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【二月は逃げて走る】 [かわうそ@暦]

【二月は逃げて走る】
 二月という月は逃げるかのように早く過ぎてしまうものだ。正月が終わったばかりと思っているうちに、もう三月が目の前にきていることをいう。「二月は逃げて去る」ともいう。《成語林・初版》

 「一月はいぬる、二月は逃げる、三月は去る」といいます。月の名前と語呂を合わせて、日々の過ぎて行く早さを表した言葉です。うかうかと過ごしていると、あっという間に月日は過ぎてしまいます。まさに「一月が行ってしまい、二月は逃げてしまい、三月も去ってしまう」わけです。もっとも四月~十二月も同じですけれどね。この言葉が生まれた時代は、太陰太陽暦であるいわゆる、旧暦が使われていたことでしょうから、暦の一ヶ月の日数はどの月でも29日か30日で、二月もこのどちらかの日数でしたから、ことさらに二月の日数が少ないわけではありません。「二月は逃げて走る」といっても、これはあくまでも、心理的に「短い」ということを表した言葉のはずです。心理的なものといえば、二月は行事が立て込み忙しい正月が終わって、ホッとする月でしょうから、ついぼんやりと過ごしてしまうという要素も加わるのかもしれません。この辺は私の勝手な考えですけれど。さて、現在の(新暦の)カレンダーを見ると、二月は他のどの月よりも日数の少ない月です。日数的には他の月と変わらなかった旧暦時代ですらも心理的(?)には早く過ぎてしまうように感じる二月であれば、本当に他の月より日数の少ない新暦の二月は、どれほど早く逃げ去ってしまうのでしょう。一日一日を無為に過ごして、逃げ足の速い二月にまんまと逃げられてしまわないように、気を引き締めて過ごすことにしましょう。もちろん、二月以外の全ての月にもいえることですけれどね。

                          (「2024/02/01 号 (No.6333) 」の抜粋文)
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ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)! [ヘッダー画像]

181224no13.JPG
別名:クロシベエリ
2018.12.24撮影
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