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2020-09-26 [twitter投稿]



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ホトトギス(杜鵑草)! [ヘッダー画像]

200919no61.JPG
撮影日:2020.09.25
福智山ろく花公園
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昼夜等分の日 [かわうそ@暦]

□昼夜等分の日
 昼夜等分の日の話を致します。日刊☆こよみのページの日出没データをごらんいただくと「昼時間」という項目があります。東京での9/26の昼時間を見ると

  9/26 昼時間 12時 1分 ・・・ 東京での計算値

 12時間より1分長い。同様に明日の昼時間を計算すると

  9/26 昼時間 11時59分

 です。こっちの昼時間が12時間1分短い。ということは、ちょうどぴったりとならないのは残念ですが、今日辺りが昼夜等分の日となります。地域によってこの「昼夜等分の日」は若干異なることがあるのですが、秋はだいたい9/26~27辺りでしょうか。昔から、秋分の日(春なら春分の日)は昼と夜の時間がちょうど同じになる日といわれますが、秋分の日は今年は9/22。今日9/26ではありません。ちなみに今年の秋分の日、9/22の昼時間はいくらかというと、

  9/22 昼時間 12時10分 ・・・ 東京での計算値

 です。夜の時間は、24時 - 12時10分 = 11時50分。大分違いますね。この日刊こよみのページをお読みの皆さんなら、きっとこの理由はご存じのことでしょうが、念のため書けばこれは「日出没の定義」の問題です。現在の日出没の時刻の定義は、太陽の上辺が地平線に接する瞬間です。太陽中心ではなくて、太陽の上辺ですから、太陽の上の縁が地平線にかかった瞬間に日の出となり、太陽の光の最後が地平線下に消える瞬間が日没となります。つまり、太陽中心が地平線にかかる瞬間より

  日出は、太陽の半径分早い
  日没は、   〃  遅い

 ということになります。半分と半分で都合太陽 1個分、昼の方が夜より長くなるように出来ています。太陽 1個分の角度を地球が自転するのに要する時間は 2分間。日本付近では地平線と赤道のなす角がだいたい55°程ですから、

   2分 × cosec(55°) ≒ 2.5分

 と実際の日出没に要する時間の長さはこんな具合になります。実際の日出没の計算には、地球の大気による浮き上がり現象(気差とか大気差といいます)なども考慮されるのでもっとこの時間は大きくなります。もし仮に日出没が太陽中心が地平線にかかる瞬間で、地球に空気が無くて、地球に山も谷もなくて、あなたの身長が 0cmだったとすると初めて、秋分の日は昼夜等分の日ということになります。残念ながら地球には大気があるし、身長が 0cmということはありませんし、誰が決めたか日出没の瞬間の基準は太陽上辺だしということで、秋分の日は昼夜等分の日では無くなってしまっています。ちなみに、この日刊☆こよみのページでは、海辺に立った人(この時の目の高さは海面から3mと想定)、標準的な大気差等々を考慮して、計算上の太陽の中心の地平高度角が -0.899°(つまり地平線より下に0.899°)となった瞬間を日出、日没の瞬間と考えて計算しています。この辺りの想定は、計算の目的などによって異なるので、どういった数値を用いるかは計算する者によって異なりますので、計算された日出没時刻なども異なることがあります。ま、ほとんどは何秒とか十何秒とかの差なので、四捨五入して「分」まで表示すると、ほぼその差は見えなくなりますけど。実際には、大気差なんて、その日の気温や気圧で結構変わりますし、何より地平線(水平線)まで完全に見通せる日なんて、まずありませんから、定義による秒単位の差なんて、こうした現実と計算との差に比べれば小さなものなのですけど。最後に-0.899°で日出没の時刻がどのくらい変わるかというと、ざっと4.5分。そして、日出から日没までの間の時間を「昼時間」と表していることを考えると、昼時間はこの影響で9分ほど変わることになります。案外大きな差と言えば大きな差ですね。「昼っていったいいつまでだろう?」そんなことを考えるとき、この9分ほどの差って考えに影響与えるかな?どうでしょうね。

◇謝辞・・・かな
 本日の話、こよみのページのツイッター https://twitter.com/k_koyomi をフォローしてくださっている、松浦さんのツイートを読んで書くことにしました。

                       (「2020/09/26 号 (No.5110) 」の抜粋文)
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