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明日(11/4)の明け方の東の空に昇る月は【二十六夜の月】です [かわうそ@暦]

◆明日(11/4)の明け方の東の空に昇る月は【二十六夜の月】。
明け方の空に見える月であることから「有明の月」古代の美人画の眉のように細い月であることから「眉月」とも呼ばれます。この月の後は新月の時期となり、しばらく月はその姿を隠します。

◆お月様の基礎データ
・月齢: 25.0 (11/3 の正午の値)
・月出:11/4 2時 2分 月没:11/4 14時59分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):11/4 8時35分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 372700 km (平均距離の 0.97倍)。

 月は平均より 11700km近く、見かけの大きさはいつもより少し大きいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
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2018-11-03 [twitter投稿]



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ワタ(綿)、コットンボール ! [ヘッダー画像]

181030no9.JPG
福智山ろく花公園
撮影日:2018.10.30
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「文化の日」余話 [かわうそ@暦]

■「文化の日」余話
 今日、11/3は文化の日です。「自由と平和を愛し、文化をすすめる」というのが、現在の「国民の祝日に関する法律」(一般には「祝日法」と呼ばれます。昭和23年 7月20日発布・即日施行)に書かれている文化の日の意味です。解ったような解らないような。「文化をすすめる」ってどんな意味なんだろう?日本国憲法の公布を記念した日ということでこの日を「憲法記念日」とする案もありましたが、憲法記念日はそれが実施される翌年の 5/3に譲って、こちらの名前は文化の日に落ち着きました。

 Wikipedia の記事(2018/11/3 現在)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%8C%96%E3%81%AE%E6%97%A5

 によると11/3を憲法記念日にする件に関してはGHQから「絶対にダメ」という主張があって憲法記念日は5/3の施行日となったそうです。ほう、そんな経緯が。それにしても、GHQはなぜ11/3を憲法記念日とすることに難色を示したのでしょう?

◇文化の日は「明治節」
 大日本帝国憲法下の祝祭日と現在の祝日を並べて見ると、昔はここ11/3に、「明治節」という祝日があったことが解ります。明治節は更に遡れば明治時代は「天長節」。つまり今で言うところの「天皇誕生日」でした。明治維新からの急激な歴史の流れの中で日本の近代化に舵を切り、現在の日本の基礎を築いた明治天皇に対する日本人の思い入れは強く、昭和の時代に入って、一旦は祝祭日のリストから消えた明治天皇の誕生日が名前を変えて復活したのです。

◇新憲法下の文化の日
 現在の「国民の祝日に関する法律」が制定される前に行われた時事通信社の3000名対象のオピニオン調査では、この明治節の祝日への採用希望者は15.1%と全体の中の 9位とかなり高い位置に「明治節」が登場しました。ただこの時代の日本は占領軍統治下。GHQ が国家神道・天皇崇拝に関連しそうな祭日を認めるはずはないことから、真っ正面から「明治節」ではなくて

  衆議院案 文化祭
  参議院案 憲法記念日

 という名前での祝日案が提出され、調整の結果、現在の「文化の日」と言う名前になりました。GHQからすると、新生日本の出発点とも云える新しい憲法を記念する「憲法記念日」を明治節の日にすることは認められなかったのでしょう。ただ、憲法記念日という名前には強く反対する一方でGHQは、「その他の祝日ならよい」という譲歩もしたようで、その結果、11/3は「文化の日」という祝日になったようです。こんな経緯を考えると、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」というなんだかよくわからない祝日の意味も納得出来てしまいます。明治節の日を祝日として残すためには、意味の曖昧な、それでいて反対する人はいないような祝日がよかったのでしょう。名を捨てて実を取るというところだったのですね。「意味がよくわからない」なんて腐してしまった文化の日の意味ですが、文化の日が出来るまでの経緯を考えると、よくわからない文化の日の意味には深い意味が隠されていたのかもなんて考えてしまった、「文化の日」のかわうそでした。(「2018/11/03 号 (No.4417)」の抜粋文)

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