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2019-10-17 [twitter投稿]



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フユザクラ(冬桜)! [ヘッダー画像]

191015no85.JPG
撮影日:2019.10.15
福智山ろく花公園
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新暦の方が複雑? 月の日数の話 [かわうそ@暦]

□新暦の方が複雑? 月の日数の話
 「今にして思えば、あの話は何だったんだろう?」そんなことってありますよね。本日はそんな、「あの話」です。

◇新暦の月の日数
  10月は何日までありますか?と質問されて、答えられない人はあまりいないと思います。ひょっとして、そんなあたりまえのことが質問されるはずはないと、質問の内容を深読みしすぎて答えられないことはあるかもしれませんが。答えは、もちろん31日までありますとなります。この「○○月は何日までありますか?」という質問で、一瞬考えなければいけない月があるとしたら現在は 2月だけ。 2月は大体 4年に一度閏日が入ることがあり、28日までの年と29日までの年がありますから、えっと、今年は閏年じゃないから28日までだと閏年か否かを判断してから答えることになります。まあ、閏年か否かを判断してといっても、考え込むほど難しい問題ではありません。

◇旧暦の月の日数
 今日2019/10/17は旧暦では9/19。ああそろそろ旧暦の 9月も終わり、 10月が近づいています。さて、では何日後に10月になるのかな?旧暦では小の月は29日まで、大の月は30日までですから、9月が小の月ならあと11日で10月、大の月なら12日ということになります。「なんだ、簡単なことだ」そのとおりなのですが、問題が一つあります。旧暦の9月は小の月なんでしょうか、大の月なんでしょうか?

◇旧暦の月の日数の決まり
 旧暦についてのよくある質問の一つに、旧暦の大の月と小の月の順番を決める計算式を教えてくださいというものがあります。新暦の場合

   1月:大, 2月:小, 3月:大, ・・・11月:小, 12月:大

 とパターンが決まっています。このパターンのよく知られた憶え方としては、「ニ(2)シ(4)ム(6)ク(9)サムライ(11) 小の月」というものがあります。これさえ憶えれば簡単。最後の「サムライ(11)」は、サムライを「士」と書けば判るとおり「サムライ」が「十」と「一」を組み合わせた文字だからです。ここだけちょっと捻っていますが後はそのものズバリで判りやすい。さて、では質問者が知りたい旧暦の月の大小の並びのパターンどうやって知るかというと、実は決まった方式というのがないのです。旧暦の場合、「新月の日が暦月の始まりの日」という決まりがありますから、新月の日を計算するとその日がある暦月の最初の日、つまり「一日」と判ります。暦月の日数を知るには、こうして各暦月の一日をまず求めて、その後で一日と次の月の一日の間の日数を数えて決めることになります。始めに○○月は何日までと決めるのではなくて、○○月と翌月の一日が何時かを計算して、後でその間は何日間か数えるというものなのです。ちなみに旧暦の月の初めの日「一日」は必ず新月、「朔」なのでこの一日のことを「朔日」とも書きます。

◇新暦の月の日数の方が複雑?
 旧暦の暦月の初めを知るためには新月がいつかを調べる必要があります。なかなか面倒なことです。その点新暦の場合は単純でよかったなと私は思うのですが、明治の改暦直後には、この改暦がありました。その批判の理由の一つに新暦は旧暦に比べて月毎の日数がまちまちで判りにくいというものがありました。批判は、新暦の月の日数には、31,30,29,28 と 4種類もあって判りにくいと言うものです。確かに月の日数の種類という点では旧暦は 30,29の二種類しかありませんから単純といえば単純かも知れませんが、その二種類の並びがどうなっているのか、毎年まちまちに変わることを考えるとこっちの方がずっと「複雑」なのではないかと思うのですが。新暦に慣れてしまった私からすると、「ニシムクサムライ」だけを憶えておけば直ぐにその月が何日まであるのか判る新暦の方がずっと単純に思えるのです。そして考えると、明治改暦の際の新暦批判の理由の一つ、暦月の日数が4種類もあって複雑という「あの話」って、なんだったんでしょうね?皆さんは月の日数の決め方、新暦と旧暦どっちの方式が判りやすい(便利)と考えますか?(「2019/10/17 号 (No.4765)」の抜粋文)


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