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福智山ろく花公園
撮影日:2018.03.02
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桃の節供のこぼれ話 [かわうそ@暦]

□桃の節供のこぼれ話
 本日は三月三日、言わずと知れた桃の節供の日です。毎年、この時期には桃の節供の話を採り上げることになります。真面目な話は既に大分書いておりますし、他のインターネットサイトなどでも取り上げられているでしょうから、そちらをお読み頂くとして、本日はそうした話からこぼれた話を幾つか拾ってみます。

◇上巳の節供・・・今日は巳の日か?
 一般には桃の節供とか、雛の節供、雛祭りなどと呼ばれることの多い三月三日の節供ですが、本来の名前は上巳の節供 (じょうしの せっく)この名前は、本来この行事が三月の「初めの巳の日 = 上巳」に行われていたことからこう呼ばれたのでした。では、今日は巳の日かというと残念ながら違います。今日は2018/3/3は「午」の日です。ついでなので、2019,2020,2021の3/3も日の干支を調べてみると、

  2018:午, 2019:亥,  2020:巳,  2021:戌 (新暦 3/3)

 のようになっています。そうか、新暦では上手く行かないのだね。やはり伝統行事は旧暦の日付でないと・・・とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが残念なことに旧暦の日付でもそうはなりません。論より証拠と旧暦の 3/3の日の干支を同様に示してみると

  2018:辰, 2019:戌,  2020:辰,  2021:辰 (旧暦 3/3)

 となって、残念ながらやはり「巳」とはなりません。上巳の節供は本来はきちんと「巳の日」に祝われていたのでしょうが、そのうちに日付に固定した方が分かりやすいと考えられたのか(?)、暦の月と日の数字の重なる、「三月三日」に固定されて現在に至りました。こんな経緯を見ると日常に使う暦、新暦の日付に固定してこの日を祝うことを否定は出来ないと思います。ちなみに、暦の日付に固定してこの節供が祝われるようになったのは劉備や曹操、孫権などが活躍した中国の三国時代のことと云われています。

◇節供を過ぎたら雛人形を早く片づけないと婚期を逃す?
 よく聞く話です。まあ、迷信ではありますが、上巳の節供の行事の内容から考えると判らないこともない迷信です。現在は上巳の節供に飾られる雛人形は、その年一年きりというわけではなく、節供が過ぎれば片付けられてまた来年を待つことになりますが、こうした飾り雛は室町時代になってから広まったもので、それ以前の人形の役割は、その持ち主の身に付いた「穢れ(けがれ)」を人形に移して、これを川や海に流してしまうものでした。つまり、人形は不幸や穢れなどといった不吉なものを本人に代わって、遠くに運び去ってくれるものなのですからいつまでもそこにあってはいけないわけです。こんなところから、お雛様が節供を過ぎても飾られていることは一種の禁忌となって、こんな迷信が生まれたのではないでしょうか。本日は、女児の節供とされる桃の節供ということで関係する話を書いてみましたが、私には女児がいない(息子二人だけ)ので、桃の節供の祝いはなんか縁遠い。華やかでなんか楽しそうな行事なのにな。残念ですね。(『2018/03/03 号 (No.4172) 』の抜粋文)

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