切れないと思うのです。かといって、じゃあ「弥生は新暦の四月、卯月は五月、皐月は六月とすればいい」ともいえません。「皐月」は「五月」とも書くくらいで、元は自然の変化から生まれた自然暦から発した言葉であっても千年以上も弥生は三月、卯月は四月、皐月は五月・・・という伝統と世間の慣習を簡単には無くし、覆すことは出来ないでしょうから。これから「和風月名」はどうなって行くのか、今の私には解りません。変化して行くのかそれとも変わらずに残って行くのか、もしかしたら和風月名そのものが忘れ去られて行くのか。長生きして、その先行きを見続けてみたいと思うかわうそでした。以上、旧暦七月の朔日に思いついた和風月名の話でした。(「2021/08/08 号 (No.5426) 」の抜粋文)

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今日(8/8)のお月様は【新月】です [かわうそ@暦]

◆今日(8/8)のお月様は【新月】。
今日の月は日の出の頃に昇り、日の入りの頃に沈みます。空に昇っている時間は概ね太陽と同じ。日食でも起こさない限り、月の在処はわかりません。旧暦では、この新月の日が暦月の一日(朔日)となります。

◆お月様の基礎データ
・新月の瞬間は 8/8 22時50分 (月齢は 0.0)
 ※新月とは、月と太陽の黄経の角度差が0度となる瞬間です。
・月出:8/8 4時 5分 月没:8/8 18時47分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):8/8 11時29分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 389600 km (平均距離の 1.01倍)。

 月は平均距離付近にあり、見かけの大きさも平均的です。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
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