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2019-02-15 [twitter投稿]



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ミモザ(銀葉アカシア)! [ヘッダー画像]

190213no56.JPG
福智山ろく花公園
撮影日:2019.02.15
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2/15は忌日がいっぱい? [かわうそ@暦]

□2/15は忌日がいっぱい?
 今日の記念日データをご覧頂ければ解るとおり、2/15は有名人の忌日が沢山。沢山といっても三人ですが。ただ何れも、誰もが知っている有名人です。有名人三人の忌日が同じ日とは、何とも目出度い・・・と、記念日とはいえ忌日なので、目出度いとは言わないか?

◇涅槃会 (ねはんえ)
 釈迦入滅の日とされています。この日がいつかというと諸説あるようですが、BC 386年の 2月15日というのが有力なようです。こんな風に書くと、ではこの日付を現代の太陽暦に置き換えると何月何日?という質問が起こりそうですが、この質問には早々に白旗を揚げます。2400年前のインドの暦がどんな仕組みで、どのくらいの精度で、またどれくらいきちんと管理されていたのかなんて云う問題は、もう五里霧中。では仏教が伝来して、涅槃会などを執り行うようになった時に先人達は、こうした暦の違いをどう解決したのか。その答えは、気にしなかったです。暦の違いなど気にせず(気づかず?)2/15は2/15で、そのまま使いました。新暦に変わった後もこの先人の大らかさを見習って、そのまま2/15とすれば良かったのに、この行事は「旧暦の日付」でないといけないと思っている方が多いらしく、旧暦や月遅れの2/15に法要を行うところもあるようです。お釈迦さまはどう思っておいででしょうね?ちなみに、釈迦入滅の日は2/15。これを「旧暦の2/15」とすると、その六曜は仏滅。あら、やっぱり仏滅は仏様が亡くなったときだったんですね、というのは眉唾。日本に六曜が伝えられた当初は「仏滅」なんて言葉はなかったし、それらしい日(「空亡」というもの)も2/15にはなりませんでした。仏様の入滅が2/15なら、その日を縁起の悪いものになるようにしようとして「仏滅」なんて言葉を加えたのではないでしょうか。つまり後付。こんな後付けの仏滅の日なんかに振り回されないようにしたいものです。

◇西行忌 (さいぎょうき)
 実は翌日の2/16も西行忌です。亡くなった日付は文治6年(AD1190)2月16日なので、明日の方が、忌日らしい忌日ですが、2/15も西行忌と言うようになったのは西行の生前の願いを叶えてあげるためなのです。西行といえば、

  願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃

 の歌がことに有名。西行といえば桜と言われるほど桜を愛した歌人が、その桜の花の咲く頃、その下で死にたい。それは、きさらぎ(如月・二月)の望月(十五夜)の頃。ただ桜の花の咲く時期なら「春如月の頃」でよいはずですが、「きさらぎの望月の頃」とわざわざ限定しています。これは、西行が仏門にあったと考えると理由がわかります。釈迦入滅と同じ日に自分も死にたいという二重の願いが「きさらぎの望月の頃」に込められているのです。そのため、実際に亡くなったのは16日でも、願いのとおり2/15を忌日としたというわけです。こうして二つの西行忌が出来てしまいました。

◇兼好忌 (けんこうき)
 西行から遅れること 160年。正平5年(AD1350)2月15日が徒然草で有名な兼好法師が亡くなったとされる日(この 2年後も存命であったという説もある)。こちらには西行のような「ドラマチックな話題」はありませんが、代わって面倒くさい話があります。それは元号。兼好が亡くなったとされる正平 5年は西暦では1350年ですが、この1350年に当たる元号を調べると

  AD1350年 = 正平五年 = 貞和六年 = 観応元年

 まず、この時代は南北朝時代なので南朝と北朝の二つの元号がある。この区分で言うと、

  南朝 ・・・ 正平
  北朝 ・・・ 貞和、観応

 なぜ北朝に二つの元号があるかというと、貞和は六年まで。そしてAD1350は貞和六年。そしてこの貞和六年は途中改元が為されて、観応元年に。昔の伝統では年の途中に改元が為されると、その年の初めまで遡って元号をかえるので、歴史的には貞和六年という年が確かにあっても暦的にはこの年は観応元年と扱われます。なかなか、ややこしい。まあ、重箱の隅をほじくるような話ではあるのですが。こぼれ話ついでにもう一つ。兼好法師というと普通は「吉田兼好」と呼ぶことが多いのですが、ご本人は「卜部兼好(うらべかねよし)」。生家、卜部家が京都吉田神社の神官の家系で、子孫が吉田姓を名乗ったため後世「吉田兼好」と呼ばれるようになりましたが、本人は「吉田」を名乗ったことはないはずです。あれやこれやと調べると、ややっこしい話がいろいろあるものですね。まあ、その「ややっこしい話」のおかげで、今日の暦のこぼれ話が書けたので、文句を言っちゃいけませんけれどね。(「2019/02/15 号 (No.4521) 」の抜粋文)

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