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ガザニア! [ヘッダー画像]

200420no39.JPG
和名:クンショウギク(勲章菊)
撮影日:2020.04.20
JA直鞍なのはなガーデン
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うお座と水と大洪水 [かわうそ@暦]

■うお座と水と大洪水
 人間の想像力はすごい!夜空の星をたどり、星座の形を想像した方なら、同じことを考えた方は大勢いらっしゃるのではないかと思います。何がすごいって、夜空の星の並びから星座の名が示す動物や神話の中の人や神など、様々なものを想像できた人間の想像力。オリオン座やさそり座、しし座のように、なるほどなと思えるものもありますが、多くはどこをどう見たら・・・と言いたくなるものばかり。私の想像力が足りないのかな?結構、いろんな妄想は浮かぶ方なんですがね。そんな私の想像力では、とうてい形を思い浮かべられない星座のひとつに、「うお座」という星座があります。うお座はもちろん「魚座」、魚の形をした星座です。明るい星の少ない、地味な星座です。もちろん私には「魚」の姿は見つかりません。私を基準にものを測るのは危険かもしれませんが、おそらく私同様、この星の並びから「魚」を想像することが出来ないという方は少なくないと思います。しかし、いったん「魚座」という名前がついてしまうと、それが魚に見えようが見えまいが、そのあたりは魚の星座であり、魚と関係の深い様々な事物を象徴する星座だと言うことになります。そして、魚と言えば浮かぶものといえば水です。現在、一般的に用いられている星座の主要な部分は古代ギリシャにおいて形作られたものです。そして古代ギリシャにおいては、宇宙は「火・空気・水・土」の四元素で形作られていると考えられていました。うお座がこの四元素の中の「水」の要素を持つ星座だという考えになったことは「魚と水」の関係から容易に想像出来るものです。

◇七大惑星の集合と大洪水
 「七大惑星すべて下が水の気の星座、うお座に集まる日、大洪水が起こり人間は滅亡スルかもしれない」1499年の暦の中でドイツの占星術師、シュテッフラーがこんな大予言をしました。シュテッフラーがこんな予言した七大惑星がうお座に集まる日とは、1524/2/5 (ユリウス暦、グレゴリオ暦に置き換えるなら1524/2/15)のことでした。ちなみに、七大惑星とは太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星の7つのこと。望遠鏡発明以前に知られていた7つの惑星です。位置関係の変化しない星座を形作る星々、恒星に対して、星座の間を動き回る星を惑星(惑う星という意味)と言いましたので、太陽と月も惑星の仲間とされていました。現在は、天気のことは気象庁に尋ねるというのが一般的でしょうが、昔はそんなありがたい機関はありませんでした。気象衛星もありません。ではどうしたかというと、星は星でも気象衛星ではなくて星占いに頼ったのでした。嘘のような話ですが、星占いで天気を占うということが、昔のヨーロッパでは、よく行われていたのです。ノストラダムスの大予言ではありませんが、「そんなバカな」という話も、その予言の日が近づくともし本当だったら・・・と不安な気持ちを呼び起こすものです。そんなあやふやなものでも人を不安にさせるものですから、当時としては当たり前に受け入れられていた星占いによる気象予報(?)は、もっと現実的なもの。このシュテッフラーの大洪水予言は、そんなバカなと笑い飛ばせるものではなかったと思います。ではどうなったか?少なくとも人類が滅亡の予言は、私が本日の日刊☆こよみのページを書いていること、そしてそれを読んでいる皆さんという「人類」がいることから、外れたことは明々白々。ついでに、運命の日前後のベルリンは日照り続きで一滴の雨も降らなかったとか。この運命の日、ベルリン近郊の丘の上に集まったドイツ貴族の面々はどんな気持ちで、よく晴れた空を眺めたのでしょうか。また、この日に備え、家財を売り払い、船を建造して其の中で数週間を過ごしたというフランスのツールーズ大学学長オーリョールは。よい天気で何よりですといったのでしょうか? ちなみにオーリョールは「魚釣りの準備をしていた」と言い訳をしたとか。

◇うお座だから大洪水?
 問題の1524/2/5の七大惑星の位置を計算すると確かに、すべてが黄経315°~341°の範囲に集中しているのですが、その場所にたまたまあったのが水の気を持つと勝手に思われた「うお座」だったから大洪水予言となったのであって、もしそこに火の気を持つというおひつじ(牡羊)座があったら、大干魃になったんでしょうね(おひつじ座は、うお座のとなりにあります)。そこにあった星の並びから「魚」を想像するのか「羊」を想像するのかで結果は逆。魚か羊かなんて、元はといえば人間の勝手な想像の結果なのに。それに「うお座」と四元素の関係も、焼き魚が好きな人が考えたら

   「魚」→「焼き魚」→「火」

 で「火の気」と結びついたっておかしくはありません。かなり無理な論法の例ですけど。星座と四大元素の組み合わせも人間の勝手な思い込みであって意味のあるものではありません。昔はこんなことを本気で信じる人がいたのかと笑うかもしれませんが、こんな昔の話でなく、1910年のハレー彗星の接近時の人類滅亡の噂で騒ぎは起こりましたし、富士山大噴火の予言などは何度も何度も再燃しているのをみると昔の話を笑ってばかりではいけないですね。気をつけましょう。

 ※参考 「おはなし天文学 4」(斉田博 著)

                         (「2020/05/02 号 (No.4963) 」の抜粋文)
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