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ピンクネコヤナギ(ピンク猫柳)! [ヘッダー画像]

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撮影日:2021.01.29
福智山ろく花公園
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124年ぶりの2/2の節分 [かわうそ@暦]

■124年ぶりの2/2の節分
 書かなくちゃなと思いながらずるずると遅れるいつものパターンで、かなり直前になってようやく書き始めた2/2の節分の話です。春の節分の日付は、ここしばらく2/3ということが続いておりましたので、節分は2/3で固定だと思っていた方もいらっしゃったかもしれませんが、今年は2/2となったことで、巷ではちょっと話題になっているようです。ま、確かに。前回節分が2/2となったのは1897年、124年前の明治時代以来ですから、そうした点を見れば、確かに話題になりそうですね。

◇立春の日が2/3になったので
 タイトルは節分ですが、節分の日付が変わった理由はといわれれば、それは立春の日が2/3になったからですという答えになります。何せ節分の日は立春の前日ですから(今までも何度も書いておりますが、本当は立春・立夏・立秋・立冬の四立の前日はみな、「節分」です。立春前日の節分以外は近頃は顧みられなくなりましたが)、立春の日が変化すれば節分も変わるわけです。立春は1985~2020年の間、ずっと2/4が続いていたので、現在40代前半くらいまでの方々は物心ついてからはずっと立春は2/4、節分は2/3という時代が続いていたことでしょう。これくらい長く続けば節分は2/3と決まっていると思い込んだとしても無理からぬことです。40代より上の方では「そういえば、2/3以外の節分の日があったかもな?」と覚えている記憶力のよい方もいらっしゃるかもしれません(私はおぼえていません。気にしてなかったというのが本当のところか?)。立春の日が2/4になるというのは、ほぼいつの時代でも成り立つのですが、この日以外にも2/3や2/5が立春となる年もあります。立春は二十四節気の一つで、現在の太陽の中心が黄道座標の黄経315°を通過する瞬間を含む日が立春の節入り日となります。立春と同じ二十四節気の仲間、春分や秋分の日に結びついた祝日の日付がたまに変化することは「休みの日が変わる」という形で印象に残りやすいと思いますが、春分や秋分の日が変わるなら立春だって変わるのは不思議なことではありません。

◇立春の日の変化
 節分の話・・・ですが、また立春の話です。今回、記事を書くにあたって過去と未来の立春の日を計算してみたところでは

  1885~1897の間には2/3が立春となる年があった
  1902~1984の間には2/5が立春となる年があった

 ということが解りました。ついでながら、2/3が立春になるのは2021~2099年の間。その後は、2014年から、また2/5の立春が現れるようになります。もちろんその間も2/4の立春もあります(2021から当分は2/3の節分は4年に1回。2057からは4年に2回出現するようになります。あとの日は2/4が立春)。なぜこうした変化が起こるかという理由ですが、立春の節入りの瞬間の間隔自体はほとんど変化無く356.242日ほどで一定です。立春の間隔が変化しないのに立春の日付がなぜ変わるのか? 日刊☆こよみのページ皆さんなら、既にお解りですね。そうです、閏日の挿入による暦の1年の日数変化がこの原因です。既に説明の中に「4年に1回」とか、2/3の立春と2/5の立春のあった時期の時期の区切りが1900年や2100年といった100年の区切り付近にあることで気づかれた方もいらっしゃるでしょう。これは、現在使われているグレゴリオ暦の閏年の決定に使われる年数に一致します。おさらいになりますがグレゴリオ暦の閏年は

  1.西暦年が4で割り切れる年閏年
  2.1であっても100で割り切れる年は平年
  3.2であっても400で割り切れる年は閏年

 という順番で判定すれば閏年が決まります。閏年とは、太陽の天球を巡る周期で決まる自然の1年(これを回帰年といいます)に暦の1年の日数を近づけるための工夫です。回帰年の長さは365.2422日と端数が付きますが、暦の1年の日数は整数ですので、完全に一致させることは出来ません。そのため何年かの日数の平均が回帰年に近い値となるように、閏年を設けて日数調整を行います。現在の閏年挿入の規則を適用すると暦の1年の平均日数がどうなるかというと

  ※回帰年 = 365.2422日
  規則1まで適用後 (365×4+1)/4 = 365.25日
  規則2まで適用後 (365×100+24)/100 = 365.24日
  規則3まで適用後 (365×400+97)/400 = 365.2425日

 ご覧のとおり、かなりいい線で近似できるようになります。とはいっても、これは長い間の日数の平均の結果であって、その途中ではこの平均の周りで凸凹がでます。その凸凹の影響が出たのが、今回の立春、そして節分の日付の変化の原因です。変わっているのは立春の方ではなくて、その立春の日付を表す「暦」のシステムの問題です。たとえとして私が使うのは、アナログ時計。太陽の動きという針の動きには変化がないのですが、その針の位置を読み取るために用いる時計の文字盤の固定の仕方がよくなくて、文字盤が動いてしまう。そのために針が一定の速度で動いても文字盤が動いちゃうので、読み取った時刻が変化しているように見えるようなもの、そう思っています。

  節分はなぜ変化した? 立春の変化は?

 と言う問題かと思ったら、実はこの問題は現在の暦の「閏の問題」だったんです。なんかつまらない結末でしたね。

※ついでに
 今回の記事を書くにあたって、資料として立春の日の変化を計算しました。折角計算したし、グラフ化もしたし・・・ということで、昨夜こうした資料を使ってWebこよみのページに一つ記事を書きました。

 
・立春の日付が変わるのはなぜ? (暦と天文の雑学)http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0175.htm

 です。本日の記事と重複(テーマが同じだから大部分がね)する記事ですがグラフがありますのでより解りやすいかと。お暇があれば、こちらの記事もお読みください。(「2021/01/29 号 (No.5235)」の抜粋文)

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ハーデンベルギア! [ヘッダー画像]

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和名:ヒトツバマメ(一つ葉豆)、コマチフジ(小町藤)
撮影日:2021.01.26
福智山ろく花公園
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明日(1/29)の夜空に見える月は【満月】です [かわうそ@暦]


◆明日(1/29)の夜空に見える月は【満月】。
月は日暮れの頃に東の空から昇り、翌日の夜明け頃に西の地平線に沈んでゆきます。新月から数えて15日目の十五夜の月と満月は同じものと考えられがちですが、十五夜と満月が同じ日になる確率は50%以下。案外はずれています。(今回も一致しませんでした)旧暦日による呼び名では【十七夜の月】です。

◆お月様の基礎データ
・満月の瞬間は 1/29 4時16分 (月齢は 15.6) ※満月とは、月と太陽の黄経の角度差が180度となる瞬間です。
・月出:1/29 17時28分 月没:1/30 7時49分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):1/30 0時43分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 378400 km (平均距離の 0.98倍)。

 月は平均より 6000km近く、見かけの大きさはいつもより少し大きいです。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)

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2021-01-27 [twitter投稿]



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マンサク(満作、万作、金縷梅)! [ヘッダー画像]

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撮影日:2021.01.27
福智山ろく花公園
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今日(1/27)の夜空に見える月は【十五夜の月】です [かわうそ@暦]

◆今日(1/27)の夜空に見える月は【十五夜の月】。
月は日暮れの頃に東の空から昇り、翌日の夜明け頃に西の地平線に沈んでゆきます。新月から数えて15日目の十五夜の月と満月は同じものと考えられがちですが、十五夜と満月が同じ日になる確率は50%以下。案外はずれています。(今回も一致しませんでした)

◆お月様の基礎データ
・月齢: 13.9 (1/27 の正午の値)
・月出:1/27 15時22分 月没:1/28 6時23分 (東京での時刻)
・南中(真南に見える瞬間):1/27 22時54分 (東京での時刻)
・南中時の月と地球の中心距離は 386600 km (平均距離の 1.01倍)。

 月は平均距離付近にあり、見かけの大きさも平均的です。お月様、見えるでしょうか?見えるといいですね。(「お月様のお知らせメール」の抜粋文)

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