2020-01-30 [twitter投稿]
hippocampus460ハナカンザシ - 絵画風 https://t.co/qUZcRAXpHC @hippocampus460さんから01/29 17:38 hippocampus460『KAGAYA (@KAGAYA_11949)』hippo@home|https://t.co/YuPSynexEe01/29 23:14 hippocampus460おはようございます!7時半起床、天気 /満ちていく三日月(7時59分、輝面比21%)視認できず。今日は夕月、月齢5.0。月の出:10時21分、月の入:22時35分です(北九州) /今朝の空は雲量の割合が高いが晴れ間も広がる。P… https://t.co/XTmtFC3MaP01/30 08:06 hippocampus460『鶏始めてとやにつく?』hippo@home|https://t.co/W8RYaJfe4v01/30 11:24 hippocampus460『ハーデンベルギア!』hippo@home|https://t.co/tPbw9kma8n01/30 16:55 hippocampus460日中、晴れのち曇り。夕方、俄か雨!PM2.5のレベルは5(8→5)、AQI:良い /午前中、新しく買ったICカードリーダーの動作確認をする。今まではNTTの接触型、今回購入したのはSonyの非接触型です。ICカードの設定を切り替え… https://t.co/2rjTyRFwh001/30 17:36
鶏始めてとやにつく? [かわうそ@暦]
□鶏始めてとやにつく?
今日(2020/01/30)から七十二候(しちじゅうにこう)の最後となる大寒の末候、「鶏とやにつく」に入りました。「鶏始めてとやにつく、どんな意味ですか?」七十二候は二十四節気を更に、初候・次候・末候と分けたもので風物によって季節を細かく分けたものですが、中にはその意味がわかりにくいものがいくつかあります。今回取り上げた、「鶏始めてとやにつく」も意味のよくわからないものの一つですね。「鶏とやにつく」ってどんな意味なんでしょう。
◇七十二候とは
今さらながらですが、中には初めてという方もいらっしゃることと思いますので七十二候について若干の説明をさせて頂きます。七十二候は元々は中国で生まれたものですが、日本に入ってからはそのままでは日本の季節や風土に合わない言葉が多かったため、日本独自に作り直されています。日本で作り直された七十二候を、それがはっきり解るように本朝七十二候と区別して呼ぶことがあります。二十四節気の一つ一つの期間は約15日(この期間を「気」といいます)。七十二候は二十四節気のこの「気」を更に三分割したものです。それを更に三分割していますから、一つ一つの候は 5日程。季節変化と言っても、年により寒暖の差はありますから、ここまで細かくしてしまうと、果たして本当に実用性があったのかについては、疑問の残るところです。
閑話休題
さて、本題に戻って「鶏とやにつく」の言葉の意味です。この語が取り入れられたのは、日本独自の暦である貞享暦から。それ以前に使われていた宣明暦(中国から輸入された暦法)までは
水沢腹堅 (すいたく あつくかたし)
でした。実は「鶏とやにつく」のもととなった言葉は宣明暦にもありましたが、これは別の候(大寒の初候)に使われていて、次のような文字が使われていました。
宣明暦大寒初候 鶏始乳 (にわとり はじめてにゅうす)
意味は、「鶏が春の気を感じて交尾し、卵を産み始める時期」です。貞享暦での文字はというと「鶏始乳(にわとりはじめてにゅうす)」ですが、「にゅうす」では音から意味がとれないためか、のちに此を「にわとりはじめてとやにつく」と読むようになりました。ここで、「とやにつく」は「鳥屋につく」の意味でしょう。鳥が産卵のために巣に籠もると云う意味です。漢字の意味から意訳的に読み下したと云うところです。
鶏始めて鳥屋につく
とした方が解りやすかったですね。でも「鳥屋につく」という言葉が「産卵のために巣に籠もる」とう意味だというのも、今ではあまり一般的ではないので、結局「謎の言葉」のままかもしれませんが。七十二候には同じようにというか、更にと云うか不思議な言葉が沢山あります。もしかしたら、またそうした「意味不明の七十二候」について取り上げる機会があるかもしれません。では、またその時に。
(「2020/01/30 号 (No.4870)」の抜粋文)
今日(2020/01/30)から七十二候(しちじゅうにこう)の最後となる大寒の末候、「鶏とやにつく」に入りました。「鶏始めてとやにつく、どんな意味ですか?」七十二候は二十四節気を更に、初候・次候・末候と分けたもので風物によって季節を細かく分けたものですが、中にはその意味がわかりにくいものがいくつかあります。今回取り上げた、「鶏始めてとやにつく」も意味のよくわからないものの一つですね。「鶏とやにつく」ってどんな意味なんでしょう。
◇七十二候とは
今さらながらですが、中には初めてという方もいらっしゃることと思いますので七十二候について若干の説明をさせて頂きます。七十二候は元々は中国で生まれたものですが、日本に入ってからはそのままでは日本の季節や風土に合わない言葉が多かったため、日本独自に作り直されています。日本で作り直された七十二候を、それがはっきり解るように本朝七十二候と区別して呼ぶことがあります。二十四節気の一つ一つの期間は約15日(この期間を「気」といいます)。七十二候は二十四節気のこの「気」を更に三分割したものです。それを更に三分割していますから、一つ一つの候は 5日程。季節変化と言っても、年により寒暖の差はありますから、ここまで細かくしてしまうと、果たして本当に実用性があったのかについては、疑問の残るところです。
閑話休題
さて、本題に戻って「鶏とやにつく」の言葉の意味です。この語が取り入れられたのは、日本独自の暦である貞享暦から。それ以前に使われていた宣明暦(中国から輸入された暦法)までは
水沢腹堅 (すいたく あつくかたし)
でした。実は「鶏とやにつく」のもととなった言葉は宣明暦にもありましたが、これは別の候(大寒の初候)に使われていて、次のような文字が使われていました。
宣明暦大寒初候 鶏始乳 (にわとり はじめてにゅうす)
意味は、「鶏が春の気を感じて交尾し、卵を産み始める時期」です。貞享暦での文字はというと「鶏始乳(にわとりはじめてにゅうす)」ですが、「にゅうす」では音から意味がとれないためか、のちに此を「にわとりはじめてとやにつく」と読むようになりました。ここで、「とやにつく」は「鳥屋につく」の意味でしょう。鳥が産卵のために巣に籠もると云う意味です。漢字の意味から意訳的に読み下したと云うところです。
鶏始めて鳥屋につく
とした方が解りやすかったですね。でも「鳥屋につく」という言葉が「産卵のために巣に籠もる」とう意味だというのも、今ではあまり一般的ではないので、結局「謎の言葉」のままかもしれませんが。七十二候には同じようにというか、更にと云うか不思議な言葉が沢山あります。もしかしたら、またそうした「意味不明の七十二候」について取り上げる機会があるかもしれません。では、またその時に。
(「2020/01/30 号 (No.4870)」の抜粋文)