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2018-04-07 [twitter投稿]



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バーベナ ! [ヘッダー画像]

180401no11.JPG
福智山ろく花公園
撮影日:2018.04.01
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コンピューターと復活祭 [かわうそ@暦]

□コンピューターと復活祭
 明日 4/8は2018年の東方正教会系の復活祭(イースター)の日です。ちなみに西方教会系(カソリック系)では一週間前の 4/1が、復活祭でした。そこで、本日は復活祭にまつわる話を一つ。「復活祭の日付にまつわる話を一つ」と云いましたが、直接日付の計算の方法といった話ではなくて、「復活祭の計算」という言葉に関する話です。す。

◇面倒くさい計算はコンピューターで
 面倒くさい計算をする場合の強い味方といえば、コンピューター(電子計算機)。いやいや計算に使う道具といえば、そろばんだとおっしゃる方、電卓だという方いらっしゃるかもしれませんが、ここは、私の話に付き合って「コンピューターだ」と思って下さい。(※電卓は、電子卓上計算機の略ですから、電子計算機の仲間でOKか?)このコンピューターの英語の綴りは「computer」。この言葉は、計算するという意味の「compute」 から出た言葉です。面倒くさい計算をしてくれる機械、それがコンピューターというわけですね。英語のcompute はラテン語の「Computus」がその語源だと云われます。この言葉の意味は「計算する」「総計する」という意味です。

◇暦の計算も、面倒くさい
 面倒くさい計算にはいろいろあるでしょうけれど、日刊☆こよみのページやWeb こよみのページなどで取り扱う各種の暦計算もそうした面倒くさい計算の一つ。日刊☆こよみのページに毎日掲載している日月出没時刻や、今日の暦データなどもコンピューターが無ければ、計算するのは大変で、このメールマガジンの名前はきっと、「月刊☆こよみのページ」になっていたことでしょう。コンピューター様々です。こよみのページを作る私に限らず、暦計算に関わった古今の大勢の人々についても、事情は同じです。沢山計算しなくちゃいけなくて、それはとっても大変なことだったのです。そんな面倒な暦計算の中でも昔からみんなの頭を悩ませたものの一つが復活祭の日付の計算でした。

◇毎年変わる復活祭の日付とComputus
 ご存知の通り(?)、キリスト教の復活祭の日付は毎年その日付が変化する移動祝日です。どんな風に日付が変化するかというと 春分の日以後の満月の日を過ぎた最初の日曜日というのがその変化の決まり。見ただけで「・・・」と言葉を失ってしまいそう。来年の復活祭の日付はいつかななんて疑問が浮かんでもそう易々とは答えられそうもありません。来年の日付を求めることになれば、ちょっと待ってください。いまから面倒くさい計算しますからということになります。経済活動も今よりずっと少なく、ノンビリしていた中世時代では複雑な計算自体が少なかったと思います。そんな中にあって、面倒でも必ずしなければならない重要な計算はといえば、それは復活祭の日付を求めるための計算でした。このため、本来は「計算すること」を表す言葉であったComputus(コンプトゥス)は、いつしか「復活祭の算出法」を表す言葉となってしまいました。こよみのページにも復活祭の日付を計算するページがあります。(キリスト教の移動祝日計算 http://koyomi8.com/sub/easter.htm)このページでの暦日計算を行っているのはもちろんコンピューターです。かわうその小人版がせっせと計算して、その結果をインターネット経由でお届けしているわけではありません。そうだとしたら、小人たちはきっと数日で過労死してしまうことでしょう。よかった、コンピューターがあって。この、「あってよかったコンピューター」の、コンピューターという名前はもうお分かりですね、元をたどれば復活祭の算出法という意味をもっていたComputusです。コンピューターと復活祭、関係のなさそうなこの二つのことがらですが、いろいろたどると、行き着く先は「Computus(コンプトゥス)」という一つの言葉に行き着きます。世の中、いろいろなものがいろいろなところで結びついているものですね。(『2018/04/07 号 (No.4207) 』の抜粋文)
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