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2020-04-19 [twitter投稿]



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ヒメリュウキンカ(姫立金花)! [ヘッダー画像]

200407no37.JPG
撮影日:2020.04.09
福智山ろく花公園
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「コンピュータ」と復活祭計算の関係 [かわうそ@暦]

□「コンピュータ」と復活祭計算の関係
 本日は2020年の東方正教会系の復活祭(イースター)の日ですので、復活祭にまつわる話を一つ(ちなみに西方教会系の復活祭の日付は先週の日曜日でした)。本日の話は、復活祭の「計算」という言葉についてです。

◇面倒くさい計算はコンピューターで
 面倒くさい計算をする場合の強い味方はコンピュータ(電子計算機)。いやいや計算に使う道具といえば、そろばんだとおっしゃる方、電卓だという方いらっしゃるかもしれませんが、ここは、私の話に付き合って「コンピューターだ」と思って下さい。(※電卓は、電子卓上計算機の略ですから、電子計算機の仲間でOKか?)このコンピュータの英語の綴りは「computer」。この言葉は計算するという意味の「compute」 から出た言葉です。面倒くさい計算をしてくれる機械それがコンピュータというわけです。英語のcompute はラテン語の「Computus」がその語源だと云われます。この言葉の意味は「計算する」「総計する」という意味です。

◇暦の計算も、面倒くさい
 面倒くさい計算にはいろいろあるでしょうけれど、日刊☆こよみのページやWeb こよみのページなどで取り扱う各種の暦計算もそうした面倒くさい計算の一つ。日刊☆こよみのページに毎日掲載している日月出没時刻や、今日の暦データなどもコンピュータが無ければ、計算するのは大変で、このメールマガジンの名前は「月刊☆こよみのページ」になっていたことでしょう(年刊だったかもしれない?)。コンピュータ様々です。こよみのページを作る私に限らず、暦計算に関わった古今の大勢の人々についても、事情は同じです。沢山計算しなくちゃいけなくて、とっても大変だったわけです。そんな面倒な暦計算の中でも昔からみんなの頭を悩ませたものの一つが復活祭の日付の計算でした。

◇毎年変わる復活祭の日付とComputus
 昨日の暦のこぼれ話でも触れているように、キリスト教の復活祭の日付は毎年日付が変化する移動祝日です。どんな風に日付が変化するかというと春分の日以後の満月の日を過ぎた最初の日曜日というのがその変化の決まり。春分の日がいつで、それ以後の満月の日はいつで、その次の日曜日っていつかな? 考えただけで気が滅入りそうです。来年の復活祭の日付はいつかななんて疑問が浮かんでも、そう易々と答えは得られそうにありません。お時間をください。これから面倒くさい計算しなくちゃいけないのでということになります。経済活動も今よりずっと少なく、ノンビリしていた(?)中世時代には複雑な計算は少なかったと思います。そんな時代でも必ずしなければならない面倒な計算がありました。復活祭の日付の計算です。それほど複雑な計算など無かった時代においては、復活祭の日付の計算は「計算の中の計算」とでも言うべきものと見なされるようになりました。その結果、ラテン語の計算を意味する言葉であったComputus(コンプトゥス)が「復活祭の算出法」を表す言葉になってしまったのでした。こよみのページにも復活祭の日付を計算するページがあります。(キリスト教の移動祝日計算 http://koyomi8.com/sub/easter.htm)このページでの暦日計算ももちろん、コンピュータを使って行っています。コンピュータと復活祭、関係のなさそうなこの二つのことがらですが、いろいろたどると、行き着く先は「Computus(コンプトゥス)」という一つの言葉に行き着きます。世の中、いろいろなものがいろいろなところで結びついているものですね。本日は「コンピュータと復活祭の意外な関係」の話でした。

◇コンピュータの無かった時代て、あったんですか?
 コンピュータ。今では日本の全人口の半分くらいは生まれたときからこれが身の回りにあり、コンピュータが無かった時代があったなんて想像が出来ないという人たちの時代となりつつあります。物心ついた時には、身の回りにはコンピューターも電卓もなかったという私のようなものが珍しい生き物になりつつあります。そのうちに、「コンピュータが無かった時代ってあったんですか?それって、縄文時代??」そんな質問をされる時代がやってくるかもしれませんね。(「2020/04/19 号 (No.4950) 」の抜粋文)

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