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2018-03-14 [twitter投稿]



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カタクリ(片栗)の花 ! [ヘッダー画像]

180313no7.JPG
福智山ろく花公園
撮影日:2018.03.13
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ホワイトデー [かわうそ@暦]

□ホワイトデー
 判官贔屓という言葉があります。弱い者や、不遇なものに対して同情し、味方してしまうということ。今日、3/14はホワイトデーなんて、この暦のこぼれ話に書くことには、いくらか抵抗がありました。ホワイトデーなんて、お菓子屋さんの販売戦略に踊らされてたまるか! というくらいの気持ちで。しかし、今は違います。メダルに手は届かなかったけれど、君の努力は知っているよ・・・ホワイトデーには、そんな声をかけてやりたい気分です。そう、ホワイトデーは、ついにバレンタインデーほどの地位を築くことが出来ませんでした(「多分これからも」と予想します)。それどころか、後発の「ハロウィン」なんかには、あっさりと抜かれてしまって見る影もないほど、存在感が薄らいだ気がします。こうなると、判官贔屓で、ついつい取り上げてやりたくなっちゃいますね。ということで、同情心から本日はホワイトデーの話です。

◇マシュマロデーの誕生
 ホワイトデーの始まりは、福岡市にある和菓子屋さんである石村萬盛堂が始めたマシュマロデーだと云われています。石村萬盛堂の社長(三代目)さんが、たまたま読んだ女性雑誌にバレンタインデーにお返しがないのはなぜかという投稿が載っていたのを目にしたのが、その始まりだと言われています。この「バレンタインデーのお返し」という考えと、お返しとして欲しい品の上位に石村萬盛堂の「鶴乃子」というお菓子の原料であるマシュマロがあがっていたことで、マシュマロデーを思いついたそうです。(石村萬盛堂HP http://www.ishimura.co.jp/) 後にホワイトデーと呼ぶようになったのは、マシュマロの白からとか。

◇全国飴菓子工業協同組合の「ホワイトデー」
 石村萬盛堂の動きと前後して、全国飴菓子工業協同組合(以下「全飴協」)でも1978年の総会で3/14をホワイトデーとすると決議されました。(全国飴菓子工業協同組合HP http://www.candy.or.jp/)1980年には「愛にこたえるホワイトデー」と銘打ったホワイトデーの第一回キャンペーンをラジオのCMや、キャンペーンガールによるサンプル品の配布などの形で大々的に行いました(最初の2~3年はなかなか売り上げに結びつかず、苦戦したようです)。こちらの「ホワイト」は飴菓子の素材となる砂糖の白からとか。ホワイトは純粋のシンボルでもあるのでティーンのさわやかな愛にぴったりという考えで、この名としたとされます。こちらも、バレンタインデーのアンサーデーという位置づけです。お返しの品としては、提唱団体が全飴協ということから想像がつきますね。そう、お返しは「キャンディー」。全飴協はこの日をキャンディーの日としています。ちなみに全飴協には、ホワイトデー公式サイトが有ります。ホワイトデー公式サイト http://www.candy.or.jp/whiteday/index.html しかし、ここまで生まれた経緯のはっきり分かる記念日って珍しい。今後も、商業ベースで、こんな「生まれた年がはっきり分かる記念日」が増えて行くのかな? (定着するかは別問題ですが)

◇「お返し」の文化とホワイトデー
 前述したホワイトデーの誕生の話は、いずれも「バレンタインデーのお返しの日」としてホワイトデーが生まれたこと(生まれは日本)を物語っています。この辺りは日本の贈答文化の影響があるのでしょう。「贈答」というくらいで、贈り物にはそれに答えてお返しするのがあたりまえという考えがあったから、石村萬盛堂の社長さんが見かけた女性雑誌の投稿のように、「バレンタインデーにお返しがないのはなぜ」という疑問が浮かぶことになるのでしょうね。贈ったり贈られたり、面倒なことです。さて、ホワイトデーがバレンタインデーの「お返しの日」として生まれてきた経緯を考えると、ホワイトデーの歴史が浅いのもうなずけます。まずは、先行するバレンタインデーが普及しなくては、ホワイトデーも生まれてこなかった訳です。バレンタインデーが日本に普及し始めたのは1950年代、広がったのは1960年代と云われますので、そのお返しのホワイトデーの誕生と普及はこのバレンタインデーから10~20年ほど遅れたようです。先発のバレンタインデーは定着しましたが、一時期加熱し過ぎ、バレンタインデーには、女性はとにかく周囲の男性にチョコレートを渡しまくらねばならないような風潮があって、気がつくとこの日のチョコレートの大部分が、義理チョコという有様にまで堕してしまいました(個人的な見解です)。その反動か、反省からか、今はバレンタインデーも静かになり、バレンタインデーによりかかっていたホワイトデーはもっと静かになってしまった。今風にいえば「負け組」の記念日か?こうなってみると、一時期は「ホワイトデー」なんて記念日の話を書くのはいやだなと思っていた私も、ついつい同情して書いてしまうことになりました。捨てる神あれば、拾うかわうそありです。栄枯盛衰は世の常ですから、現在は落ちぶれた感のあるホワイトデーも、奇跡の復活もあるかもしれません。そうなったときには、今度はホワイトデーの復活物語でも書くかもしれません。頑張れ、ホワイトデー!!(『2018/03/14 号 (No.4183)』の抜粋文)

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