「振替休日」の最多の年 [かわうそ@暦]
■「振替休日」の最多の年
今日は2/12。今年は2/11の建国記念の日が日曜と重なりましたので、本日2/12は振替休日となりました。そんなわけで今年の「振替休日」の具合を眺めてみたところなんと今年は5回もの振替休日があるではありませんか。これは振替休日の当たり年。これは振替休日の話を書いておかないと。ということで振替休日の話です。
◇振替休日の誕生
1973(昭和48)年4月12日 法律10 (即日施行)「振替休日」(第三条第二項)を追加。
祝日に関する規定をまとめた法律、「国民の祝日に関する法律」(略して、祝日法)に振替休日に関しての規定が加わったのがこのとき。それまでは、祝日と日曜日が重なると、休み一日、損した気分になっていましたが、これで一安心。
◇振替休日の新旧
2005(平成17年5月20日 法律43 (2007(平成19)年施行)
昭和の日(4月29日)にみどりの日(4月29日)を5月4日へ変更(昭和の日法案)。これに伴って振替休日と国民の休日についての小改正(2007(平成19)年1月1日施行)。2005年、いわゆる「昭和の日法案」が可決されました。「昭和の日」誕生という華々しい話の影で、振替休日につても微妙に内容が変わりました。その前後の条文を並べてみます。
・旧振替休日の決まり
「国民の祝日」が日曜日にあたるときは、その翌日を休日とする。
・新振替休日の決まり
「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。
ちょっと違いますね。祝日が混み合った、ゴールデンウィークなどでは、日曜と重なった祝日の翌日が更に祝日と成る可能性が出てきてしまいました。2005年の改正はこれを考慮したものと思われます。
◇振替休日と言う言葉
「振替休日」と当たり前のように書きますが、祝日法では単に休日とだけ書かれていて何処にも振替休日の言葉は登場しません。この呼び名は、他の休日と区別するために便宜的に使われた言葉だったのです。これって、意外に知られていない事実ですね。
※【参考記事】「国民の祝日に関する法律」 http://koyomi8.com/sub/syukujitsuhou.html
◇今年は最多?
振替休日は祝日と日曜日が重なることで生まれます。このため「○月の第△月曜日」のようにな移動祝日となる祝日は対象となりません。これがのぞかれるので現在の祝日の中では
・日付けに固定された祝日
1/ 1 元日 (0)
2/11 建国記念の日 (41)
2/23 天皇誕生日 (53)
4/29 昭和の日 (119)
5/ 3 憲法記念日 (123)
5/ 4 みどりの日 (124)
5/ 5 こどもの日 (125)
8/11 山の日 (223)
11/ 3 文化の日 (307)
11/23 勤労感謝の日 (327)
・春分日、秋分日に固定された祝日
3/20 春分の日 (79) ※春分日
9/22 秋分の日 (265) ※秋分日
の12日が振替休日を生み出す可能性のある祝日となります。祝日の日付けは2024年のものです。日付けに固定された祝日については勿論、他の年もその日付けですが、春分の日と秋分の日は年によって異なります(2020~2050年の間で考えると、春分の日は 3/20 or 21,秋分の日は 9/22 or 23)。祝日名の後の()は1/1を0日目として数えた年通日です。上記12日の内で日付けに固定された祝日については「Aが日曜日になった、Bは日曜日となる」となる組み合わせが出来ます(日付けが決まっていますから)。A,Bの年通日を7で割った際の剰余が同じならば同じ曜日になるからです。今年の例で言えば
建国記念の日
こどもの日
山の日
秋分の日
文化の日
の年通日の7の剰余は何れも6で共通で、この日の曜日は日曜日なのでこの5日について、振替休日が出来ることになりました。この5つの振替休日というのが現在の祝日法の下で考えられる1年の振替休日の最大日数となります。今年は振替休日が多くて嬉しい(そうでない方もいらっしゃるかもしれませんが)。ちなみに次に振替休日が5回となるのは今年とまったく同じパターンとなる2052年。当分こんな嬉しい年は来ないことが判りましたので、嬉しい今年の振替休日をタップリと堪能させていただこうではありませんか。
(「2024/02/12 号 (No.6344) 」の抜粋文)
今日は2/12。今年は2/11の建国記念の日が日曜と重なりましたので、本日2/12は振替休日となりました。そんなわけで今年の「振替休日」の具合を眺めてみたところなんと今年は5回もの振替休日があるではありませんか。これは振替休日の当たり年。これは振替休日の話を書いておかないと。ということで振替休日の話です。
◇振替休日の誕生
1973(昭和48)年4月12日 法律10 (即日施行)「振替休日」(第三条第二項)を追加。
祝日に関する規定をまとめた法律、「国民の祝日に関する法律」(略して、祝日法)に振替休日に関しての規定が加わったのがこのとき。それまでは、祝日と日曜日が重なると、休み一日、損した気分になっていましたが、これで一安心。
◇振替休日の新旧
2005(平成17年5月20日 法律43 (2007(平成19)年施行)
昭和の日(4月29日)にみどりの日(4月29日)を5月4日へ変更(昭和の日法案)。これに伴って振替休日と国民の休日についての小改正(2007(平成19)年1月1日施行)。2005年、いわゆる「昭和の日法案」が可決されました。「昭和の日」誕生という華々しい話の影で、振替休日につても微妙に内容が変わりました。その前後の条文を並べてみます。
・旧振替休日の決まり
「国民の祝日」が日曜日にあたるときは、その翌日を休日とする。
・新振替休日の決まり
「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。
ちょっと違いますね。祝日が混み合った、ゴールデンウィークなどでは、日曜と重なった祝日の翌日が更に祝日と成る可能性が出てきてしまいました。2005年の改正はこれを考慮したものと思われます。
◇振替休日と言う言葉
「振替休日」と当たり前のように書きますが、祝日法では単に休日とだけ書かれていて何処にも振替休日の言葉は登場しません。この呼び名は、他の休日と区別するために便宜的に使われた言葉だったのです。これって、意外に知られていない事実ですね。
※【参考記事】「国民の祝日に関する法律」 http://koyomi8.com/sub/syukujitsuhou.html
◇今年は最多?
振替休日は祝日と日曜日が重なることで生まれます。このため「○月の第△月曜日」のようにな移動祝日となる祝日は対象となりません。これがのぞかれるので現在の祝日の中では
・日付けに固定された祝日
1/ 1 元日 (0)
2/11 建国記念の日 (41)
2/23 天皇誕生日 (53)
4/29 昭和の日 (119)
5/ 3 憲法記念日 (123)
5/ 4 みどりの日 (124)
5/ 5 こどもの日 (125)
8/11 山の日 (223)
11/ 3 文化の日 (307)
11/23 勤労感謝の日 (327)
・春分日、秋分日に固定された祝日
3/20 春分の日 (79) ※春分日
9/22 秋分の日 (265) ※秋分日
の12日が振替休日を生み出す可能性のある祝日となります。祝日の日付けは2024年のものです。日付けに固定された祝日については勿論、他の年もその日付けですが、春分の日と秋分の日は年によって異なります(2020~2050年の間で考えると、春分の日は 3/20 or 21,秋分の日は 9/22 or 23)。祝日名の後の()は1/1を0日目として数えた年通日です。上記12日の内で日付けに固定された祝日については「Aが日曜日になった、Bは日曜日となる」となる組み合わせが出来ます(日付けが決まっていますから)。A,Bの年通日を7で割った際の剰余が同じならば同じ曜日になるからです。今年の例で言えば
建国記念の日
こどもの日
山の日
秋分の日
文化の日
の年通日の7の剰余は何れも6で共通で、この日の曜日は日曜日なのでこの5日について、振替休日が出来ることになりました。この5つの振替休日というのが現在の祝日法の下で考えられる1年の振替休日の最大日数となります。今年は振替休日が多くて嬉しい(そうでない方もいらっしゃるかもしれませんが)。ちなみに次に振替休日が5回となるのは今年とまったく同じパターンとなる2052年。当分こんな嬉しい年は来ないことが判りましたので、嬉しい今年の振替休日をタップリと堪能させていただこうではありませんか。
(「2024/02/12 号 (No.6344) 」の抜粋文)
今日(2/12)の夕方、西の空に見える月は【三日月】です [かわうそ@暦]
◆今日(2/12)の夕方、西の空に見える月は【三日月】。
新月後に初めて見える月が見えるのはこのころ。夕方の空に見える月であることから「夕月」、古代の美人画の眉のように細い月であることから「眉月」とも呼ばれます。
◆お月様の基礎データ
・月齢: 2.2 (2/12 の正午の値)
・月出:2/12 8時 4分 月没:2/12 20時 2分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):2/12 13時58分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 359900 km (平均距離の 0.93倍)。
月は平均より 25100km近く、見かけの大きさはいつもより大きいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)
新月後に初めて見える月が見えるのはこのころ。夕方の空に見える月であることから「夕月」、古代の美人画の眉のように細い月であることから「眉月」とも呼ばれます。
◆お月様の基礎データ
・月齢: 2.2 (2/12 の正午の値)
・月出:2/12 8時 4分 月没:2/12 20時 2分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):2/12 13時58分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 359900 km (平均距離の 0.93倍)。
月は平均より 25100km近く、見かけの大きさはいつもより大きいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)