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KAGAYA (‏@KAGAYA_11949) [twitter投稿]


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オキザリス ! [ヘッダー画像]

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2023.12.13撮影
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お歳暮の季節 [かわうそ@暦]

□お歳暮の季節
 盆暮れの挨拶にと、お世話になった方々に贈り物をする慣習があります。盆の方は「お中元」、暮れの方は「お歳暮」がと呼ばれます。

◇お歳暮とは?
 歳暮(せいぼ)とは、歳暮の礼を略したものです。この頃に贈り物をするのは、年末から年始にかけて先祖を祭り、歳神を迎えるという祭事への供え物を贈るという行為が一般化したものです。元々がこうした歳神へのお供え物に始まった行事ですので、その贈り物の内容としては今でも塩鮭、鯣(するめ)、数の子、干し魚といった歳神への供え物に適した食品が多く選ばれました。現在では「歳神への贈り物」という本来の意味が忘れられてきたためか、贈り物の内容も変化していますが、それでも贈り物の多くが食品であることなどは、忘れられた本来の意味の微かな名残のような気がします。

◇お歳暮の時期
 本来の目的が正月の歳神祭りのお供え物を贈ることでしたので、贈り物の時期は正月の準備が始まる頃と言うことで、12/13 の「正月事始め」の日から12/20 頃までが一般的でした。これより遅くなるような場合は、「御年賀」と表書きを変えたそうですが、現在でもそんな風に変えているのかどうかは定かではありません。お歳暮と言えば現在は、店舗から宅配されることが多いものですが、出来ればきちんと風呂敷につつんで、持参して感謝の意を伝えたいもの。下手な鉄砲ではないですから、数撃ちゃ当たる的な贈り物ではなく、本当に感謝したい少数の相手に贈りたいものです。

◇鰤正月(ぶりしょうがつ)とお歳暮
 お歳暮の贈り物として、鰤(ブリ)が喜ばれる地域があります。鰤は出世魚。

  東京:ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ
  大阪:ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ

 として知られる目出度い魚。また寒鰤(かんぶり)という言葉があるほどで冬においしい魚と言うことで、この時期の贈り物として喜ばれるものだと思われます。地方によっては、嫁の実家に歳暮として鰤と反物一反を贈ると言った風習があったそうです。贈られた嫁の実家ではそれを正月に飾って、こうした歳暮を贈ってくれる良い婿に嫁いだと、その良縁を周囲の人にお披露目すると言った風習があったそうです。ちなみにですが、私は妻の実家に鰤を贈ったりしたことはありません。私の住んでいるこの辺りでは、鰤正月の風習はないから・・・(冷や汗)。形式はともあれ、お世話になった方々に心を込めた贈り物をするという慣習は、大切にしてゆきたいと思います。

                          (「2023/12/16 号 (No.6286) 」の抜粋文)
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