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2020-07-19 [twitter投稿]



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モミジアオイ(紅葉葵)! [ヘッダー画像]

200717no30.JPG
撮影日:2020.07.17
福智山ろく花公園
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夏土用 [かわうそ@暦]

□夏土用
 本日は夏の土用の入りです。夏土用の入りの日だというのに東京は未だ梅雨の中。夏という気分ではありませんね。暦の季節点はあくまでも平均的な季節の目安ですから、夏土用だからといって夏らしくなくてもおかしくはないですけど、気分的にはやっぱりね。

 ※平均的な季節を表す暦の季節点があるからこそ、それから外れる異常な年というのもよく分かります。そうした意味からも「平均的な季節」を表すことは有効です。

 ぼやいていても始まらないので、暦の雑節、土用についての話を始めます。土用は四季それぞれの間に挿入された期間で、年 4回有ります。今回の土用は、夏と秋の間の土用。夏の終わりの土用なので、夏の土用と言います。今回の土用は、7/19~8/6 の19日間。また夏土用と言えば土用の丑の日を思い出しますが、この間の「丑の日」は7/21と8/2の二回。ウナギにとってはあまり目出度い年ではありませんね。ちなみに現在の土用入りの定義は、太陽中心の視黄経(しこうけい)で決まっており、以下のようになっています。

  春:27° , 夏:117° , 秋:207° , 冬:297°

 今日は夏土用の入りなので、今日のいつの時間にか太陽の視黄経がこの角度になる瞬間が来るはずです。ちなみにその時間は14時13分頃です。

◇土旺用事(どおうようじ)
 土用はもともと、土旺用事(どおうようじ)と言ったものが省略されたものです。「旺」は「さかん」という意味があります。土用の「土」はもちろん五行説(ごぎょうせつ)の土気を表しますから土用は「土気の旺盛な時期」と言うことです。この土気の旺盛な時期には土公神(どくじん)という神様がさかんに働く時期だと言うことで、この土用の間に土をいじりまわすと、この土公神を傷つけることになり、怒りを買ってしまいますので、土を掘り返すような行為を慎まなければならない時期とされています。土用の期間、どんなことをしてはいけないと考えられているかと言えば、井戸を掘ること、建物の基礎工事、壁塗り、農耕などなど「井戸掘り」は現代は少なくなっているでしょうが、現代なら替わって下水道工事などがこれにあたるでしょう。江戸の昔には絶対になかったでしょうが、きっと「地下鉄工事」なんていうのもダメなんでしょうね。まあもちろん迷信では有るのですが、でも迷信ってその業界関係者の間には一種の業界内慣習として根強く残っていることが有るようで、こよみのページにも時折、水道工事などを行う会社の方から土用の期間や、土用の間日(まび)などの問い合わせがあります。

  ※土公神・・・陰陽道の神で土を司るとされている。

◇土用の間日
 土用の間日と書きましたが、これは何にかというと、迷信にも抜け穴があるようなものです。だいたい土用の期間というのは1回に19日程度ありますから、この期間中土を掘り返しちゃいけないといったら、畑の農作物だって枯れてしまうかもしれませんし、壁の塗り途中で放置されては、新築の家だって、完成した時点で傷んでいそうです。こうしたことを今より気にした昔の人たちだって、こんなに長い期間では困るので、時々土用にも「休み」の日を作っています。それがこの間日です。この土用の休みの日は、例の土公神様が文殊菩薩に招待されて天上に昇っている日とされます。鬼の居ぬ間に洗濯ではありませんが、土公神様が地上にいない間なら土を動かしてもいいというわけです。それにしても、陰陽道の神である土公神を文殊菩薩が招待するって、なんだか不思議な関係。「こじつけ」って言われても仕方なさそうですね。ちなみに、今年の夏土用の間日は、7/23,24,28,8/4,5の5日間です。他の年の間日の計算や、間日の計算方法を知りたい方は、

  http://koyomi8.com/sub/doyou.htm (土用と間日・丑の日計算)をご覧ください。

◇夏土用と健康管理
 夏の土用は、一年でももっとも暑い時期で、この間が「暑中」ですね(他に、小暑~大暑の間だとされる場合もあります)。土用はこのように猛暑の時期なので、昔から健康管理のための食養生の習わしがあります。もっとも有名なのが「土用の丑の日のウナギ」ですが、ほかに、土用餅、土用シジミ、土用卵・・・のように栄養価の高い食物を食べて夏を乗り切ると行った風習が各地に残っています。食物ではありませんが、「土用灸(どようきゅう)」といって、お灸をするとよく効くとも言われます。いずれも「健康管理に気をつけましょう」といった意味でしょうね。皆さんも暑い夏、健康管理にはくれぐれもご注意を。あ、その前に「暑い夏」が来ないと話にならないですけどね。ああ、夏よ来い、夏よ来い!(「2020/07/19 号 (No.5041) 」の抜粋文)

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