2020-04-24 [twitter投稿]
hippocampus460フレンチラベンダー - 絵画風 https://t.co/o4UC222KAa @hippocampus460さんから04/23 18:11 hippocampus460おはようございます!6時半起床、天気 /新月(7時04分、輝面比0%)視認できず。今日は二日月(既朔)、月齢0.8。月の出:6時21分、月の入:19時57分です(北九州) /今朝の空も雲が在るものの概ね晴れ!PM2.5のレベル… https://t.co/wktKQ4SAzz04/24 07:12 hippocampus460『【八方美人】(はっぽう びじん)』hippo@home|https://t.co/BjnzYUM4Qc04/24 10:14 hippocampus460『カルセオラリア・ミダス(スリッパ・フラワー)!』hippo@home|https://t.co/hZPWApqpt804/24 17:00 hippocampus460日中、良い天気に恵まれたが、風が強く寒かった!PM2.5のレベルは4(10→4)、AQI:良い /午前中、家内の依頼でスーパーに出かける。台所用手袋、浴室用洗剤、うがい薬を買うつもりでいましたが、うがい薬は品切れ!でした。然もあり… https://t.co/sbk3hceByx04/24 17:30
【八方美人】(はっぽう びじん) [かわうそ@暦]
【八方美人】(はっぽう びじん)
1.どの点から見ても欠点のない美人。
2.誰に対しても如才なくふるまう人を、軽んじていう語。
《広辞苑・第六版》
ご存じでしたか? 「八方美人」て、よい言葉だったってことを。私は長いこと、「八方美人」は 2の悪い意味ばかりで、 1の良い意味があったとは知りませんでした。でも、この辞書の説明を読む限りでは、本来は悪い意味の言葉では無かったのですね。本来の意味がいつの間にか陳腐化して、やがて違った意味に変化してしまうという言葉がありますが、どうもこの語もそうした道筋をたどっているようです。八方美人はどこから見ても欠点の無い美人というよい意味の言葉であったのにいつの間にか、「そう見せかけようとする人」という悪い意味も生まれて来たように思います。誰もが認める良いものだからこそ、偽物がつくられるのでしょう。そしていつしか、偽物の方が有名になってしまった(少なくとも私の知る用法としては)。少々かわいそうな運命をたどった言葉のようです。
◇間違いじゃなかったんだな?
昔々、私がまだ純真だった少年の頃の話です。中学校の卒業前に、同じクラスのみんなで寄せ書きをしました。多分、卒業アルバムに載せるためのものだったと思います。色紙がクラスメートの手を順に巡って、皆それぞれに将来の夢や座右の銘(中学生の頃なのでこんな言葉は使わなかったと思いますが)を書き込んでいきます。そして次は私の番というところまで巡ってきました。さて何を書こうかなと考えながら、一人前の女子が色紙に言葉を書き込むのを見るとなしに見ていると彼女は八方美人○○○子と書き込みました。○○○子は彼女の名前。何を書こうかと考えていた私ですが、この書き込みを見て「『八方美人』て、誰からでもよく見られようとするって言う意味であんまりよくない言葉じゃないの?」と言ってしまいました。すると○○○子さんは、「誰からでもよく見られる素敵な人って言う意味よ」と、自信たっぷりに言うのです。そうかなと、「?」が沢山浮かびましたが、それ以上は言えなかったので、○○○子さんの書いた「八方美人」はそのまま、色紙に残りました。あの色紙が卒業アルバムに使われたとしたら同級生みんなの卒業アルバムには「八方美人」と○○○子さんの名前が納められているはず(中学校の卒業アルバムが手元に無いので確認してませんけど)。○○○子さんとの会話で、「八方美人」という言葉に対して私は辞書の意味の 2を、○○○子さんは 1に近い意味を思い浮かべたことになります。八方美人について、私は後から生まれた「偽物」を指す悪い意味の言葉とばかり思っていたので、寄せ書きに寄せるには相応しくない言葉だと感じましたが、本来は○○○子さんの方が正しかったんだな・・・。余談ですが、この事件が有ったので○○○子さんが寄せ書きに書いた言葉は今もってはっきり覚えているのですが、純真だった頃の私がいったい何を色紙に書き込んだかは、全く覚えておりません。ま、そんなものですよね。(「2020/04/24 号 (No.4955)」の抜粋文)
1.どの点から見ても欠点のない美人。
2.誰に対しても如才なくふるまう人を、軽んじていう語。
《広辞苑・第六版》
ご存じでしたか? 「八方美人」て、よい言葉だったってことを。私は長いこと、「八方美人」は 2の悪い意味ばかりで、 1の良い意味があったとは知りませんでした。でも、この辞書の説明を読む限りでは、本来は悪い意味の言葉では無かったのですね。本来の意味がいつの間にか陳腐化して、やがて違った意味に変化してしまうという言葉がありますが、どうもこの語もそうした道筋をたどっているようです。八方美人はどこから見ても欠点の無い美人というよい意味の言葉であったのにいつの間にか、「そう見せかけようとする人」という悪い意味も生まれて来たように思います。誰もが認める良いものだからこそ、偽物がつくられるのでしょう。そしていつしか、偽物の方が有名になってしまった(少なくとも私の知る用法としては)。少々かわいそうな運命をたどった言葉のようです。
◇間違いじゃなかったんだな?
昔々、私がまだ純真だった少年の頃の話です。中学校の卒業前に、同じクラスのみんなで寄せ書きをしました。多分、卒業アルバムに載せるためのものだったと思います。色紙がクラスメートの手を順に巡って、皆それぞれに将来の夢や座右の銘(中学生の頃なのでこんな言葉は使わなかったと思いますが)を書き込んでいきます。そして次は私の番というところまで巡ってきました。さて何を書こうかなと考えながら、一人前の女子が色紙に言葉を書き込むのを見るとなしに見ていると彼女は八方美人○○○子と書き込みました。○○○子は彼女の名前。何を書こうかと考えていた私ですが、この書き込みを見て「『八方美人』て、誰からでもよく見られようとするって言う意味であんまりよくない言葉じゃないの?」と言ってしまいました。すると○○○子さんは、「誰からでもよく見られる素敵な人って言う意味よ」と、自信たっぷりに言うのです。そうかなと、「?」が沢山浮かびましたが、それ以上は言えなかったので、○○○子さんの書いた「八方美人」はそのまま、色紙に残りました。あの色紙が卒業アルバムに使われたとしたら同級生みんなの卒業アルバムには「八方美人」と○○○子さんの名前が納められているはず(中学校の卒業アルバムが手元に無いので確認してませんけど)。○○○子さんとの会話で、「八方美人」という言葉に対して私は辞書の意味の 2を、○○○子さんは 1に近い意味を思い浮かべたことになります。八方美人について、私は後から生まれた「偽物」を指す悪い意味の言葉とばかり思っていたので、寄せ書きに寄せるには相応しくない言葉だと感じましたが、本来は○○○子さんの方が正しかったんだな・・・。余談ですが、この事件が有ったので○○○子さんが寄せ書きに書いた言葉は今もってはっきり覚えているのですが、純真だった頃の私がいったい何を色紙に書き込んだかは、全く覚えておりません。ま、そんなものですよね。(「2020/04/24 号 (No.4955)」の抜粋文)