2018-09-13 [twitter投稿]
hippocampus460ジュズサンゴの花と実 https://t.co/FRLigcgPOG09/12 18:03 hippocampus460おはようございます!6時起床、天気 /満ちていく三日月(6時27分、輝面比11%)視認できず。今日は夕月、月齢3.2。月の出9時22分、月の入り20時55分です(長門市俵山温泉)/昨日は温泉に二度入り、早めに寝る。当地は朝夕涼し… https://t.co/NmuFYyyxTo09/13 06:50 hippocampus460『ユリウス通日の話』hippo@home|https://t.co/NPPo9uHxrT09/13 12:05 hippocampus460日中、曇から一時小雨。PM2.5のレベルは13(12→13)、AQI:良い /俵山温泉で朝湯に入り、朝食。9時に出発。道の駅 蛍街道西ノ市で買い物をして自宅に11時、無事到着。昼食は道の駅で買った弁当、美味しかった(*^_^*) 午後は疲れたので昼寝する。09/13 17:00 hippocampus460『センニチコボウ(千日小坊) !』hippo@home|https://t.co/fWLvCY9nfu09/13 17:04
ユリウス通日の話 [かわうそ@暦]
□ユリウス通日の話
今日は、「ユリウス通日」についてとりあげてみます。この日刊☆こよみのページのデータ先頭部分に
西暦 2018年 9月 13日 [月の] 第3週 第2木曜
旧暦 8月(小) 4日 (大安)
ユリウス通日 2458374.5 (日本時 9時の値)
という表示があります。他はわかるとして『ユリウス通日』って何かご存じですか?暦には時々「改暦」があって、改暦前後で記述された年月日の関係がわかりにくくなることがあります。その混乱を避けるために改暦等とは無関係に、ある基点から数えた日数で出来事を表そうとスカリージェ(Josephus Scaliger)が1583年(※)に考案したものです。ちなみにこれを考えるきっかけはユリウス暦からグレゴリウス暦への改暦による混乱の回避でした。
◇基点となる日はいつか?
今日の値は 2454024.5 ですからその基点は何時かというと大体、
2458374.5(日) / 365.2422(日/年) ≒ 6730.8 (年)
随分昔ですね。この基点はユリウス暦で数えた BC4713/1/1グリニッジ正午です。基点となったBC4713/1/1 は何があったのかというと、実は何もありません。暦にはいくつかよく使われる周期があるのですが、スカリージェはその内の3つの周期
太陽章 (28年。ユリウス暦において1年の曜日が同じ配列に戻る周期)
太陰章 (19年。太陽年と平均朔望月周期が一致する周期。メトン周期)
インディクティオ (15年。Indictio。古代ローマの行政上の周期)
の始まりが一致する年として考えられました。上記3つは7980年毎に一致します。スカリージェが考えた時、その最初の一致年がBC4713年だったのです。更に7980年遡ってもいいのですが、BC4713まで遡れば、歴史上の出来事を記述するのにほとんど問題にはなりませんので、それより前には遡られませんでした。
◇ユリウス通日の利点
ユリウス通日の一番の利点はその「単純さ」に起因する誤解の少なさでしょう。なにせ、単純に1日が過ぎたら1を加算して行くだけですから、それこそカレンダーに「×印」を書いて数えて行けばいいだけ。まあ、245万日以上も数えるのは、それなりに大変ですがね。暦につきものの改暦や、今話題の改元(元号をかえること)などがあって、暦の日付だけを見てもその前後関係や間隔が分かりにくいことが多い、例えば2010年3月21日から1000日後は何日か?といったことを考えるのは結構大変なことなのですが、ユリウス通日で考えると間違いが少ない。ちなみに、2010/3/21は、ユリウス通日だと2455276.5日。その1000日後は、2456276.5日となります。これを年月日に変換すると2012/12/15。まあ、日常生活でこんなことをすることは少ない(ない?)と思いますが、例えば天文学などではよくあること。何せ、太陽や月や星達には、人間が使う年月日なんていう区切りは関係ないですから。また、ユリウス通日は単なる日数の積算値ですから、その前後関係は数字の大小だけで分かるので誤解が無い。それなりに便利なんです。
◇なぜ、端数「0.5」が付くのか
昔々のヨーロッパでは正式な日付は正午に変更されるという慣習がありましたので、計算基点に「グリニッジ正午」の文字が残りました。現在は日付の変更は0時に行われるようになりましたので、その日の始めのユリウス通日はというと、この端数「0.5」 が付くのです。(正午の日付変更の慣習は天文の世界には最近まで残っており、1925年に廃止されるまで、天文日という日付は、グリニッジ正午に変わることになっていました)
◇ユリウス通日とユリウス暦・・・二つの「ユリウス」の関係
ユリウス暦の「ユリウス」はその改暦を命じたユリウス・カエサル(シーザー)の名を記念したものですが、ユリウス通日のユリウスとはこれとは無関係。スカリージェの父親が「ユリウス」だったので、父の名をとってつけたもの。たまたまユリウス暦とよく似た名前となってしまったため、誤解のもととなっています(迷惑な話だこと)。以上、ユリウス通日の話でした。(「2018/09/13 号 (No.4366)」の抜粋文)
今日は、「ユリウス通日」についてとりあげてみます。この日刊☆こよみのページのデータ先頭部分に
西暦 2018年 9月 13日 [月の] 第3週 第2木曜
旧暦 8月(小) 4日 (大安)
ユリウス通日 2458374.5 (日本時 9時の値)
という表示があります。他はわかるとして『ユリウス通日』って何かご存じですか?暦には時々「改暦」があって、改暦前後で記述された年月日の関係がわかりにくくなることがあります。その混乱を避けるために改暦等とは無関係に、ある基点から数えた日数で出来事を表そうとスカリージェ(Josephus Scaliger)が1583年(※)に考案したものです。ちなみにこれを考えるきっかけはユリウス暦からグレゴリウス暦への改暦による混乱の回避でした。
◇基点となる日はいつか?
今日の値は 2454024.5 ですからその基点は何時かというと大体、
2458374.5(日) / 365.2422(日/年) ≒ 6730.8 (年)
随分昔ですね。この基点はユリウス暦で数えた BC4713/1/1グリニッジ正午です。基点となったBC4713/1/1 は何があったのかというと、実は何もありません。暦にはいくつかよく使われる周期があるのですが、スカリージェはその内の3つの周期
太陽章 (28年。ユリウス暦において1年の曜日が同じ配列に戻る周期)
太陰章 (19年。太陽年と平均朔望月周期が一致する周期。メトン周期)
インディクティオ (15年。Indictio。古代ローマの行政上の周期)
の始まりが一致する年として考えられました。上記3つは7980年毎に一致します。スカリージェが考えた時、その最初の一致年がBC4713年だったのです。更に7980年遡ってもいいのですが、BC4713まで遡れば、歴史上の出来事を記述するのにほとんど問題にはなりませんので、それより前には遡られませんでした。
◇ユリウス通日の利点
ユリウス通日の一番の利点はその「単純さ」に起因する誤解の少なさでしょう。なにせ、単純に1日が過ぎたら1を加算して行くだけですから、それこそカレンダーに「×印」を書いて数えて行けばいいだけ。まあ、245万日以上も数えるのは、それなりに大変ですがね。暦につきものの改暦や、今話題の改元(元号をかえること)などがあって、暦の日付だけを見てもその前後関係や間隔が分かりにくいことが多い、例えば2010年3月21日から1000日後は何日か?といったことを考えるのは結構大変なことなのですが、ユリウス通日で考えると間違いが少ない。ちなみに、2010/3/21は、ユリウス通日だと2455276.5日。その1000日後は、2456276.5日となります。これを年月日に変換すると2012/12/15。まあ、日常生活でこんなことをすることは少ない(ない?)と思いますが、例えば天文学などではよくあること。何せ、太陽や月や星達には、人間が使う年月日なんていう区切りは関係ないですから。また、ユリウス通日は単なる日数の積算値ですから、その前後関係は数字の大小だけで分かるので誤解が無い。それなりに便利なんです。
◇なぜ、端数「0.5」が付くのか
昔々のヨーロッパでは正式な日付は正午に変更されるという慣習がありましたので、計算基点に「グリニッジ正午」の文字が残りました。現在は日付の変更は0時に行われるようになりましたので、その日の始めのユリウス通日はというと、この端数「0.5」 が付くのです。(正午の日付変更の慣習は天文の世界には最近まで残っており、1925年に廃止されるまで、天文日という日付は、グリニッジ正午に変わることになっていました)
◇ユリウス通日とユリウス暦・・・二つの「ユリウス」の関係
ユリウス暦の「ユリウス」はその改暦を命じたユリウス・カエサル(シーザー)の名を記念したものですが、ユリウス通日のユリウスとはこれとは無関係。スカリージェの父親が「ユリウス」だったので、父の名をとってつけたもの。たまたまユリウス暦とよく似た名前となってしまったため、誤解のもととなっています(迷惑な話だこと)。以上、ユリウス通日の話でした。(「2018/09/13 号 (No.4366)」の抜粋文)