KAGAYA (@KAGAYA_11949) [twitter投稿]
天空からゆっくり舞い降りた白い雪の中に、十字の結晶を見つけました。
— KAGAYA (@KAGAYA_11949) December 17, 2023
(昨日朝、北海道にて撮影) pic.twitter.com/WdJ2PEvyiZ
【節季の風邪は買ってでもひけ】 [かわうそ@暦]
【節季の風邪は買ってでもひけ】
忙しい時期でも公然と休めるから、病気もその時は重宝であるの意。《ことわざ大辞典・第一版》
「節季の風邪は買ってでもひけ」のことわざの中に登場するのは「節季」は日刊☆こよみのページに頻繁に登場する「節気」とよく似た言葉で取り違えられる言葉ですが、「節気」と「節季」では意味が違います。念のため、辞書を引いておくと
【節季】(せっき)
1.季節の終り。また、時節。
2.盆・暮または各節句前などの勘定期。浄瑠璃、長町女腹切「節季にせびらかし足らいで」
3.年の暮れ。年末。歳末。冬の季語。日葡辞書「セッキ。トシノスエ」
《広辞苑・第六版》
最初のことわざの「節季」は2の意味ですね。「風邪を引いたら公然と休める」とは言いますが、今はなかなかね。医学は進歩し、よく効く薬もありますから、風邪くらいじゃ仕事は休めないというのが現状のようです。ただし例外もあり。それはインフルエンザのような伝染性のもの。インフルエンザの場合、周囲の者への感染力が強いので、それに罹った状態で出勤などされると周りが迷惑し、一人が休む以上の影響を与えてしまうから。よく言えば周囲への配慮。冷たく言えば合理的な損害計算の結果。インフルエンザは医学的には風邪の一種ではなく、独立した疾患として扱われますが、軽症の場合は、風邪(普通感冒)と区別が付きにくいことから、我々素人は両者を混同して使うことが多いです。「節季の風邪は買ってでもひけ」でいう風邪は、そこまでひどい風邪の話ではないでしょうから、「重篤なインフルエンザを除く風邪」のことなんでしょう。既に書いてきたとおり、現代はその程度の風邪ではなかなか休めませんので「節季の風邪は買ってでもひけ」とはいえません。「風邪よりも身にしみるのは世間の冷たい風」ですから。嗚呼・・・。
(「2023/12/18 号 (No.6288) 」の抜粋文)
忙しい時期でも公然と休めるから、病気もその時は重宝であるの意。《ことわざ大辞典・第一版》
「節季の風邪は買ってでもひけ」のことわざの中に登場するのは「節季」は日刊☆こよみのページに頻繁に登場する「節気」とよく似た言葉で取り違えられる言葉ですが、「節気」と「節季」では意味が違います。念のため、辞書を引いておくと
【節季】(せっき)
1.季節の終り。また、時節。
2.盆・暮または各節句前などの勘定期。浄瑠璃、長町女腹切「節季にせびらかし足らいで」
3.年の暮れ。年末。歳末。冬の季語。日葡辞書「セッキ。トシノスエ」
《広辞苑・第六版》
最初のことわざの「節季」は2の意味ですね。「風邪を引いたら公然と休める」とは言いますが、今はなかなかね。医学は進歩し、よく効く薬もありますから、風邪くらいじゃ仕事は休めないというのが現状のようです。ただし例外もあり。それはインフルエンザのような伝染性のもの。インフルエンザの場合、周囲の者への感染力が強いので、それに罹った状態で出勤などされると周りが迷惑し、一人が休む以上の影響を与えてしまうから。よく言えば周囲への配慮。冷たく言えば合理的な損害計算の結果。インフルエンザは医学的には風邪の一種ではなく、独立した疾患として扱われますが、軽症の場合は、風邪(普通感冒)と区別が付きにくいことから、我々素人は両者を混同して使うことが多いです。「節季の風邪は買ってでもひけ」でいう風邪は、そこまでひどい風邪の話ではないでしょうから、「重篤なインフルエンザを除く風邪」のことなんでしょう。既に書いてきたとおり、現代はその程度の風邪ではなかなか休めませんので「節季の風邪は買ってでもひけ」とはいえません。「風邪よりも身にしみるのは世間の冷たい風」ですから。嗚呼・・・。
(「2023/12/18 号 (No.6288) 」の抜粋文)