2020-12-15 [twitter投稿]
hippocampus460レンギョウの花 - 絵画風 https://t.co/6AZ44LJyzf @hippocampus460より12/14 17:50 hippocampus460おはようございます!7時起床、天気 /新月(7時55分、輝面比0%)視認できず。今日は朔月、月齢0.3。月の出:7時38分、月の入:17時40分です(北九州) /今朝起きて外に出ると霰が降っていました。空は一面グレー一色です。… https://t.co/qEQs0Uufid12/15 08:05 hippocampus460『今日(12/15)のお月様は【新月】です』hippo@home|https://t.co/gOXd52Kcxb12/15 13:04 hippocampus460『星昴以て仲冬を正す』hippo@home|https://t.co/7y7LBK4mfT12/15 13:15 hippocampus460『ナルキッスス・カンタブリクス !』hippo@home|https://t.co/F4NNpezNI812/15 17:28 hippocampus460日中、雪混じりの空模様、寒かった!(>_<。) PM2.5のレベルは1(5→1)、AQI:良い /午前中、朝の天気がよくなかったので様子を見て花公園に出かける。常連さんも来ていました(*^_^*) 寒い中、園内を一周するが収穫なし… https://t.co/gGS6yO9PIu12/15 17:46
星昴以て仲冬を正す [かわうそ@暦]
□星昴以て仲冬を正す
日短くして 星昴(せいぼう)以て仲冬を正す 『書経・堯典』
今日から旧暦は十一月。旧暦では十月~十二月が冬の月ということになって いますから、十一月はその真ん中の月と言うことで、「仲冬」ともよばれます。そんなわけで「仲冬」の使われるもの、何か無いかなと考えて採り上げたのが冒頭の一文です。この言葉は中国古代の政治の様子を記した書経(尚書)に書かれています。こんな短い文の中に、嬉しいことに暦に関係する言葉が三つもあります。
1.日短くして ・・・ 冬至の頃の意味。
2.星昴 ・・・ 中国の星座。二十八宿の一つ昴宿。すばる。
3.仲冬 ・・・ 三冬の真ん中。陰暦の十一月の異称。
この短い言葉の中に三つも暦(と天文)に関係する言葉が含まれているわけですから、この言葉自体が暦について語られたものだと言うことが想像出来ます。これは当時、季節の動きにあった暦を作る場合の一つの指標を語った言葉です。意味は、
日が短く、昴(すばる)が夜のはじめに南中する時期が
冬至の目安で、この時期が正しい仲冬(陰暦十一月)の時期である。
と言うほどのもの。冬至を含む陰暦十一月は、翌年の暦を作る起点となる暦月ですから、暦を作る上ではことのほか重要な暦月です。冬至は北半球では太陽の南中高度が最も低くなる日と言うことができますがこれは「言うは易く行いは難し」と言えるものの一つ。なかなか太陽の南中高度が一番低い日を求めるというのは難しい。そのため、別の方法でこの時期を知ることが出来ないかと考えます。今ならWeb こよみのページで「冬至の日」を調べれば済むのですが、大昔にはまだこよみのページが存在しませんから、仕方なく(?)考え出されたのが昴が南中する時間で冬至の時期を知るというもの。冒頭の言葉は、こうして生まれたのです。
◇昴(すばる)
昴は中国の星座の一つ、昴宿。星昴などとも呼ばれます。日本では「すばる」の呼び名で知られる星で、現在はプレアデス星団と呼ばれる散開星団がこの星の正体だと知られています。余談ですが、このすばる、「スバル」と書かれることも多くて、こう書かれるとなんだか外来語のように思えますが、「統(す)ばる星」が語源だと考えられる歴とした日本語です。誤解の無いように。プレアデス星団は百数十個の生まれたばかりの若い星が集まった散開星団ですが、その中でも6~7つの星が特に明るく、肉眼でもよく見えることから、日本では古くは「六連星(むつらぼし)」などともも呼ばれました。また連なった形から羽子板星などとも呼ばれます。日本では枕草子で「星はすばる」と星の中で一番に取り上げられたことでも判るとおり、美しい星の代表と考えられ美須麻流之珠(みすまるのたま)とも称えられています。中国でも日本でも、またギリシャでも個別の名前を与えられているところを見ると洋の東西を問わずその美しさは人の目を惹く存在であったと考えられます。
◇昴の南中する時間
現在なら正確な時計などゴロゴロしていますが、大昔には正確な水晶時計などありませんでしたから、日の出や日の入りという判りやすく毎日起こる現象が時計の役割を果たしていたと推測されます。ですから、日が暮れて間もなく目立つ星が南中すると言った現象は観測する側にとっては大変有り難い現象だったはず。目立つ星、昴が日暮れから間もない時刻に南中するのを観測すると、冬至の時期が判るというのは暦を作る古代の天文学者には本当に有り難いことだったと思われます。だから書経にまでそれを意味する言葉が残ったのでしょう。さて今日は冬至まで 6日です。まだ冬至の時期と言ってもおかしくはありませんから、夜のはじめに昴が真南に見える・・・ことはありません。現在、冬至の時期に昴が南中する時刻は21:30~22:00頃。これだと、「夜のはじめ」の時間とは少々言いにくいですね。では書経に書かれた言葉がおかしいのかというとそれも違います。この違いが生まれたのは書経が成立した時代と現代との年月の隔たりです。書経の成立時期は孔子の生きた頃だと考えられていますから、今から考えると2500年程前。この2500年の隔たりが昴の見える時間を変えてしまいました。地球の「歳差運動」という現象のため、ほんの少しずつですが同じ季節でも星の見える時刻が変化して行きます。ほんの少しのずれではあるのですが、これが2500年分も積み重なるとこの差は目に見えるようになります。では、書経が成立した時代には昴が南中するのは何時頃かというと、現在の時刻で言えば、19:30 頃。書経成立以前にこうした観測の積み重ねが数百年分はあっただろうと考えるとこの時間帯は19:00~19:30頃と考えられます。なるほど、夜のはじめに昴が南中する頃が冬至の頃だったんですね。
日短くして 星昴(せいぼう)以て仲冬を正す
と言う一つの言葉に、季節の変化を感じるとともに星の見える時間が変わるほどの年月の流れを感じた今日のかわうそでした。(「2020/12/15 号 (No.5190) 」の抜粋文)
日短くして 星昴(せいぼう)以て仲冬を正す 『書経・堯典』
今日から旧暦は十一月。旧暦では十月~十二月が冬の月ということになって いますから、十一月はその真ん中の月と言うことで、「仲冬」ともよばれます。そんなわけで「仲冬」の使われるもの、何か無いかなと考えて採り上げたのが冒頭の一文です。この言葉は中国古代の政治の様子を記した書経(尚書)に書かれています。こんな短い文の中に、嬉しいことに暦に関係する言葉が三つもあります。
1.日短くして ・・・ 冬至の頃の意味。
2.星昴 ・・・ 中国の星座。二十八宿の一つ昴宿。すばる。
3.仲冬 ・・・ 三冬の真ん中。陰暦の十一月の異称。
この短い言葉の中に三つも暦(と天文)に関係する言葉が含まれているわけですから、この言葉自体が暦について語られたものだと言うことが想像出来ます。これは当時、季節の動きにあった暦を作る場合の一つの指標を語った言葉です。意味は、
日が短く、昴(すばる)が夜のはじめに南中する時期が
冬至の目安で、この時期が正しい仲冬(陰暦十一月)の時期である。
と言うほどのもの。冬至を含む陰暦十一月は、翌年の暦を作る起点となる暦月ですから、暦を作る上ではことのほか重要な暦月です。冬至は北半球では太陽の南中高度が最も低くなる日と言うことができますがこれは「言うは易く行いは難し」と言えるものの一つ。なかなか太陽の南中高度が一番低い日を求めるというのは難しい。そのため、別の方法でこの時期を知ることが出来ないかと考えます。今ならWeb こよみのページで「冬至の日」を調べれば済むのですが、大昔にはまだこよみのページが存在しませんから、仕方なく(?)考え出されたのが昴が南中する時間で冬至の時期を知るというもの。冒頭の言葉は、こうして生まれたのです。
◇昴(すばる)
昴は中国の星座の一つ、昴宿。星昴などとも呼ばれます。日本では「すばる」の呼び名で知られる星で、現在はプレアデス星団と呼ばれる散開星団がこの星の正体だと知られています。余談ですが、このすばる、「スバル」と書かれることも多くて、こう書かれるとなんだか外来語のように思えますが、「統(す)ばる星」が語源だと考えられる歴とした日本語です。誤解の無いように。プレアデス星団は百数十個の生まれたばかりの若い星が集まった散開星団ですが、その中でも6~7つの星が特に明るく、肉眼でもよく見えることから、日本では古くは「六連星(むつらぼし)」などともも呼ばれました。また連なった形から羽子板星などとも呼ばれます。日本では枕草子で「星はすばる」と星の中で一番に取り上げられたことでも判るとおり、美しい星の代表と考えられ美須麻流之珠(みすまるのたま)とも称えられています。中国でも日本でも、またギリシャでも個別の名前を与えられているところを見ると洋の東西を問わずその美しさは人の目を惹く存在であったと考えられます。
◇昴の南中する時間
現在なら正確な時計などゴロゴロしていますが、大昔には正確な水晶時計などありませんでしたから、日の出や日の入りという判りやすく毎日起こる現象が時計の役割を果たしていたと推測されます。ですから、日が暮れて間もなく目立つ星が南中すると言った現象は観測する側にとっては大変有り難い現象だったはず。目立つ星、昴が日暮れから間もない時刻に南中するのを観測すると、冬至の時期が判るというのは暦を作る古代の天文学者には本当に有り難いことだったと思われます。だから書経にまでそれを意味する言葉が残ったのでしょう。さて今日は冬至まで 6日です。まだ冬至の時期と言ってもおかしくはありませんから、夜のはじめに昴が真南に見える・・・ことはありません。現在、冬至の時期に昴が南中する時刻は21:30~22:00頃。これだと、「夜のはじめ」の時間とは少々言いにくいですね。では書経に書かれた言葉がおかしいのかというとそれも違います。この違いが生まれたのは書経が成立した時代と現代との年月の隔たりです。書経の成立時期は孔子の生きた頃だと考えられていますから、今から考えると2500年程前。この2500年の隔たりが昴の見える時間を変えてしまいました。地球の「歳差運動」という現象のため、ほんの少しずつですが同じ季節でも星の見える時刻が変化して行きます。ほんの少しのずれではあるのですが、これが2500年分も積み重なるとこの差は目に見えるようになります。では、書経が成立した時代には昴が南中するのは何時頃かというと、現在の時刻で言えば、19:30 頃。書経成立以前にこうした観測の積み重ねが数百年分はあっただろうと考えるとこの時間帯は19:00~19:30頃と考えられます。なるほど、夜のはじめに昴が南中する頃が冬至の頃だったんですね。
日短くして 星昴(せいぼう)以て仲冬を正す
と言う一つの言葉に、季節の変化を感じるとともに星の見える時間が変わるほどの年月の流れを感じた今日のかわうそでした。(「2020/12/15 号 (No.5190) 」の抜粋文)
今日(12/15)のお月様は【新月】です [かわうそ@暦]
◆今日(12/15)のお月様は【新月】。
今日の月は日の出の頃に昇り、日の入りの頃に沈みます。空に昇っている時間は概ね太陽と同じ。日食でも起こさない限り、月の在処はわかりません。旧暦では、この新月の日が暦月の一日(朔日)となります。
◆お月様の基礎データ
・新月の瞬間は 12/15 1時17分 (月齢は 0.0) ※新月とは、月と太陽の黄経の角度差が0度となる瞬間です。
・月出:12/15 7時 7分 月没:12/15 16時56分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):12/15 12時 3分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 365900 km (平均距離の 0.95倍)。
月は平均より 18500km近く、見かけの大きさはいつもより大きいです。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
今日の月は日の出の頃に昇り、日の入りの頃に沈みます。空に昇っている時間は概ね太陽と同じ。日食でも起こさない限り、月の在処はわかりません。旧暦では、この新月の日が暦月の一日(朔日)となります。
◆お月様の基礎データ
・新月の瞬間は 12/15 1時17分 (月齢は 0.0) ※新月とは、月と太陽の黄経の角度差が0度となる瞬間です。
・月出:12/15 7時 7分 月没:12/15 16時56分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):12/15 12時 3分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 365900 km (平均距離の 0.95倍)。
月は平均より 18500km近く、見かけの大きさはいつもより大きいです。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)