2020-07-30 [twitter投稿]
hippocampus460また、一輪返り咲き!オオヤマレンゲ(大山蓮華)-絵画風 https://t.co/9ptoilWo0K @hippocampus460より07/29 17:25 hippocampus460おはようございます!6時起床、天気 /満ちていく凸月(6時19分、輝面比74%)視認できず。今日は宵月、月齢9.2。月の入:1時06分、月の出:15時32分です(北九州) /今朝の空は霞んでいるが概ね晴れ!PM2.5のレベルは… https://t.co/ar5bzv4xmE07/30 06:29 hippocampus460『土用は「犬の日々(dog days)」?』hippo@home|https://t.co/dslUWktrXw07/30 13:52 hippocampus460『ミソハギ(禊萩)!』hippo@home|https://t.co/RWe1ktSuuj07/30 17:03 hippocampus460日中、良い天気に恵まれるが蒸し暑かった!(>_<。) PM2.5のレベルは8(10→8)、AQI:良い /午前中、菜園作業。サツマイモに掛けていた寒冷紗を外す。その後、畝、畝間の雑草を刈る。今日は半分だけ。カボチャの収穫、何か、病… https://t.co/sWLcmMIhFf07/30 17:23
土用は「犬の日々(dog days)」? [かわうそ@暦]
■土用は「犬の日々(dog days)」?
英語に『土用』に相当する言葉があるかを調べてみるとありました。和英辞典で「土用」を引くと
【土用】 (the) dog days. 《研究社和英中辞典》
へーー。で、何で土用が dog days なのか?こんな時には英英辞典が必要なのでしょうが、残念ながら私の本棚にはない。仕方がないので、ちょっと大きめの英和辞典で dog days を引いてみました。
【dog days】
暑中、盛夏。Dog Starが太陽と共に出没する 7月 3日ごろから 8月11日
ごろまでの期間。沈滞(停滞)期。
おっと、今度は説明文に登場した「Dog Star」も引かなくちゃ
【Dog Star】天狼星。Sirius(シリウス)《研究社新英和大辞典》
dog days と Dgo Star の説明からすると太陽がシリウス(おおいぬ座α星)と共に空に昇る期間を盛夏の時期として慣用的にそう呼ぶようです。土用は土用でも夏土用だけを指す英語ですので、完全に土用 = dog daysとは言えませんが、日本でも今は土用といえば夏土用だけを指すようになっていますから、dog daysは土用の英語表現と言ってもよさそうです。
◇シリウスと太陽が一緒だと暑い?
さて、ではシリウスと太陽が一緒だと暑い時期となるのかです。答えは・・・「たまたま」・・・というのがおそらくもっとも合理的な説明でしょうね。真夏の暑い時期、日中は暑くてたまらないので涼しい夜明け前に起きだして一仕事してしまうかと早起きして太陽が昇るのを見ていたら、太陽が昇る直前に明るい星、シリウスが地平線から昇ってくるのが見えた。次の年も、またその次の年もこんな光景が繰り返されていることに気が付くと、ああなるほど、シリウス(Dog Star)と太陽が共に出没する時期が真夏なんだとなります。そのうち、太陽の動きが予測できるくらいになれば、太陽とシリウスが同時に昇る時期を予測して「真夏の日」のようにカレンダーにしるしを入れることが出来ます。こういう「暦の季節点」的な使い方をしたとすると、これはまさに暦の雑節として用いられる「土用」と同じです。暦の上での「dog days」はこう考えると、その成り立ちは不思議なものではないのですが、合理的に作られ、使われていたものにも「不合理な理由」をつけたがるのが人間。なぜシリウスと太陽が同時に昇ると暑くなるのかと、たまたまそうだったという「たまたま」に何か理由があるのではないかと要らぬ思案をしてしまうのです。ではその思案の結果、何が思い浮かんだかというと・・・シリウスがどんな星かを考えると何となく分かる気がします。シリウスはおおいぬ座α星で、冬の星。おおいぬ座はオリオン座のちょっと後ろからオリオンにくっついてくる星座です。オリオン座の近辺は明るい星が多くて賑やかなのですが、その中でも一際明るく他を圧するような光を放つ星が Dog Star 、シリウス。全天の恒星の中でもっとも明るい星(太陽は除外して)です。このシリウスの名はギリシャ語で焼き焦がすもの・光り輝くものを表す言葉(Seirios)から生まれたものです。つまりこの「焼き焦がすもの」という名を持つ星が太陽と同時に空に昇って大地を焦がすのがこの dog days の期間ということなのですね。
◇7/3頃から8/11頃まで?
さて、こう考えてくると、太陽とシリウスが同じ方向にある時期という 7/3~8/11ですが、こんな風に幅があるということは、太陽とシリウスがぴったり一致するのはこの期間のちょうど真ん中かと思い、確認のために計算してみました。違っていました。太陽とシリウスの位置が一致する(赤道座標の赤経の一致する位置と考えました)日を計算してみると、今年なら 7/2頃。ちょうど辞書の説明にあったdog daysの期間の始まりの頃です。なるほど、このdog daysは、日の出の直前にシリウスが地平線から昇る様子が見える時期だと言うことのようです。計算などではなくて実際に日の出直前の空を眺めた昔の人たちの実体験から生まれた言葉なんですね。夏のこの時期、夜明け前に目を覚ましたならば東の空を眺めてみませんか。そこにはきっと「Dog Star」シリウスの姿が見えるはずです。(「2020/07/30 号 (No.5052) 」の抜粋文)
英語に『土用』に相当する言葉があるかを調べてみるとありました。和英辞典で「土用」を引くと
【土用】 (the) dog days. 《研究社和英中辞典》
へーー。で、何で土用が dog days なのか?こんな時には英英辞典が必要なのでしょうが、残念ながら私の本棚にはない。仕方がないので、ちょっと大きめの英和辞典で dog days を引いてみました。
【dog days】
暑中、盛夏。Dog Starが太陽と共に出没する 7月 3日ごろから 8月11日
ごろまでの期間。沈滞(停滞)期。
おっと、今度は説明文に登場した「Dog Star」も引かなくちゃ
【Dog Star】天狼星。Sirius(シリウス)《研究社新英和大辞典》
dog days と Dgo Star の説明からすると太陽がシリウス(おおいぬ座α星)と共に空に昇る期間を盛夏の時期として慣用的にそう呼ぶようです。土用は土用でも夏土用だけを指す英語ですので、完全に土用 = dog daysとは言えませんが、日本でも今は土用といえば夏土用だけを指すようになっていますから、dog daysは土用の英語表現と言ってもよさそうです。
◇シリウスと太陽が一緒だと暑い?
さて、ではシリウスと太陽が一緒だと暑い時期となるのかです。答えは・・・「たまたま」・・・というのがおそらくもっとも合理的な説明でしょうね。真夏の暑い時期、日中は暑くてたまらないので涼しい夜明け前に起きだして一仕事してしまうかと早起きして太陽が昇るのを見ていたら、太陽が昇る直前に明るい星、シリウスが地平線から昇ってくるのが見えた。次の年も、またその次の年もこんな光景が繰り返されていることに気が付くと、ああなるほど、シリウス(Dog Star)と太陽が共に出没する時期が真夏なんだとなります。そのうち、太陽の動きが予測できるくらいになれば、太陽とシリウスが同時に昇る時期を予測して「真夏の日」のようにカレンダーにしるしを入れることが出来ます。こういう「暦の季節点」的な使い方をしたとすると、これはまさに暦の雑節として用いられる「土用」と同じです。暦の上での「dog days」はこう考えると、その成り立ちは不思議なものではないのですが、合理的に作られ、使われていたものにも「不合理な理由」をつけたがるのが人間。なぜシリウスと太陽が同時に昇ると暑くなるのかと、たまたまそうだったという「たまたま」に何か理由があるのではないかと要らぬ思案をしてしまうのです。ではその思案の結果、何が思い浮かんだかというと・・・シリウスがどんな星かを考えると何となく分かる気がします。シリウスはおおいぬ座α星で、冬の星。おおいぬ座はオリオン座のちょっと後ろからオリオンにくっついてくる星座です。オリオン座の近辺は明るい星が多くて賑やかなのですが、その中でも一際明るく他を圧するような光を放つ星が Dog Star 、シリウス。全天の恒星の中でもっとも明るい星(太陽は除外して)です。このシリウスの名はギリシャ語で焼き焦がすもの・光り輝くものを表す言葉(Seirios)から生まれたものです。つまりこの「焼き焦がすもの」という名を持つ星が太陽と同時に空に昇って大地を焦がすのがこの dog days の期間ということなのですね。
◇7/3頃から8/11頃まで?
さて、こう考えてくると、太陽とシリウスが同じ方向にある時期という 7/3~8/11ですが、こんな風に幅があるということは、太陽とシリウスがぴったり一致するのはこの期間のちょうど真ん中かと思い、確認のために計算してみました。違っていました。太陽とシリウスの位置が一致する(赤道座標の赤経の一致する位置と考えました)日を計算してみると、今年なら 7/2頃。ちょうど辞書の説明にあったdog daysの期間の始まりの頃です。なるほど、このdog daysは、日の出の直前にシリウスが地平線から昇る様子が見える時期だと言うことのようです。計算などではなくて実際に日の出直前の空を眺めた昔の人たちの実体験から生まれた言葉なんですね。夏のこの時期、夜明け前に目を覚ましたならば東の空を眺めてみませんか。そこにはきっと「Dog Star」シリウスの姿が見えるはずです。(「2020/07/30 号 (No.5052) 」の抜粋文)