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2020-09-15 [twitter投稿]



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ヤマボウシ(山法師)の実 ! [ヘッダー画像]

200915no22.JPG
撮影日:2020.09.15
福智山ろく花公園
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辛酉革命(しんゆうかくめい) [かわうそ@暦]

□辛酉革命(しんゆうかくめい)
 何か書くこと無いかなと考えながら今日の暦データを眺めていたら本日の日の干支は「辛酉(しんゆう)」でした。この辛酉、暦の上ではある意味を持った干支ですので、今日はこの話をすることにしましょう。

◇辛酉は不吉な干支?
 辛酉は「金の弟の酉(かのとのとり)」とも読みます。辛酉を十干(天干)と十二支(地支)に分け、陰陽五行説で解釈すると、

  辛: 金性 ・ 陰気
  酉  金性

 というどちらも「金性」の性質を帯びています。ここで言う「金」はゴールドの金ではなく、金属を表す言葉。金属は冷たく往々にして武器を作るためのものですから、そこから「冷酷で危険な性質」と考えられるようになりました。辛酉の十干、十二支はいずれもこの冷酷で危険な性質を帯びたもので、その上「辛」は陰陽で言えば陰気に属するということで、この干支の日や年は人々の心が冷たくなり、凶悪なことが起こりそうな「嫌な予感がする日や年だ」と考えられるようになりました。中国では、この嫌な感じの「辛酉の年」には革命が起こって王朝が倒れる年だと考え、これを「辛酉革命」と呼んで恐れました。

◇辛酉革命と改元
 恐れるのは勝手ですが、恐れたところで六十干支が一回りする60年に一度は必ず辛酉の年がやって来るわけですから、避けて通るわけにはいきません。そこで考えたのか、仮想の革命です。仮想の革命とは何かというと、元号を変えること、つまり改元です。元号は統治者が変わったり、何か大きな変革があった年などに政治体制を一新する意味で変えるわけですが、逆に改元することでそうした変革が行われたことにしてしまおうというわけです。つまり改元は仮想の革命なのです。さてこの辛酉革命の考えは中国で信じられていた迷信だったわけですが、日本は中国から暦を輸入すると同時に、この迷信まで輸入してしまいました。その結果、この辛酉の年には、これといった事件が無いにもかかわらず、改元するということがしばしばありました。

◇最後の辛酉革命
 明治以後は一元一世の制度となりましたので改元による仮想の革命、辛酉革命は行えなくなりました。最後に日本で行われた辛酉革命は何時かというと、これは1861年の万延から文久への改元。万延から文久へと元号を変えていますがこの時の天皇は孝明天皇で変わらず。ちなみに孝明天皇は、自分が天皇であった時代に

  嘉永、安政、万延、文久、元治、慶応

 と 6つも元号を作っています。それにしても最後の辛酉革命は1861年ですから、明治となるほんの 7年前。迷信とは解っていても、迷信にもすがりたかった時代だったのでしょう。

◇日本の最初の辛酉革命?
 日本での最後の辛酉革命は1861年のことと書きましたが、では最初は?それは、紀元前 660年。この年はもちろん辛酉の年。この紀元前 660年に日本で何があったのかな?あるいは、何があったことになっているのかな?皆さん、何か思いつきましたか。クイズのつもりでノンビリと考えてみてください。さてさて、本日は人々の心が冷酷無惨になる辛酉の日。おまけに、六曜は仏滅。ああ、悪いことが起こらないように、精々気をつけることにしましょう。皆さんもお気をつけて(ま、どちらも迷信ですけどね)。(「2020/09/15 号 (No.5099)」の抜粋文)

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