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2021-03-27 [twitter投稿]



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4月1日生まれは早生まれ? [かわうそ@暦]

□4月1日生まれは早生まれ?
 もうすぐ4月がやってきます。また、体より大きいんじゃないの? と思えるような真新しいランドセルを背負った小学一年生の姿なんかを見かける時期がやってきますね。そんな小さな新入生達の姿を想像しているうちに思い浮かんだ、早生まれと言う言葉について、本日の暦のこぼれ話でとりあげてみることにしました。小学校入学のおりなど「早生まれ」という言葉を耳にする事があります。早生まれがあれば「遅生まれ」があってもよさそうですが、こうした言葉はまずありませんから「遅生まれ」が普通であって、敢えていう必要もなく、ちょっと特殊な例の「早生まれ」を指す言葉だけが使われるのでしょう。

 辞書を引くと、
 【早生れ】(はや うまれ)
  (小学校入学の年が、4月1日以前と2日以後で区切られることから) その年
  の1月1日から4月1日までの間に生れること。また、その人。対義語 遅生れ
   《広辞苑・第六版》

 とあります。おっと、やはり遅生まれという言葉もあるようですね。今年の4月に小学校に入学する子供を例にとって考えれば

  1.平成26年 4月 2日~平成26年12月31日生まれ
  2.平成27年 1月 1日~平成27年 4月 1日生まれ

 までがこれに該当し、目出度く「同級生」と相成るわけです。この例の1が遅生まれ、2が早生まれですね。暦年(1/1~12/31) と学校年度(4/1~翌年3/31)のずれによってこうした遅生まれ・早生まれが出来るわけです。それはいいとして、遅生まれと早生まれの区切りは3/31と4/1の間ではなく、4/1と4/2の間にあるのはなぜでしょうか?この謎を解く鍵は学校教育法と年齢計算二関スル法律という二つの法律にあります。

◇学校教育法(関連条文のみ)
 第22条
  保護者(中略)は、子女の満 6才に達した日の翌日以後における最初の学
  年の初めから、満12才に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学
  校(中略)に就学させる義務を負う。(後略)

 なお、学年とは4/1~翌年3/31までの学校年度のことです。

◇年齢計算二関スル法律(関連条文のみ)
 (1)年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス
 (2)民法第百四十三条ノ規定ハ年齢ノ計算ニ之ヲ準用ス

・民法143条 (暦による計算)
 (1)期間ヲ定ムルニ週,月又ハ年ヲ以テシタルトキハ暦ニ従ヒテ之ヲ計算ス
 (2)週,月又ハ年ノ始ヨリ期間ヲ起算セサルトキハ其期間ハ最後ノ週,月又
   ハ年ニ於テ其起算日ニ応当スル日ノ前日ヲ以テ満了ス但月又ハ年ヲ以テ
   期間ヲ定メタル場合ニ於テ最後ノ月ニ応当日ナキトキハ其月ノ末日ヲ以
   テ満了日トス

◇まとめると
 法律はなかなか読みにくいです。ことに、年齢計算ニ関スル法律も民法も明治時代に作られたものなのでますます読みにくいです。読みにくい法律を一所懸命読んで考えると

 ・満年齢の 1年とは ・・・ 誕生日と翌年の誕生日の前日で満了

 この満了の日が誕生日そのものではなくて、その前日というのが味噌です。平成27年4月1日生まれの人が 6歳に達した日はいつかといえば、満年齢の1年が誕生日の前日で満了するわけですから、令和3年の3月31日となります。誕生日がこの一日後の4月2日であれば、満 6歳となる日は、平成20年4月1日となります。学校教育法によれば小学校へ入学する学年(学校年度)は

 ・子女の満 6才に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから

 となっています。ここでの味噌は小学校に入学する学年が、満 6才に達した「翌日以後における最初の学年」となっていることです。満 6才に達した当日の学年ではないのです。つまり

 ・平成27年4月1日生まれの入学学年は
   → 令和3年3月31日の翌日以降に始まる学年
    → 令和3年4月1日から始まる学年

 一日後に生まれると
 ・平成27年4月2日生まれの入学学年は
   → 令和3年4月 1日の翌日以降に始まる学年
    → 令和4年4月1日から始まる学年

 と4/1と4/2生まれの間で学年が違ってきます。こういうわけでなんだか不思議な4月1日生まれは早生まれという現象が生まれるのでした。小学校の新入生の6歳、7歳時点での1年の差って、大人の1年の差とはまったく違いますから、新入生の列の中に一際小さな身体の子などを見たら、早生まれの子かな?なんて、ふと思ってしまいます。間もなく4月。小さな小学生の通学の列などみたときには、またそんなことを考えてしまうのでしょうね。(「2021/03/27 号 (No.5292) 」の抜粋文)

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今日(3/27)の夜空に見える月は【十五夜の月】です [かわうそ@暦]

◆今日(3/27)の夜空に見える月は【十五夜の月】。
月は日暮れの頃に東の空から昇り、翌日の夜明け頃に西の地平線に沈んでゆきます。新月から数えて15日目の十五夜の月と満月は同じものと考えられがちですが、十五夜と満月が同じ日になる確率は50%以下。案外はずれています。(今回も一致しませんでした)

◆お月様の基礎データ
・月齢: 13.7 (3/27 の正午の値)
・月出:3/27 16時12分 月没:3/28 5時24分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):3/27 22時53分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 366300 km (平均距離の 0.95倍)。

 月は平均より 18100km近く、見かけの大きさはいつもより大きいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
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【益者三友】(えきしゃ さんゆう) [かわうそ@暦]

【益者三友】(えきしゃ さんゆう)
 三益友に同じ

 【三益友】(さんえきゆう)
 [論語季氏「益者三友、損者三友、直きを友とし、諒(まこと)を友とし、多聞を友とす、益なるかな」]交わって利益となる 3種の友人。すなわち正直な友、誠ある友、博識な友。益者三友。対義語→三損友。 《広辞苑・第六版 抜粋》

 広辞苑の説明は、「三益友」の方に詳しく書かれていましたが、私には「益者三友」の方がなじみのある言葉でしたのでコトノハの見出し語には三益友に同じと極めて簡単な説明しかされていなかった「益者三友」を使わせて頂きました。三益友よりもっと縮めて「益友」という場合もあります。内容は辞書の通りですが、もう少し砕いて説明すれば

 ・直き(正直、剛直な人)を友とする
  正直で剛直な友人を持てば自分が誤ったことをしてしまったときには指摘して正してくれる。

 ・諒(誠実な人)を友とする
  誠実な人を友とすれば、自らも感化され、自然と誠実な対応が出来るようになる。

 ・多聞(博識な人)を友とする
  沢山の事柄をよく知り、考えを持った友人を持てば、判断に迷った時に
  その知識、情報によって的確な決断を下すことが出来るようになる。

 と云ったところでしょうか。内容はもっともなことばかりなのですが、若い頃には友人を選ぶにも損得づくなのかと、打算的なものを感じて好きになれない言葉でした。しかし最近は違った見方が出来るようになりました。

  「その人の本棚を見れば、その人がどんな人物かが分かる」

 と言われます。本棚に並んだ本を見れば、本を選んだ人のものの見方考え方が見えてくるということでしょう。この点に関しては友人も同じで、どんな友人を持っているかで、その人物の人となりも分かります。ただ本は選ばれることを拒否出来ませんが、友人の場合はそうではありません。いくら自分が「友人」にしたいと考えても、相手が友人になってくれるとは限りません。相手方にも選ぶ権利があるわけですから。打算的に益者三友にあげられたような人を友人にしたいと思っても、それは無理な話。まずは、自分がこうした人たちから友人として選ばれる何かを持った人間でなければ打算は成り立ちません。益者三友と云う言葉は、まずは自分を磨いてくれるような人に友人と認めてもらえるような人間になりなさいという暗黙の前提を秘めた言葉なのかなと近頃は考えています。そう考えた上で今の我が身を顧みてみると・・・朝から暗い気持ちになりそうなので、これ以上の話は止めておくことにします。(「2021/03/26 号 (No.5291)」の抜粋文)

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アイリス ! [ヘッダー画像]

210326no23.JPG
2021.03.26撮影
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