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明日(2018/1/6)は部分日食 [かわうそ@暦]

■明日(2018/1/6)は部分日食
 明日は新月。旧暦では、ようやく十二月、師走になります。年の瀬ですね~。といっても流石に、年の瀬という感じではありませんが。

◇月の初めは日食から
 旧暦の月の始め、朔日は新月。新月は、条件がそろえば太陽と月が重なる現象、日食が起こることがあります。明日、2018/1/6の新月はこうした条件がそろって、日食が起こります。明日の日食は、東アジアから、太平洋の西部付近でみられるもので、日食の全体を見ると最大の食分は0.72。太陽の直径の72%くらいまで月が覆い隠す部分日食。残念ながら今回は地球上、どこでも皆既日食とはなりません。ただし、日本では全国で比較的見やすい時間帯の日食になります。日本で見える日食の始めと、最大食分及び終わりの時刻を掲げてみると、

  稚内 (始め) 8:49 (最大食)10:15 食分 0.58 (終わり)11:48
  札幌 (始め) 8:47 (最大食)10:13 食分 0.55 (終わり)11:46
  東京 (始め) 8:44 (最大食)10:05 食分 0.42 (終わり)11:35
  大阪 (始め) 8:41 (最大食) 9:57 食分 0.38 (終わり)11:21
  那覇 (始め) 8:51 (最大食) 9:39 食分 0.14 (終わり)10:31

 ※日時は日本時。計算はWeb「こよみのページ」の日食シミュレート(http://koyomi8.com/sub/seclips.htm)によるのようになります。最大食の箇所に書いた「食分」は欠ける度合いを示す数字で、数字が大きくなるほどかける度合いは大きく、この数字が 1.0を超えると皆既食となります。ご覧のとおり、日本では北に行くほど大きく欠ける、見栄えのする日食となります。稚内の最大食分は0.58ですから、太陽の直径の半分以上が月によって隠されることになります。東京や大阪でも、肉眼(ただし、適切な減光フィルターなどを用いてご覧ください!)でも十分にわかるくらいは欠けてくれます。

◇今回は竜の尻尾
 昔の人は、日食は天球の巨大な竜がその頭、あるいは尻尾で太陽を隠してしまう(頭の場合は飲み込むのかな)から起こると考えていました。竜の頭と尻尾は、太陽の通り道である黄道と月の通り道である白道の交差する点にあり、そのうち月の昇交点と呼ばれる場所には頭が、降交点と呼ばれる場所には尻尾があると考えていたようです。今回の日食の起こる場所は、月の降交点付近。よって、今回は竜の尻尾で太陽が隠されることになります。明日の午前中、晴れていれば、太陽を隠す竜の尻尾の形を、確かめることができるかもしれませんね。もちろん、太陽を直接見るのは、目に良くありませんので、十分に安全対策を行ったうえで、見上げてみてください。(「2019/01/05 号 (No.4480)」の抜粋文)

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ギョリュウバイ(魚柳梅)! [ヘッダー画像]

181221no34.JPG
JA直鞍 なのはな畑
撮影日:2018.12.21
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