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2021-08-09 [twitter投稿]



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ペンタス ! [ヘッダー画像]

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和名:クササンタンカ(草山丹花)
2021.08.03撮影
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2021年8月8日の「山の日」について [かわうそ@暦]

■2021年8月8日の「山の日」について
 2021年8月8日に、二度目の東京オリンピックが無事に閉幕しました。始まる前(始まった後も)には擦った揉んだがあった今大会ですが終わって見れば開催できてよかったと言うのが大方の見方ではないでしょうか。その判断と選手側から見たときはどうだろうかと考えていた「無観客試合」も競技自体に集中できたり、選手やコーチ陣の声がよく聞こえて帰って面白かったなど、思わぬ評価もあったようで、マイナス面ばかりでは無かったようです(でもやはり、観客入れて欲しかったなとは思います。チケットは応募したけど、全部はずれちゃいましたけどね、私は)。東京オリンピックが成功だったのか否かについては、いろいろな見方があるでしょうし、そうした評価を行う人やメディアは山ほどあるでしょうから、餅は餅屋にまかせるとして、日刊☆こよみのページとしては、こよみのページらしく、東京オリンピックの影響でいつもの定位置の日付から変更された祝日、特に「山の日」の日付について取り上げてみようと思います。

◇東京オリンピックによって日付が変更された祝日について
 東京オリンピックの開催に合わせて日付が変更された祝日が3つあります。「海の日」「山の日」「スポーツの日」です。東京オリンピック開催にあたっては、様々な決め事があり、また従来の法律を一部修正する必要があることなどもあって「東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法」と言う長い名前の特別措置法を作って、いろいろと手当しております。長い名前なので省略して「オリパラ法」なんて呼ばれる法律です。この法律には、こよみのページにも影響する条文があります。第三十二条 国民の祝日に関する法律の特例がそれです。この条文には「令和二年」と「令和三年」に、前述した3つの祝日の日付を変更すると書かれています。もちろん最初は「令和二年」の分しかなかったのですが、史上初となる「大会の1年延期」が行われたために「令和三年」の分が追加されたわけです。では、どのように変更されたのかというと

 1.令和二年の分
  ・海の日     7/20(月)→ 7/23(木)
  ・スポーツの日 10/12(月)→ 7/24(金)
  ・山の日    8/11(火)→ 8/10(月)

 2.令和三年の分
  ・海の日     7/19(月)→ 7/22(木)
  ・スポーツの日 10/11(月)→ 7/23(金)
  ・山の日    8/11(水)→ 8/08(日)

 この変更はオリンピックの開会式(金曜日)、閉会式(日曜日)に併せ、その前後に祝日を配置して連休化するためです。なぜ連休化する必要があるのかということについては、首相官邸のWebサイトの「祝日移動に関するQ&A」がありましたので引用させていただきます。

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 祝日移動に関するQ&A

 Q なぜ祝日が移動するの?
 A 東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催期間中のアスリート、観客等の円滑な輸送と、         経済活動、市民生活の共存を図るためです。オリンピック開会式の7月23日前後が4連休、オリンピック閉会式の8月8日前後が3連休となることにより、東京中心部の混雑緩和が見込まれます。
 https://www.kantei.go.jp/jp/headline/tokyo2020/shukujitsu.html
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 うーん、一部競技は東京以外でも行われたとはいえ、基本は東京という都市で開かれるオリンピックのために、ある意味無関係な地域が大部分で或る日本全国の祝日を変えなければならないのか、その辺の判断にも異論はあるのですが、その部分は堪えるとして、開会式や閉会式の前後を連休に使用という判断があったことはわかりました。

◇令和二年と令和三年の「山の日」の違い?
 さてさて、オリンピックが2020年に開かれるはずだったこと、武漢肺炎の世界的な蔓延で急遽2021年に延期になったから、祝日の日付が変更になったのはわかりましたが、最後に「山の日」の取り扱いについてやや疑問がのこりました。閉会式が日曜日に行われることから、その前後の土曜日と月曜日も休日化しようと考えたわけで、そのために本来は8/11に固定されている「山の日」を令和二年は8/10の月曜日に、令和三年は8/8の日曜日に移動させました。目出度し目出度し・・・?閉会式が行われる日曜日の翌日、つまり月曜日を休日化するためと言うことであれば令和二年の例のように月曜日である8/10を祝日にするというのがシンプルでわかりやすい方法です。この例の通りであれば、令和三年なら本日8/9の月曜日を「山の日」とすればよかったはずなのですが、違っていました。閉会式が行われた8/8の日曜日が「山の日」となっていて、今日、8/9月曜日はその「振替休日」の扱いとなりました。どちらにせよ、月曜日が休日化しているので、開会式・閉会式前後を休日化するという目的は達せられているのですが祝日を日曜日にあてて、わざわざ振替休日で月曜日を休日化したのか?という疑問が残ります。前例踏襲主義の日本の官僚組織(?)らしくも無く令和二年とは違う令和三年の変更。なぜでしょうね。

◇「祝日」とするには抵抗のある日
 その理由をいろいろ考えましたが、思い当たったのは8/9と言う今日の日の出来事。ご存じのとおり、8/9という日は「長崎原爆忌」の日です。多くの人にとって、追悼の日となるこの日を「祝日」とすることには、やはり抵抗があったのでしょう。別に令和三年の「山の日」を8/8に決定した理由が法律等に明示されているわけではありませんが、思い当たるのはこれくらい。きっと、これが理由なんじゃ無いかと推測しています。考えてみると本来の「山の日」の日付、8/11自体がこれに近いものでした。「山の日」は「海の日」や「スポーツの日」と違って、○○月の△月曜日のような移動祝日でなく、8/11という日付に固定されています。新しく作られた祝日であるにもかかわらず、土~月曜日で連休かしようというスタイルではありません。でも、実質的には「連休化」を狙った祝日であることは間違いありません。「山の日」の特殊性は、祝日法等には現れない夏の「慣習的な連休」との連携にあると考えられます。日本の多くの地域では8/13~8/15・・・月遅れの盆として、墓参りなどのために生まれ故郷などに戻ると言うことが行われています。知人との間にもごく普通に「今年の盆休みは帰省するの?」といった形で、この月遅れの盆前後が休みになることを前提とした会話がおこなわれます。月遅れの盆の「慣習的な連休」が一般化している証左といえるでしょう。「山の日」はこの月遅れの盆の期間と併せて、大型連休を作り出すことを目的に作られたものだと私は考えています。こう考えると「山の日」は8/11ではなくて8/12の方がその目的に合致しそうです。現に「山の日」を祝日としようという法案が最初に提出された時点では8/12がその日付となっていました。しかし、実際に「国民の祝日に関する法律」の改正が成って「山の日」が晴れて祝日の仲間入りしてみるとその日付は8/11・・・。何があったのかな?考えられる理由は、8/12が1985年に日航機123便が群馬県御巣鷹山に墜落し520人の犠牲者を出した日にあたっていること。こうした日を祝日とすることには、やはり抵抗があったのでしょう(あくまで私見)。そう考えると「長崎原爆忌」にあたる8/9を祝日にすることも同様に抵抗のあるものだったのでしょう。本来の日付といい、今回の特例的日付の決定といい、「山の日」ってなんだか間の悪いことの多い祝日みたいだなと、ふと思ってしまいました。まあ、確たる証拠の無い私の憶測ばかりではありますがなぜわざわざ8/8の日曜日を「山の日」にしたのか?という理由って、これくらいしか思い浮かびませんでした。真相は如何???(「2021/08/09 号 (No.5427) 」の抜粋文)

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