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2018-12-29 [twitter投稿]



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プリムラ・オブコニカタッチミー ! [ヘッダー画像]

181224no33.JPG
JA直鞍 なのはな畑
撮影日:2018.12.24
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江戸の餅つき [かわうそ@暦]

□江戸の餅つき
 餅はハレの食べ物。これから迎える正月には鏡餅に、雑煮にとなくてはならない食べ物です。新年が迫ってくると、あちこちで餅つきが行われるようになります。昨今の餅は、食品メーカーが大量に作ったものを、お店で買ってくるというのが一般的。手間がかからなくて便利と云えば便利ですが、なんだか寂しいものです。こういう時代になる前はどんな風に、正月の餅を用意したのだろうと云うことで、本日は江戸の街の餅つきの様子を調べてみました。

◇江戸の街の餅つき風景
 正月が近づくと餅を準備するのは江戸の昔も今と変わりません。江戸時代の餅の入手法はというと、

 1.お抱えの職人をつかって自宅の庭で餅つきをする。
 2.菓子屋に頼んで、自家分での餅をついてもらう「賃餅(ちんもち)」。
 3.町内の鳶(とび)が、4~5人の人足を引き連れ、釜、臼、杵、蒸籠(せいろ)、
   薪を持参して行う、餅つきの出張サービスのような「引きずり餅」
  (餅米はこれを依頼する家が用意する)。
 4.年の市などで購入する。

 の 4種類だったようです。

 1のように、お抱えの職人にというのは、上級武士や富裕な商家が行うもので、これが出来たのはごく一部。ということは、残りは2~4の3とおりとなります。

 2と4は、なんとなくクリスマスケーキの予約注文(2)と当日の店頭販売(4)のような感じです。クリスマスが近づくと人気のケーキ屋さんは数日前までに予約を入れないと予約も受けてもらえないことがありますが、2の賃餅も同様で、師走の中頃までに注文しないと、受けてもらえないものだったそうです。
 4の年の市等での購入は、庶民レベルではもっとも一般的な餅の入手方法だったと思われます。先のクリスマスケーキの喩えで云えば、当日の店頭販売に近いものです。クリスマスを過ぎて、売れ残ったクリスマスケーキが安売りされるのと同じく、餅の方も正月直前になると、安売りたたき売りが行われたようです。
 
 説明最後に残ったのは、3の引きずり餅。威勢のいい、鳶の兄さんと人足が道具持参で自宅の前で餅を搗いてくれるのですから、活気があって景気づけにいいと結構な需要があったそうです。今だって、こんな出張サービスがあったら、やはりそこそこの需要はある気がします。私のような素人が考えることくらい、きっと何処かの誰かが既に商売にしているかもしれませんね?

 江戸時代は現在と違って、機械で餅の大量生産というわけにはいきません。みんな臼と杵とで搗くわけですから、年の瀬も押し迫ると、賃餅を受けた菓子屋や、ひきずり餅を行う鳶の兄さん方は大忙し。朝は、暗いうちから灯火を用意して餅を搗き始め、夜遅くまで搗き続けたとのことです。ということは、師走も半ばを過ぎたあたりから、大晦日の明け方頃まで、江戸の街の何処かでは、一日中、餅つきの音が響いていたのでしょう。現在は餅も、機械による大量生産が可能ですから、一日中、臼で餅を搗く音が聞こえるということはありません。この点は、江戸の街の餅つき事情が羨ましいかな?(「2018/12/29 号 (No.4473) 」の抜粋文)

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