今日(12/16)の夜更けの空に昇る月は【下弦の半月】です [かわうそ@暦]
◆今日(12/16)の夜更けの空に昇る月は【下弦の半月】。
下弦の月は日付が切り替わる頃に東の空に昇り、夜明け頃には、真南の空の高い場所に見つけることができます。旧暦日による呼び名では【二十三夜の月】です。
◆お月様の基礎データ
・下弦の半月の瞬間は 12/16 17時56分 (月齢は 22.4)
※下弦の半月とは、月と太陽の黄経の角度差が270度となる瞬間です。
・月出:12/16 23時45分 月没:12/17 12時20分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):12/17 6時 7分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 392900 km (平均距離の 1.02倍)。
月は平均より 7900km遠く、見かけの大きさはいつもより少し小さいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
下弦の月は日付が切り替わる頃に東の空に昇り、夜明け頃には、真南の空の高い場所に見つけることができます。旧暦日による呼び名では【二十三夜の月】です。
◆お月様の基礎データ
・下弦の半月の瞬間は 12/16 17時56分 (月齢は 22.4)
※下弦の半月とは、月と太陽の黄経の角度差が270度となる瞬間です。
・月出:12/16 23時45分 月没:12/17 12時20分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):12/17 6時 7分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 392900 km (平均距離の 1.02倍)。
月は平均より 7900km遠く、見かけの大きさはいつもより少し小さいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
「うるう秒」がなくなる? (捕捉) [かわうそ@暦]
■「うるう秒」がなくなる? (捕捉)
(その3)を書く前に(その2)の内容について、ちょっとした御質問を頂きました。きっと、同じような疑問を持たれた方もいらっしゃると思いますので補足説明をさせて頂きます。
・質問1
国際原子時(International Atomic Time)の略がTAI? IAT じゃないの?
分かります、この気持ち。私も同じ疑問を持ったものです。国際原子時も協定世界時も、英語表記は()のものなのですが、略号の元になった言語は仏語だったというのが、この御質問への答えです。
国際原子時の仏語表記 Temps Atomique International → TAIというわけでした。
・質問2
協定世界時(Coordinated Universal Time)の略がUTC? CUT じゃないの?
こちらも確かに変な感じ。こちらも、言語によって単純に頭文字を組み合わせた略語にすると違ったものになってしまうと言うことで、一ひねりされて出来た略号です。ちなみに、協定世界時の英語、仏語、伊語で表すと
英語表記 coordinated universal time → CUT
仏語表記 temps universel coordonne → TUC
伊語表記 tempo coordinato universale→ TCU
となります。ちょっと、仲良くしてよ~と言いたくなるほどまちまち。ということで、世界時 UT を更に細分した場合にUT0,UT1,UT2等のように、[UT+1文字]で表す方式の略号とすることとし「調整された(coordinated)」を表す [C] を付けて UTC となりました。
・質問3
UT0、UT1、UT1-R、UT2の違いは?
天文時系の世界時、UTは細かく分けるとさらに、UT0,TU1,UT2があります。UT1-RはUT1の葉性みたいなもの。それぞれの違いは
・UT0
天文台等の観測局で直接観測されたUTです。これが全てのUTの元。
・UT1 :
・UT1-R
UT1 は地球の自転の瞬時の状況を最も忠実に表したものですが、マイクロ秒単位で見ると、
日々かなりの変動をするので、そのままでは使いにくいということで、これを35日未満の長さで
平滑化したものがUT1-Rです。
・UT2
UT1 には年周期、半年周期の周期変動成分があることが分かっているのでこの変動を太陽年を
引数とした経験式により取り除いたものが UT2です。UTC 導入以前にはUT2 が使われることも多
かったのですが、現在はほとんど使用されなくなっています。
・質問4
1900年1月0日とは?
「1月0日」とは、確かに奇異な感じの日付ですが、天文の世界では、こうした日付の表現はよく
使われます。何のことはなく1900年1月0日 = 1899年12月31日です。天文や暦の世界で、ある基準
の日からの経過日数や年数を計算するということがよくありますが、その起点となる日が「1から
始まる」と、日数を足したり引いたりするときにちょっと面倒なことになるため、そうした煩雑さ
を避けるために、こうした日付を用いることがあります。
余談ですが、1925年までは天文における日付の基準は正午(昼の12時)だったため、日付の起点に「0.5」という端数が付いたものもよく見かけます。暦の世界でもよく使っているユリウス通日(日☆こよみのページの、始めの方にある「暦データ」にもあります。ちなみに、本日の UT 0時(日本標準時 9時)のユリウス通日は 2459929.5です。
本日は、本題の話からは外れましたが、確かに不思議に思うかもという読者の方からいただいた質問に答えさせていただきました。
(「2022/12/16 号 (No.5921) 」の抜粋文)
(その3)を書く前に(その2)の内容について、ちょっとした御質問を頂きました。きっと、同じような疑問を持たれた方もいらっしゃると思いますので補足説明をさせて頂きます。
・質問1
国際原子時(International Atomic Time)の略がTAI? IAT じゃないの?
分かります、この気持ち。私も同じ疑問を持ったものです。国際原子時も協定世界時も、英語表記は()のものなのですが、略号の元になった言語は仏語だったというのが、この御質問への答えです。
国際原子時の仏語表記 Temps Atomique International → TAIというわけでした。
・質問2
協定世界時(Coordinated Universal Time)の略がUTC? CUT じゃないの?
こちらも確かに変な感じ。こちらも、言語によって単純に頭文字を組み合わせた略語にすると違ったものになってしまうと言うことで、一ひねりされて出来た略号です。ちなみに、協定世界時の英語、仏語、伊語で表すと
英語表記 coordinated universal time → CUT
仏語表記 temps universel coordonne → TUC
伊語表記 tempo coordinato universale→ TCU
となります。ちょっと、仲良くしてよ~と言いたくなるほどまちまち。ということで、世界時 UT を更に細分した場合にUT0,UT1,UT2等のように、[UT+1文字]で表す方式の略号とすることとし「調整された(coordinated)」を表す [C] を付けて UTC となりました。
・質問3
UT0、UT1、UT1-R、UT2の違いは?
天文時系の世界時、UTは細かく分けるとさらに、UT0,TU1,UT2があります。UT1-RはUT1の葉性みたいなもの。それぞれの違いは
・UT0
天文台等の観測局で直接観測されたUTです。これが全てのUTの元。
・UT1 :
地球の物理学的回転軸(回転モーメントが最大となる軸)と自転軸は、完全には一致しておらず、わずかですがずれています。そのため、自転軸は物理学的な回転軸の周りをまわるように動いてゆきます。これを極運動(自転の極の運動)といいます。この極運動があるため、物理的な地球に固定された天文台等の観測局の天文学的な経緯度は変化してしまうため、それぞれの観測局で観測した UT0は一致しません。こう考えると UT0 は、地球の自転の周期を正しく表すものとは言えませんので、UT0 に対して、この極運動によるズレを補正したものが UT1 です。UT1 は地球の瞬時の自転の状況を最も忠実に表したUT と考えることが出来ます。
・UT1-R
UT1 は地球の自転の瞬時の状況を最も忠実に表したものですが、マイクロ秒単位で見ると、
日々かなりの変動をするので、そのままでは使いにくいということで、これを35日未満の長さで
平滑化したものがUT1-Rです。
・UT2
UT1 には年周期、半年周期の周期変動成分があることが分かっているのでこの変動を太陽年を
引数とした経験式により取り除いたものが UT2です。UTC 導入以前にはUT2 が使われることも多
かったのですが、現在はほとんど使用されなくなっています。
・質問4
1900年1月0日とは?
「1月0日」とは、確かに奇異な感じの日付ですが、天文の世界では、こうした日付の表現はよく
使われます。何のことはなく1900年1月0日 = 1899年12月31日です。天文や暦の世界で、ある基準
の日からの経過日数や年数を計算するということがよくありますが、その起点となる日が「1から
始まる」と、日数を足したり引いたりするときにちょっと面倒なことになるため、そうした煩雑さ
を避けるために、こうした日付を用いることがあります。
余談ですが、1925年までは天文における日付の基準は正午(昼の12時)だったため、日付の起点に「0.5」という端数が付いたものもよく見かけます。暦の世界でもよく使っているユリウス通日(日☆こよみのページの、始めの方にある「暦データ」にもあります。ちなみに、本日の UT 0時(日本標準時 9時)のユリウス通日は 2459929.5です。
本日は、本題の話からは外れましたが、確かに不思議に思うかもという読者の方からいただいた質問に答えさせていただきました。
(「2022/12/16 号 (No.5921) 」の抜粋文)
2022-12-16 [twitter投稿]
hippocampus460チェッカーベリー - 絵画風 https://t.co/qqJFu602qK @hippocampus460より12/15 17:18 hippocampus460『【木守り】(きまもり)』hippoの菜園|https://t.co/1j0LJOHFJz12/15 17:22 hippocampus460『「うるう秒」がなくなる? (その2)』hippo@home|https://t.co/HoZwEaYpwN12/15 17:42 hippocampus460『KAGAYA (@KAGAYA_11949)』hippo@home|https://t.co/oPwDXDblBw12/16 07:15 hippocampus460おはようございます!6時半起床、天気 /欠けていく凸月(7時01分、輝面比56.4%)視認できず。今日は下弦の月(弓張月)、月齢22.0。月の出:無し、月の入:12時31分です(北九州) /今朝の空は暗雲に覆われ暗い!福智山は… https://t.co/bCBhYnsXei12/16 07:20 hippocampus460『ポインセチア !』hippo@home|https://t.co/h0dzxkeKJq12/16 17:54 hippocampus460今日は曇り空、一時小雨。寒かった!(>_<。) PM2.5のレベルは10(9→10)、AQI:良い /午前中、花公園に出かける。常連さんも来ていました(*^_^*) 園内を一周するが収穫なし(´・ω・`) 茶店で常連さんとしばらく談笑して帰宅する。昼食後は昼寝です(*^_^*)12/16 18:10
KAGAYA (@KAGAYA_11949) [twitter投稿]
本日未明に撮影したふたご座流星群の火球です。
— KAGAYA (@KAGAYA_11949) December 15, 2022
星降る夜、湖と鉄道駅が月光に照らされ、まるで宮沢賢治さんの『銀河鉄道の夜』の世界のようだと眺めていましたら、目も覚めるような特大の流れ星がおちてゆきました。
(2022年12月15日02時31分 静岡県にて撮影) pic.twitter.com/pOzMOUPIP5