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2020-12-27 [twitter投稿]



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クリスマスローズ ! [ヘッダー画像]

201222no76.JPG
撮影日:2020.12.22
JA直鞍なのはな畑
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餅つき雑話 [かわうそ@暦]

□餅つき雑話
 「もう幾つ寝るとお正月~」の歌の似合う季節です。お正月といえばお餅。「皆さん、お餅の準備はできましたか?」といささか強引にお餅の話です。

 餅はハレの食べ物。
 これから迎える正月には鏡餅に、雑煮にとなくてはならない食べ物です。正月には欠かせない餅ですから、新年が迫ってくると、あちこちで餅つきが行われるようになります。昨今は、餅は食品メーカーが大量に作ったものを、お店で買ってくるというのが一般的。手間がかからなくて便利といえば便利ですが、なんだか寂しいものです。こういう時代になる前はどんな風に、正月の餅を用意したのだろうと云うことで、本日は江戸の街の餅つきの様子を調べてみました。

◇江戸の街の餅つき風景
 正月が近づくと餅を準備するのは江戸の昔も今と変わりません。江戸時代の餅の入手法はというと、

 1.お抱えの職人をつかって自宅の庭で餅つきをする。
 2.菓子屋に頼んで、自家分の餅をついてもらう「賃餅(ちんもち)」。
 3.町内の鳶(とび)が、4~5人の人足を引き連れ、釜、臼、杵、蒸籠(せいろ)、薪を持参して行う餅つきの出張サービス(餅米はこれを依頼する家が用意す)を利用する「引きずり餅」。
 4.年の市などで購入する。

 の 4種類だったようです。1のように、お抱えの職人にというのは、上級武士や富裕な商家が行うもので、これが出来たのはごく一部。ということは、残りは2~4の3とおりとなります。2と4は、なんとなくクリスマスケーキの予約注文(2)と店頭販売(4)のような感じです。2の賃餅については、人気のケーキ屋さんのクリスマスケーキを入手しようとすると、クリスマスの何日も前に予約を入れないといけないのと同じで、師走の中頃までにこれを注文しないと、受けてもらえませんでした。4の年の市等での購入は、庶民レベルではもっとも一般的な餅の入手方法だったと思われます。先のクリスマスケーキの喩えで云えば、当日の店頭販売に近いものです。クリスマスを過ぎて、売れ残ったクリスマスケーキが安売りされるのと同じく、餅の方も正月直前になると、安売りたたき売りが行われたようです。説明最後に残ったのは、3の引きずり餅。威勢のいい、鳶の兄さんと人足が道具持参で自宅の前で餅を搗いてくれるのですから、活気があって景気づけにいいと結構な需要があったそうです。今だって、こんな出張サービスがあったら、やはりそこそこの需要はある気がします(もしかしたら、本当にあるかも知れませんね)。現在と違って餅は機械で大量生産というわけにはいきません。みんな臼と杵とで搗くわけですから年の瀬も押し迫ると、賃餅を受けた菓子屋や引きずり餅を行う鳶の兄さん方は大忙し。朝は暗いうちから灯火を用意して餅をつき始め、夜遅くまで搗き続けたとのことです。ということは、師走も半ばを過ぎたあたりから、大晦日の明け方頃まで、江戸の街には、一日中、餅つきの音が響いていたのでしょう。現在は餅も、機械による大量生産が可能ですから、一日中、臼で餅を搗く音が聞こえるということはありません(多分、防音壁完備の工場のなかでしょうから)。この点は、江戸の街の餅つき事情が羨ましいかな?今年の私は、東京で一人での年越し&正月となる予定なのでお餅を食べるのも一人。ということで、特別な餅の調達方法は考えておらず、便利で味気ない現代の調達法、「近所のスーパーで購入」ということになります。ま、味気ないけど、仕方ないですね。

◇個人的な記憶では・・・
 私の生まれ育ったところは東北地方の田舎で、近所の農家には立派な木製の臼を持つ家もあって、正月が近づくとその臼(もちろん杵も)を借りて餅つきをしていました。少し大きくなると、杵で搗く手伝いもさせてもらえましたが、狙ったところに的確に杵を運ぶのは思いのほか難しかった。失敗して臼の角に杵をぶつけたりすると、臼や杵の一部が欠けて、その小さな木片が餅に混ざってしまったりして。そんな失敗も、今はいい思い出です。あ、借り物の臼や杵を傷つけていたわけで、考えてみれば申し訳ないことをしていたのですね・・・。(「2020/12/27 号 (No.5202)」の抜粋文)


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