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2021-03-19 [twitter投稿]



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【二河白道】 (にがびゃくどう) [かわうそ@暦]

【二河白道】 (にがびゃくどう)
〔仏〕善導が「観経疏散善義」で説いた比喩(ひゆ)。おそろしい火・水の二河に挟まれた細い白道を、西方浄土に到る道にたとえたもの。火の河は衆生の瞋恚(しんい)、水の河は衆生の貪愛(とんあい)、白道は浄土往生を願う清浄の信心を表す。二河。白道。 《広辞苑・第六版》

 浄土思想が日本に拡がると、西の彼方には煩悩に満ちたこの世界とは違った理想の世界、西方浄土があると信じられるようになりました。彼岸の中日(春分・秋分の日)には、太陽が真西に沈みます。海辺で沈む太陽を眺めると、真西に沈む太陽が水面に白く光る一筋の道を映し出します。この道は、真西にあるであろう西方浄土へ至る道であるとして尊ばれ、この日に沈む夕日を拝するという行事が行われたといいます。明日は彼岸の中日、春分の日と言うことで本日は「二河白道」を採り上げてみました。宗教的な意味合いは判らなくとも、朝日、夕日が海を照らして作るこの白道をただ眺めるだけでも何か敬虔な心持ちとなるものです。(「2021/03/19 号 (No.5284)」の抜粋文)
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