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2019-10-12 [twitter投稿]



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ヒメハマナデシコ(姫浜撫子)! [ヘッダー画像]

191001no94.JPG
撮影日:2019.10.01
JA直鞍なのはなガーデン
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十三夜の月 [かわうそ@暦]

□十三夜の月
 本日は旧暦の九月十三日。旧暦の九月十三日といえば、八月十五日(旧暦の)の中秋の名月に対して、後の月見と呼ばれる、十三夜のお月見の日です。しかし、タイミングが悪い九月十三夜ですね。とっても大きな台風が、この日を狙ったかのように日本列島に接近中。大荒れの九月十三夜かな?とはいっても、日本全部がすっぽりと雲に覆われるわけでもないかも、と一縷の望みをつないで、九月十三夜の月見の話です。

◇九月十三夜の月見
 中秋の名月の月見は、中国にも同種の行事があります(内容的には、元々が中国の中秋節の行事が日本に伝わったものといってもいいものです)が、十三夜の月見は日本独特の風習です。なぜこの日に月見をするようになったのかというと、宇多法皇が九月十三夜の月を愛で「無双」と賞したことが始まりとも、醍醐天皇の時代(延喜十九年:西暦 919年)に開かれた観月の宴が風習化したものと言われています。ただ、ではなぜ宇多法皇がわざわざこの日に月見をして、「無双の月」なんて評することになったのかと考えると、本当はそういった風習がすでに存在して、それが追認される形で宮廷行事に取り入れられたと言うのが本当ではないかと思っています(かわうその独断)。

◇栗名月
 中秋の名月を別名「芋名月」と呼ぶのに対して、十三夜の月は「栗名月」とか「豆名月」とか呼ばれます。これは作物の収穫時期が芋より豆・栗の方が遅いと云うことでしょうか。ただし、この呼び名に関しては、地方によっては

   芋名月 ←→ 栗名月

 が逆転している地域もあるようです。なぜ逆になっているのか・・・この辺は不明。そう言えば、私のところでは後の月を「芋名月」というなと思い当たった方、いらっしゃいましたらお住いの場所など教えて頂けると、来年のこの時期の記事の種となりますのでよろしくご協力をお願いします。

◇片月見(かたつきみ) 
 東京近辺では、十五夜の月と十三夜の月は同じ庭で見るものとされ、別の所で見ることを「片月見」あるいは「片見月」といって嫌ったそうです。私の生まれたところでは聞かない風習です。一説には、この慣習は江戸の遊里、吉原の客寄せの一環として生まれたと云うものがあります。中秋の名月の日を吉原で遊べば、片月見を避けるためには必然的に後の月の日も登楼しなければならないようになると言うわけです。商売上手。これだけが本当に片月見の禁忌の原因かは疑わしいところもありますが、その影響もきっとあったろうとは考えられます。吉原ではどちらの月見の日も「紋日」という特別な日とされ、客達はいつも以上に気前のよいところを見せるために散財したとか。

  月宮殿へ二度のぼるいたい事 

 といういう川柳も残っています。ちなみに「月宮殿」は吉原の別名。見栄を張る客達の懐は大分「痛い事」がわかります。

◇さてさて今夜は
 何はさておき、問題はお空の具合。東京では、今夜から明日にかけて台風に対して厳戒態勢。こんな中、「のんびりと十三夜の月見」なんて言っていられるかどうか。不安いっぱいですが、お月様には頑張って、何とか姿をお見せ頂きたい。頑張れ、九月十三夜の月!(「2019/10/11 号 (No.4759) 」の抜粋文)
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【危険半円】(きけん はんえん) [かわうそ@暦]

【危険半円】(きけん はんえん)(きけん はんえん)
 [気]移動する熱帯低気圧の進行方向に対し、北半球では右側、南半球では左側の半円。風や波が強く、低気圧の進行方向に船が流されるので危険。[対義語]可航半円。《広辞苑・第六版》

 本日(2019/10/12)、非常に強い台風が関東に接近中。夕方には伊豆半島付近に上陸する模様で、今夜から明日の朝にかけては、私の住んでいるあたりも大変なことになりそうです。こんな状況なので、本日は台風についての言葉、「危険半円」を採り上げてみました。夏から秋にかけての台風シーズン、一つ去ったかと思うとまた次の台風。なかなか、気の休まる暇がありません。台風が日本に近づいてくると気になるのはその進路。西に向かうか東に行くか。偏西風に乗って東に向かえば、今度は北寄りか、南寄りかが気になり始めます。我が家のある場所はその進路の右側か左側かも。右側だったら、大分荒れそうだと。なぜなら、危険半円に位置することになるから。台風の周囲には北半球では反時計回りの風の渦が出来ます。台風が一カ所に留まっているのであれば、その風の力は台風の中心からどの方角を見ても、同じものになりますが、台風の場合それ自体が移動します。移動速度は、時速にして40kmとか60kmとか、様々です。仮に時速40kmだとして考えると、この速度は秒速では約11m。台風の周囲で、台風の進行方向と同じ向きの風が吹いている地域では、この台風の移動速度である秒速11mが風を強める方向に働きます。つまり、台風が動かなければ風速20mであった風が20m/s + 11m/s = 31m/sということになります。逆に風の向きと台風の動く向きが逆になっていると20m/s - 11m/s = 9m/sということになります。31m/sの風と9m/sの風では、えらい違いです。これが、危険半円と可航半円が出来る理由です。広辞苑では、この言葉を[気]としていますから、気象用語として扱っているのが分かります。ただ、対義語として挙げられた言葉が「可航半円」であることから想像すると、気象は気象でも、一般の気象と言うよりは船舶の運航に関係した船舶気象用語として生まれたように思われます。「可航半円」とは船舶が航行可能な半分の領域という意味です。その逆はといえば、航行に危険な半分の領域ということで「危険半円」。船舶はできる限り安全な「可航半円」の領域を航行しようと考えてその針路を考えます。「危険半円」や「可航半円」という言葉は、そうした船舶の安全に関わる気象用語として生まれた言葉です。移動可能な船舶なら、針路を変えて安全な領域を選ぶことも不可能ではありませんが、残念ながら住む家のような移動の出来ないものは、そうは行きません。自分の家が危険半円の中に入るのか、比較的安全な可航半円に入るのかは、気まぐれな台風の進路次第と言うことになります。さて、19号台風は、どの辺を通るのかな?私の家は危険半円の側か、可航半円の側なのか?今夜はハラハラ、ドキドキの一夜となりそうです。(「2019/10/12 号 (No.4760) 」の抜粋文)

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