2021-05-24 [twitter投稿]
hippocampus460ニワゼキショウ - 絵画風 https://t.co/i8i938ucD9 @hippocampus460より05/23 19:55 hippocampus460『KAGAYA (@KAGAYA_11949)』hippo@home|https://t.co/PtECSREqhi05/23 19:58 hippocampus460おはようございます!7時起床、天気 ☂ /満ちていく凸月(7時47分、輝面比89%)視認できず。今日は十三夜月、月齢12.1。月の入:3時30分、月の出:16時42分です(北九州) /今朝は小降りの雨。空は一面グレー一色です。PM… https://t.co/aLILdcK3F405/24 07:53 hippocampus460『今年の「五月晴」は新旧両用?』hippo@home|https://t.co/r7TM6BctVT05/24 10:10 hippocampus460『ムラサキカタバミ(紫片喰、紫酢漿草)!』hippo@home|https://t.co/UEhepZV74x05/24 16:15 hippocampus460日中、雨のち曇り。PM2.5のレベルは10(23→10)、AQI:良い /午前中、PC作業。飽きて菜園の野菜たちを観察。トマトの芽かき、カボチャの株元を剪定して風通しを良くする。午後は録り貯めたビデオを観る。05/24 16:37
今年の「五月晴」は新旧両用? [かわうそ@暦]
■今年の「五月晴」は新旧両用?
普通は新暦の6月になってからやってくる梅雨が、今年(2021年)は記録的に早くやってきて新暦5月の中旬には日本のかなりの部分までが「梅雨入り」してしまいました。この早い梅雨入りの御蔭で、今年は今でも「誤用」と指摘されることの多い「五月晴」の新しい使い方も、まんざら誤用ではなくなりましたね。
【五月晴れ】(さつきばれ)
1.さみだれの晴れ間。梅雨の晴れ間。
2.5月の空の晴れわたること。また、その晴れわたった空。
《広辞苑・第六版》
言葉の話なので、コトノハでお世話になる広辞苑に今回は暦のこぼれ話で登場して頂きました。五月晴はよく使われる言葉でもあり、またよく誤用の例として採り上げられる言葉です。今でも1の意味が本来の意味で、2の意味で新暦の 5月に使うと「誤用」と指摘されることをある程度予想しなければいけないようです。「五月と書いて『さつき』と読む場合は陰暦での五月を指す」、季語の解釈とすればこれが今でも主流のようですから。
◇「さつき」と「五月」
暦の話として考えると睦月、如月、弥生・・・などの和風月名は自然暦と呼ばれる素朴な暦から発していたと考えられます。草が元気に生える月だから弥生(草木いや生いる月)、「さつき」はといえば稲作と強く結びついた言葉で、稲作の作業が始まる月という意味だろうと言うのが一般的です。こうしてみると、卯月、弥生、皐月(五月)という言葉には直接順番を表す意味は見あたりません。皐月(さつき)はあくまでも田んぼの季節の始めということを意味しただけでしょう。それが中国から輸入した暦で見ると大体「5 番目の月」である五月と一致することから長い間に、「さつきといえば、五月」と考えられるようになり、「五月(さつき)」と読むまでになったのでしょう。明治改暦で、月の順番を数える起点となる正月の時期がおよそ1カ月ほどずれてしまいましたので、単純に「五月(さつき)」を正月から数えて5番目の月としてしまうと、その指し示す時期、季節が合わなくなってしまい、
五月雨 = 梅雨の長雨
という太陰太陽暦時代の日本では当たり前だった関係がくずれてしまいました。この余波で
五月晴 = 梅雨の長雨の合間の晴れ間
という関係も成り立たなくなってしまったわけです。辞書の2の意味は、そうした旧暦時代の感覚から、現在の暦月の5月頃の清々しい季節の晴れ間を表すものへと「五月晴」という言葉が変化していることの実例でしょうか?さて、そんな昔と今とで意味合いが変わってきた五月晴れですが、今年に限って言えば記録的に早い梅雨入りのおかげで、新暦の5月の晴れた空ともいえる、新旧両用の五月晴になりましたね。(「2021/05/24 号 (No.5350)」の抜粋文)
普通は新暦の6月になってからやってくる梅雨が、今年(2021年)は記録的に早くやってきて新暦5月の中旬には日本のかなりの部分までが「梅雨入り」してしまいました。この早い梅雨入りの御蔭で、今年は今でも「誤用」と指摘されることの多い「五月晴」の新しい使い方も、まんざら誤用ではなくなりましたね。
【五月晴れ】(さつきばれ)
1.さみだれの晴れ間。梅雨の晴れ間。
2.5月の空の晴れわたること。また、その晴れわたった空。
《広辞苑・第六版》
言葉の話なので、コトノハでお世話になる広辞苑に今回は暦のこぼれ話で登場して頂きました。五月晴はよく使われる言葉でもあり、またよく誤用の例として採り上げられる言葉です。今でも1の意味が本来の意味で、2の意味で新暦の 5月に使うと「誤用」と指摘されることをある程度予想しなければいけないようです。「五月と書いて『さつき』と読む場合は陰暦での五月を指す」、季語の解釈とすればこれが今でも主流のようですから。
◇「さつき」と「五月」
暦の話として考えると睦月、如月、弥生・・・などの和風月名は自然暦と呼ばれる素朴な暦から発していたと考えられます。草が元気に生える月だから弥生(草木いや生いる月)、「さつき」はといえば稲作と強く結びついた言葉で、稲作の作業が始まる月という意味だろうと言うのが一般的です。こうしてみると、卯月、弥生、皐月(五月)という言葉には直接順番を表す意味は見あたりません。皐月(さつき)はあくまでも田んぼの季節の始めということを意味しただけでしょう。それが中国から輸入した暦で見ると大体「5 番目の月」である五月と一致することから長い間に、「さつきといえば、五月」と考えられるようになり、「五月(さつき)」と読むまでになったのでしょう。明治改暦で、月の順番を数える起点となる正月の時期がおよそ1カ月ほどずれてしまいましたので、単純に「五月(さつき)」を正月から数えて5番目の月としてしまうと、その指し示す時期、季節が合わなくなってしまい、
五月雨 = 梅雨の長雨
という太陰太陽暦時代の日本では当たり前だった関係がくずれてしまいました。この余波で
五月晴 = 梅雨の長雨の合間の晴れ間
という関係も成り立たなくなってしまったわけです。辞書の2の意味は、そうした旧暦時代の感覚から、現在の暦月の5月頃の清々しい季節の晴れ間を表すものへと「五月晴」という言葉が変化していることの実例でしょうか?さて、そんな昔と今とで意味合いが変わってきた五月晴れですが、今年に限って言えば記録的に早い梅雨入りのおかげで、新暦の5月の晴れた空ともいえる、新旧両用の五月晴になりましたね。(「2021/05/24 号 (No.5350)」の抜粋文)